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『ファイアーエムブレム 風花雪月』感想文① ~紅花ルート編~

前置き

今年の夏に酔った勢いで『GNOSIA』のSwitchパッケージ版を買った。そもそもPS Vitaで遊んでいたので手元に届いた時には何かの間違いかな?と思ったけど、まぁ好きなゲームだしハードが違うと何か違うところがあるのではないかとSwitch Liteを買った。
そしてしばらくグノ専用機と化していたSwitch Lite。相変わらず飽きずにプレイしているが(アニメ化おめでとうございます)、せっかくSwitch買ったんだしなので何か別のゲームをやりたいなーとも思っていた。そんなある日、学生時代からの友人(ゲーマー)から連絡が入る。
友「スパロボやったことある?」 ああ、あるよ。
「天下人やってたよね?」 良く覚えてるな。
「ガンパレやってたっけ?」 やったやった。
「無双系」 三國も戦国もやった。
「俺屍は…やってたな」 大好きさ。
「ジルオール」 個人サイト作るほど愛があるゲームです。
「アイマス」 最高。
「ギャルゲー」 ときメモくらい?
「乙女ゲー」 薄桜鬼はやったことある。
「最近なにやった?」 君が本体ごと貸してくれたパラノマサイトと俺屍、グノーシア。
その他怒涛のゲーム遍歴リサーチをされ、そしてオススメされたのが『ファイアーエムブレム 風花雪月』だ。

『ファイアーエムブレム』シリーズはビッグタイトルなので勿論知っていた。が、申し訳ない事に実際遊んだことはない。持っているのは「ドラクエ的な中世モチーフのRPGなのだろう」というフワッとしたイメージのみ。代表的な主人公も分からない。スマブラにも出てるよと言われたけどすなまいスマブラも一回もやったこと無いんだ。つまり、基礎知識はゼロである。マジで名前しか知らないことを伝えると友人は嬉々として「なら尚更やって欲しい」と告げた。信頼の置ける友人がそこまで言うならやるしかない。何の疑いもせずにポチった。
…ところで『風花雪月』はFEシリーズ最新作ではなく何か後に出ていたはず…。何故一作前の『風花雪月』を薦めるのか問うと「ストーリー含めていろんな要素が好みだと思う」「主人公の性別が選べるし同性婚できる」と。
私は基本型が百合オタなだけでNLBLGLわりと何でも食べれるオタク。やるしかないなと決意が固まる。prime会員なので次の日には届いた。お世話になっております。



以下はネタバレ含めて言いたいこと言ってるだけの感想文ですのでご注意下さい。
考察は無し。私が思った事を書いてるだけです。




1周目。女性主人公。担当クラス黒鷲の学級。

決め手はエーデルガルトの人を値踏みするような感じと単純に見た目が好きだったから。見た目だけならエーデルガルト>クロード≧ディミトリ。あと他の生徒とも会話したり情報みたりした結果なんだかんだでここが1番落ち着いてるクラスなんじゃないかなーと思った(後から問題児だらけだな…と思った)

まずは士官学校編。
生徒育成の自由度が高い。しかし私の見極めが甘すぎて普通に得意分野を伸ばすことしかしてやれなかった。というか中途半端に色々上げすぎて兵種も半端に取得させてた感じになってしまったのが反省点。
散策では釣りと食事で指導レベルが上がるので他聞に漏れず良く食べ魚に詳しい先生になる。お茶会ではお飲み物のチョイスは喜ばれるが弾まないトークにコミュ力の限界を感じた。なのに上がる好感度。出来た生徒達である。
節毎の課題出撃や日頃のトークでちょっとづつ分かる闇軍団の存在、紋章主義、個人のバックボーン、交流関係、自身の謎、のじゃロリの正体…。舐めてた、これは凄いボリュームだ。ジェラルトパパが刺された時ちょっとプレイを止めたくらいには感情移入し始める。

