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◎『投球障害肩』と『野球』のアスレティックリハビリテーションについて。(トレーナー用)
本日は、『野球投球障害肩』のアスリハについて説明しとうと思います。
怪我と解剖学がある程度できる前提でお話をします。
参考書
日本スポーツ協会
・アスレティックリハビリテーション
・検査・測定と評価
目次
・
◎ 『投球障害肩』と『野球』のアスリハ
○解剖
『肩関節』
・簡単に言うと肩の協調性を必要とした筋が必要だよ。
例
安定性なら、インナーマッスル
加速なら、大胸筋・広背筋
『メディカル系の視点』
・理学療法士やメディカルトレーナーよりに考えたら肩の運動連鎖を考える。
『ストレングス系の視点』
・日常生活が問題ない事を前提に
肥大系、パワー系トレーニングをする。
『股関節』
・体幹の回旋運動が投球動作の原動力の一つでもあるよ。
右側の肩投げなら、
右股関節は内転・内旋運動になる。
↓
ステップ脚
『解剖学的な表現』
・ステップ脚を接地した後にスポーツ脚を回転軸として骨盤が回旋する。
↓
例
右投げなら、骨盤は左に回旋する。
○動作とバイメカ
『動作の用語』
①ワインドアップ
②前期コッキング(アーリーコッキング)
※アーリーの意味:速い、前の
③後期コッキング(レイトコッキング)
※レイトの意味:遅い、後の
④加速期(アクセラレーション)
※加速を英語でアクセルと呼ぶ
⑤フォロースルー
『動作のイメージ』
①ワインドアップ
・投げる動作前
②と③コッキング期(前期と後期コッキング)
・投げる加速をつける為の準備
④加速期
・ある方向にボールに力を加える
⑤フォロースルー
・投げ終わった
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○主な怪我の種類
・投球障害肩
・インナーマッスル障害系
・肩の脱臼系
・短縮と伸張系の炎症
『発生機転』
・どこで?、どのように?、どうすると?
と痛いのか
それによって、怪我の場所も異なる。
○メディカルリハビリテーション
『痛みの改善』
・まずは痛みと炎症がなくなるようにしましょう。
例
温熱療法
寒冷療法
電気療法など
『可動域』
・肩の可動域を参考可動域くらいまで持っていきたい。
ただし、投げない方の肩は可動域制限があっても原則問題はない。
『安定性と筋力』
・投げる為の安定系のトレーニング
安定性がたもてるようになったら、
速くボールを投げたい。
↓
筋力トレーニング
○アスレティックリハビリテーション
・絶対的な条件日常生活に影響がない
・怪我のリスクを把握している
これらを守った上で、ガンガンにアスリハを行う。
なんで、こんなに抽象的な表現になってしまうのか?
理由は簡単。
怪我に対して、リハビリメニューを全て暗記できる訳がないので
その答えとなる基礎学術を身につければ答えはでるからである。
以上
侍トレーナー