これでまだ第一部なのマジ?と思い始めた頃にエーデルガルトが戦争を仕掛けた。君が仕掛けるの!?と戸惑いの中、斬るか守るかの選択に迫られる。助けてソティス。まぁまぁ理由を聞いてみようやくらいで守るを選びレア様にすっげぇ冷たい目を向けられ、紅花ルート突入。こっわ…。

二部はひたすらツラい。
崖から落ちたらいつの間にか5年も経ってるし、みんな成長したねと喜ぶところかもしれないけど先生が川流れしてる間にこの子たちはずっと戦争してたのかと思うと何とも言えない…。他学級の子はどうしたのかと思ったらディミトリはなんかやさぐれてるし、よく分からないけどクロードのとこも倒さなきゃならないし。いやいやみんなちょっと落ち着いて、お茶でも飲みながら話をしようぜ。なんでそう物騒な方向に行くのさ、まず話そうよ頼むから!! †黒鷲遊撃軍† の名前を一晩かけて考えるくらいならその一晩で首脳会議開けたんじゃないかな!?…と、私がパニクっていても物語は進んでいき、最初に倒した生徒はリシテアだった。でもなんか降伏して仲間になったから、お、説得システムあり?そういう感じ?とホッとした。スパロボでもたまに原作での敵or死亡するキャラが仲間になる事があるけどそんな感じもあるんかートッド・ギネスじゃーん(『聖戦士ダンバイン』のキャラ。パッと浮かんだ)と思ってたらヒルダは普通に戦死したし、クロードは命乞いしてきたので見逃したら二度と出てこなかった。つまりリシテア以外は仲間にならなかった。いや、厳密に言えばマリアンヌ、レオニー、イグナーツはスカウトしてたしローレンツとラファエルは戦場で見かけなかったから(何故だろう?)ヒルダだけ殺ってしまったのだ。
現実は酷である。簡単にはトッド・ギネスにはならない(トッドも簡単ではない)。気持ちの整理がつかなくてちょっとプレイを止めた。

青獅子の子達も同様、シルヴァンで幼なじみ達を薙ぎ払い(意図的)、ドゥドゥーを全員で囲み(意図的)、謝りながらメルセデスを倒し(罪悪感凄かった)、ディミトリとエーデルガルトのムービー見てちょっとプレイを止めた。そしてアネット→お父さんの順で倒しても中断した。

ごめん
スカウトして悪かったな…
ごめんな…

直接の担任ではなかったけど一緒にご飯食べたし落とし物拾ってあげたし次に学級選ぶときの楽しみが幾つもあった子達を葬るだなんて…全員救えるだなんて思うなよと突き付けられる容赦の無いシナリオだ。紋章とか闇うごとか女神とか物語として勿論その辺は外せない要素だけど、人の想いや繋がりや変化ももの凄く丁寧に描かれていてそれによって戦争編の残酷さが増す。学生時代の終わりから主人公のいない5年でガラリと変わる生徒の纏う雰囲気も合わさって本当に隙がないゲームだと感じた。
友人が言った「ストーリー含めていろんな要素が好みだと思う」は見事的中したわけだ。おめでとう。さすが子供の頃からの付き合いだけあり私の事を良く分かってる。

しかしこのルート、地獄である。元生徒から批判受けまくり罵倒されまくりである。エーデルガルトのとしたいことも分からなくはないけど本当に戦争や侵略しか手立ては無かったのか。憎き闇うごと手を組むしか無かったのか。100%手放しで賛同できる話ではないなとも思った。でも先生が人に戻るのは良かった。神の世界から人の世界に変わるのだ。他のルートはどうなのだろう。違う地獄なのか。というかもしかしなくても帝国が仕掛けた戦争だからこれからずっと敵なんじゃないの?しんどい。けど俄然楽しみだ。

そして友人の言はもう一つ「主人公の性別が選べるし同性婚できる」。こちらも見事にやり遂げることが出来た。ヒルダを殺っちまった辺りでもう結婚どころじゃねぇのでは?と思ってたけど、エンディングが流れ他のみんなのその後を語られ中には結婚した子もいて、良かったね…!良かったね…!と拍手した(PTSDやシェルショックになってもおかしくなさそうな子もいたしね…)。せめて生き延びた子達には幸せになって欲しいんだよという先生心がまんまと芽生えていた。
後世にはこう伝わっている、という他者が語る表記なのも良い。きっと主人公も全部は知らないし、どこかで関わりが途切れてしまった子なんかももしかしたらいたのかもしれない、想像の余地があるエンディング。この子達の物語はこんな風に続いたかもしれないんだなぁとしみじみすると同時にあんまり支援値意識してなかったのを後悔した。おかげさまでソロエンドもそれなりに出してしまったよちくしょう。
エンディングも含めて、次は各キャラの感想を述べていこうと思う。



各キャラの感想、エンディング

・先生(女主人公)


好きなスクショ


最終兵種はニルヴァーナで槍がメインウェポン。なぜなら私が槍使い大好き人間だから。天帝の剣は荷物になるからは最終戦にしか持っていかなかった。良く食べ、良く釣り、良く道に迷う。渡せなかった落し物多数。悪魔らしく馬鹿みたいに敵を蹴散らし経験値を一人占めしレベルが頭三つくらい飛び抜けた。悪魔らしく冷酷冷徹なのかと思いきや意外とチャーミングな面もあってこのギャップに生徒は惹かれるのだろう。顔も良いし。
あと心臓がヤバい。あの埋め込み方はねーよw
紅花ルートやってるとエデレスが覇権なのがよく分かるなぁと思ったけど別の子と家庭を築きました。

5年前にも一生養う宣言したので
結婚しました


・ジェラルト

たまに出てきては緑の第三陣営扱いだから死ぬんだろうなと思って覚悟してた。けどあんなあっさり死ぬとは聞いてない。パパは傷の治りが早いとかそんな事は無かったのね…人の感覚のまま長く生きれてしまうってどんな気持ちなのだろう…。色々葛藤だらけの中で奥さんと娘はちゃんと愛しているという点はずっと描かれていたから本当に死んで欲しくなかった。帰ってきてほしい。教師になるのが大前提のゲームだけどパパと脱走するルートも欲しい。

墓前に結婚報告するからね…

・ソティス
もう一人の僕なのかと思いきやとんでもない事実があったのじゃロリ。物語の核になる女神様だけど友達とか姉妹に近いような感じ。ソティスが悪い訳じゃないのに女神がー女神がー言われてて少し気の毒。だけど本人そんな気にしてなそうで逆に先生の事を心配してくれてて好き。信奉したい。一体化して救ってくれた後、気配もしなくなったのマジで寂しかったし助けてソティスと思った事もたくさんあった。
ソティスエンドもあるの分かった時はちょっと迷ったけどこのルートじゃないなと思ってやめた。

マジで寂しかったシーン
ありがとうソティス

黒鷲の学級。今世の愛する生徒たち。
・エーデルガルト
戦争を起こした級長兼カッチカチな皇帝。紋章よりNO DAMAGEの文字が浮かぶ浮かぶ。最終兵種はアーマーロード。カイゼリンは諦めた。移動がなんかイマイチなこと以外は文句無し。成長も◎。
エガちゃんと呼ばれているのを知って草。更に派生の名前がいっぱいあって笑った。本人あんなにシリアスなのに。あと急に覇道とか曹操みたいな事言ってビビった。中二みたいな事も言い出すし、一人だけ師と書いて先生と読む尖った呼び方するし、なんか師の似顔絵描いてるし、クマのぬいぐるみ受け取ってくれるし属性てんこ盛りか。ツンデレクーデレみたいな見た目だけど普通なとこも多くて可愛い。

わかる
立て籠るエガちゃん


紋章至上主義社会の被害者。前述したように革命には賛同出来ないところもあるけど彼女の生まれや体験を考えればやむを得ないのかな…って。多分結婚できるのはこのルートだけなんだろうけど、師とはこのまま尊敬できる関係でいようぜとペアエンドはヒューベルトと。主従の行き着く先がフェードアウトっぽいのなんか良いな。

・ヒューベルト
暗躍、暗躍、そして暗躍。真っ黒な帝国No.2。ハリポタ詳しくないけどハリポタで見たような顔してる。お前は見た目からしてアサシンだろとそっち方面に育てようとしてすぐに諦め今世は無難にウォーロックにした。いつかリベンジしたい。
一部では正直好きではなかったしお前はいつかエガちゃんを後ろから刺すだろと警戒してたけど二部でガラッと印象が変わった。本当に最初から最後まで全てはエーデルガルト様の為だった。疑ってゴメン。ヒューくんは格好いい側近だよ。


フェルディナントとめっちゃ仲良くなったのにペアエンドは主と。どんな老後を送ったのか気になる二人。

漫才の一場面


フェルディナント=フォン=エーギル!



フルネーム叫び芸が愉快な次代のエーギル公。最初はびっくりしたけどすぐに名前覚えられたからヨシ。そんな感じじゃないのは承知だけど5年後も叫んで欲しかった。
最終兵種はパラディン。馬に乗ってるクセに凄い避ける。馬も優秀なのでは?
世間知らずな鬱陶しいお貴族様枠だと思ってたけど圧倒的常識人で光属性だった。悩んで悩んで一番成長したなーと感じるキャラクター。支援値上がってたヒューベルトはエガちゃんに、ドロテアは先生にかっさらわれたのでソロエンドを迎えた。政治的手腕を振るったようで安心した。好い人と添い遂げてくれ。

漫才の一場面

・カスパル
熱血少年。我が軍のエースアタッカー(物理部門)。早い段階から素手で戦う事を覚えたウォーマスター。4撃食らわす、どこかで必殺かます、避ける、ノーダメとあらゆる戦場で八面六臂の活躍を見せたくれた。彼のお陰で次の人生は素手で行くと決めた。

かっこよ


物理的に大きくはなったけど印象はあまり変わらない真っ直ぐ進む事で切り拓く人。紋章も無いし次男だから後も継げない。それでも腐らず前向きな所は見習いたい。
彼もソロエンド。軍務卿という大役職に着いても生涯破天荒だったんだろうな。

少年漫画みたいな後日談

・リンハルト
才能とサボり癖のあるヒーラー。動いては回復、動いては回復、時々攻撃。前線に出さないからレベルは低かったけどなんとかなった。エピタフとかにすれば違ったのかな?検証してみたい気もする。
彼も印象は変わらなかった。支援会話が悉くデリカシーが無くていっそ清々しい。カスパルと逆で後継ぎだし紋章あるのにそれに対する執着もなくやりたいことしかやらない。好きなことをやってやりっ放しのソロエンドになり笑ってしまったけどいい人生送ってんなとも思う。風月を友とする…とはちょっと違うかもしれないけどそういう日々には憧れる物がある。

有言実行である

・ドロテア
今世の妻。そして我が軍のエースアタッカー(魔法部門)。魔力が特出してる訳ではないけど撃って良し回復して良しで重宝しました。踊り子だったけどリシテア加入後はグレモリィにした。


顔が好みだったので付きまとってたら歌姫なのに趣味無しだわ自分が嫌いだわ食べられれば何でも良いだわで内面と背景がとんでもなかった。平民である彼女も彼女の母も紋章社会の犠牲者と考えると相当に酷い話だ。もっと世界への憎しみとか立身出世的な野心とか生まれても不思議じゃないのに、安定と幸せだけを求めているのがまた何とも言えない。歌姫時代も大変な事はあったけど歌劇団自体は(公に出せない裏事情とかもあるのだろうけど)良い居場所であったのだろうと思う。ありがとうマヌエラ先輩。
二部ではレベルアップの度に精神削られてんじゃないかって台詞ばかりでツラい(PTSD心配筆頭)。戦の適正抜群で5年も参戦してたのに普通の感覚を失わなかった人。生徒はみんな幸せになって欲しいなぁと思ってるけど一部から特に思ってたのはこの子なので指輪の相手に選んだ。おかげさまでプロポーズされた時の自信の無い反応も最後の一枚絵での告白も全部最高。退役してくれて良かった。波瀾万丈を乗り越えてちゃんと幸せなってくれて良かった。

一緒にお墓参りに行こうね

それにしても詩を贈り合う(可愛い)ってあの先生が良くやれたな。何かの手違いで令和の日本でも出版されたら是非とも買わせて頂きたい所存。

・ベルナデッタ
我が軍の狙撃手その1。序盤から終盤までトドメ役として活躍し先生の次に経験値泥棒と化し、スナイパーからボウナイトになり近距離では槍をぶん回した引きこもり令嬢。

やかましくて可愛い


一部はほぼ喋る壁でおもしれー女。二部での台詞はどれもハッとするものだった。父親も失脚し家のあれこれが無くなった上で自分の意思で外に出て、戦うようになった辺りに引きこもりだったベルの相当な覚悟を感じた。お花を供えに出てきてくれた所はちょっと感動した。引きこもりとはいえ自分本位では決してなく周りの事もちゃんと考えられる優しい子だ。支援会話はどれも愉快だったけどエンディング相手はまさかの死神騎士。最後までおもしれー女でいてくれてありがとう。

・ペトラ
異国の姫様だけど盗賊、アサシン、スナイパーと日陰みたいな職を経て最終的にソードマスターに。なんか良く狙われたけど回避と必殺の鬼なので無問題。良くMVPを受賞してた。狩人気質でかっこええ。


実は人質という立場の中で腐らす焦らず国の将来をしっかり考えていたのは偉い。仇敵の息子カスパルへの態度や隠した感情も込めて一番大人だなーと思ってたけど改めてプロフ見たら15歳なのに驚いた。リシテアと同じなの嘘だろ。
エンディングではアッシュと結婚。真面目と真面目の可愛い組み合わせ。

スカウト軍団。
二部からはゴメンという気持ちでいっぱいでした。本当にゴメンな。
・シルヴァン
いとも簡単に釣れた結果幼なじみと地獄を作り上げた王国の兄貴分。
順当にダークナイトにした。フェリクスとイングリットの戦場での会話を聞いた時はお前ホイホイ他学級に移籍してんじゃねーよとキレた(私が)。2度とスカウトしない。君はずっと王国にいろ。
先生に対しての殺してやりたい発言は勿論、ドロテアとの支援会話も好き。面倒見のいい二人が闇深いのが良いし、だからこそ分かり合えてしまう部分が多いんだろう。でも彼女は先生がかっさらったのでソロエンド。色々割りを食わせてごめんな、来世は青獅子行くからそこでもよろしく。二度と王国から出るな。


そんな慣習残ることある??

・アッシュ
ドラゴンアッシュ。我が軍唯一の飛行兵で戦場をあっちこっちしながら槍と弓でヒット&アウェイしまくる。騎士っぽい戦い方ではは無いな、ゴメン。
ロナート様の件があったから教会許すまじで帝国側に付くのは分からなくもないけど真面目過ぎてなんか心配になる。でも戦争だと割り切ってる感もあったから決めたことはやり遂げる芯の強い子なんだろう。


最終的に海を渡りペトラと結婚して王族の仲間入りを果たすシンデレラボーイ。来世ではよろしくな。また宝箱たくさん開けに行こうぜ。

・イグナーツ
我が軍の狙撃手その2。スナイパーだったけど突然アサシンにしたろと思った。最終戦は副官として配置。私の脳内では闇に潜んでいた。

強いぞイグナーツ!


スカウトが遅かったんだけど結構活躍させられたので満足。でも彼個人の印象は絵を描く事と女神信仰くらいかな。得意な絵もベルとエルの方がインパクト強いから不憫。金鹿ルートではもっと深掘り出来たらいいな。ペアエンドはドラマティックに再会したマリアンヌと。凄い穏やかな家庭を築きそう。

・レオニー
パパの一番弟子。なんだかんだ先生を定期的に励ましてくれる。好き。上手くいけば姉になってくれたかもしれない存在なのでは?そういうルートも欲しい。
最終兵種はボウナイト。槍投げばっかさせてた気もする。やたら必殺出すから火力は抜群。
良くも悪くもさっぱりした性格だし実家が貴族とかでもなく傭兵になりたいと言ってるくらいなので安心してスカウトできた唯一の人物。覚えてないんだけど闇うごが師匠の仇なの知ってたっけ?まぁいいやこれから一緒に殴りに行こうぜ。
リシテアを嫁にしてやるって言ってたのにソロエンドになった。なんでや。

貰ってやれよ!嫁に!


・マリアンヌ
回復要員が足らんと思いスカウトしたのに剣A+まで育ててアタッカーになった。ゴメンな、でも遺産持ってたからさ…。パラディンじゃなくてホーリーナイトだから勘弁してな。

二部から一気に好きになった子


最後の肩書き『呪縛解けて前へ』なのが凄い好き。紋章なんて、紋章のせいでは他のキャラでもいたけど、呪いと言い張る彼女ほどそれが全面に出て全てにおいて孤独で否定的になってしまった子は居なかった。だから純粋に嬉しいし、彼女本来の才能が発揮できているようなエンドも良かった。イグナーツも才能の話だったし何だかんだ共通点のある夫婦なのかもしれない。

・マヌエラ
妻の先輩歌姫であり先生の先輩教師でもあるお姉様。崇め奉らなければならない存在。ドロテアと対立させたくないという理由でスカウト。戦闘では半分副官、半分スタメン。エピタフにしようとして間に合わなかったけどお陰で剣と攻撃魔法を携え安心して前線に出せるプリーストに育ってくれた。

愚痴の相手に選ばれるくらい先生とも仲良しで嬉しい


ちょーっとズボラでちょーっと怒りっぽい自覚があるみたいだけどそれくらい何だよと思わせる魅力がたくさんある人。ギャグキャラの一角を任されているかのようなお茶目な面が多く今世の癒し枠。先輩をフるなんてデート相手軍団も見る目がないな。

歌声はギフトであとは自分次第、素敵です先輩


最終的にハンネマン先生と結婚したのなんか納得するし外伝も見ると恋愛の王道を往くカップルな気もする。

・ハンネマン
紋章大好きなナイスミドル。カスパル以外にも拳で戦わせたいなーと拳Bまで育ててみたけどカスパルほど避けなかったのでウォーロックに戻した。

会話の8割は紋章絡み


先生にも生徒にも人生の先輩らしい助言をするちゃんとした大人。紋章研究に携わるこの人も妹の件とか知るとほんとこの世界はさぁ…と思ってしまう。マヌエラ先輩と共に教職に戻るのも新たな世の中でも自分のやるべき事をしっかり見定めていたような良いエンドだと思う。二人が先生の立場でいてくれるのはなんか安心するね。

・イエリッツァ
いつの間にか仲間入りしてた死神。良く考えたら死神と悪魔がいる軍て普通にヤだね。敵側でクソ強かったキャラが味方になるとなんでちょっとアレ…?ってなるんだろう。いや恐らく私の使い方が悪い。支援値上げ下手くそなのとベルナデッタとも面白やり取りがインパクト強くてあと良く覚えてないっていうかよく分からない人。あなたは一体誰と関係してるんだ。

・リシテア
戦争中唯一仲間入りし私にスパロボ版トッド・ギネスを思い出させた天才少女。主にアッシュとベル(弓兵)、ドロテアとヒューくん(遠距離魔法)のせいでどう育てて良いのか方向性を見失い副官に置くのが多くなってしまった。ワープね、ワープ。
エルと似たような境遇で短命である事くらいしかまだ分からないけど、君の事ちゃんと知りたいと思ってるよ。金鹿いったらよろしくお願いいたします。
それとさ、レオニーが理想の旦那って言ってたのになんでソロエンドなのか教えてくれないかな?

ペアエンドがあると信じてた頃


ちょっと意味深なエンド。長生きして欲しい

印象に残った人
・ディミトリ
沢山のものを背負った王様。一部の爽やかな王子様はもういなかった。なぜエルと呼ぶのか、なぜ戦うのか、見えない部分がたくさんあって、彼と王国の全貌は分からない。分からないけど先生が5年寝てた代償は大きいぞ。最期の絵は悲しいとしか言えない。次は彼の学級へ行こうと決めた。

見たくなかった結末

・クロード
二部では大分精悍になっていた。ディミトリ以上に分からない。そもそも私は同盟の立ち位置も分かってない。命乞いしたその後も分からない。言動を見るに級長ズの中では一番話し合いが出来そうだと思うけど、今のところ私的には謎の男である。

ディミトリとの結末の差よ…

・ヒルダ
一番始めに殺ってしまった生徒。そもそも落し物受け取ってくれないしスカウト出来ないしお茶会してないしでクロード以上にどういう子か分からない。明るくて親しみやすそうな彼女はどうして戦場に出てクロード曰く「らしくない」選択をしたのか。金鹿ルート行ったらこの子を付け回そうと思ってる。

本当にどうして…

・レア様
パパが気を付けろよと言うからずっと警戒してた。キレ顔が普通に怖い。お母様大事なのは分かるけどちょっとキレすぎじゃない?貴女にも非がない訳じゃないのでは?
まだよく分からない大司教様。

こっわ


・闇うごの皆さん

今から殴りに行くからな。

他学級の生徒や学校関係者と戦争になるのは悲しかったけど、多分先生(私)より実際に担任として受け持ってたマヌエラ先生とハンネマン先生の方がキツかったと思う。課題協力みたく間接的に関わっていたのではなく、教え子に剣を向けた、が直に意味を持ってしまった。しかもペーペーじゃなくて教員として何年も勤めているだろう二人が。お二人ともそんなつもりでスカウトしたんじゃないんです信じて下さい本当に。
でもよく教職に戻ってくれたな。葛藤半端なかったのでは?



来世へ向けて

ゲームの感想なんて書いたこと無いけど自分の為にも書き留めておきたいなと思わせてくれたゲームでした。
今回の紅花ルートだけでも誰かの掲げる正義と相容れない違う正義のぶつかりを見せ付けられたので、別ルートで帝国が敵として描かれても絶対悪としては捉えられないんだろうなとひしひし感じた。上述した事の繰り返しになるが、方法は戦争だけどエーデルガルトの革命の根底にあるは世界を良くしたい思いで、それは別ルートではどう影響しているのか、どう映っていたのか、楽しみだし怖くもある。まぁ物語の大まかな流れは変わらないだろうから何回も中断することは無いだろう、多分。

そしていかに自分がゲーム下手か思い知る事も出来た。
もっと上手く育成出来たんじゃないか、もっと上手く戦場を攻略出来たんじゃないか、持ち物ちゃんと見ろ、スキルちゃんと見ろ、戦技ちゃんと替えろ、楽しいからって火計ばっかするな、支援値見ろ。

気分は呉軍


…初回女教師での他多数の反省を生かし今は男教師として青獅子の学級で教鞭を振るっている。カスパル見てたら楽しそうだったので、己の拳一つで身を立てたいと思う。めざせウォーマスター。おそらく今回も天帝の剣は四次元輸送隊で留守番だ。

よろしくお願いいたします

クリアしたらまた感想文書こうと思う。