全敗って悪いこと?
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こんばんは。1回戦負け常連の緑泉茶太郎です。
今回はこのようなコメントをいただきました。
「明日の(お店の名前)のショップファイトには参加しないほうが良いですよ。全敗して帰るのが目に見えています」
???
ちょっと意味が分かりません。
全敗して帰るのが目に見えているのが
どうしてイベントに参加しない理由になるのでしょうか。
ショップファイトは楽しむ場所です。
勝つために参加する大会ではありません。
もしかしたら、この方は
カードゲームに負けると、とても恥ずかしいと感じる方なのかもしれません。
この方はきっと、こう言われると自分自身がとても傷つくから
この言葉を浴びせれば、相手も自分と同じように傷つくと思ったのでしょう。
だから、そのために新しくアカウントを取得して
吐き捨てていかれたのだと思います。
でも、ちょっと待ってください。
「全敗って悪いこと?」
これが今回のタイトルです。
どうして「全敗するのが目に見えている」なら
「参加しないほうが良い」のでしょうか。
「負けたら相手が喜ぶ」
そういう話とも、少し違う気がします。
どうして、「勝った」「負けた」の話しか
しないのでしょうか。
勝ち負けは大切なことです。
カードゲームを始めたら、勝ちと負けに分かれます。
問題なのは
その話しかできない事がコミュニケーションエラー
というお話です。
たしかにチーム戦で結果が振るわなかったメンバーを
「戦犯」と呼ぶ文化はあります。
この文化は、あまり好きではありません。
「役立たずを切り捨てるなら、目先の利益しか考えないチームメイトを真っ先に切り捨てて後進の育成に励むべき」だからです。
アメリカに終身雇用制度が無く、実力主義社会なのは
奴隷制度のあった国家だから。
つまるところ「そんなんじゃ奴隷社会は渡っていけないぞ」
という声掛けが、
今回の「全敗するのが目に見えているから参加しないほうが良い」というコメントです。
ご本人はその逆なのでしょうから
「自分は優勝できるから参加する意味がある」
といったところでしょう。
つまり「自分は優れた奴隷で、奴隷社会を渡り歩くのが得意です」
みたいな自己紹介を
奴隷制度を持たなかった歴史の長い国の国民にされているわけで
「そ、そうなんですね………」と引き気味に頷くしかありませんよね。
これが、違和感の正体です。
アメリカン(奴隷制度のあった国)な前提で話を始められているから
噛み合わない感じを受けるということ。
彼らも必死に生きているんです。
が、生存競争を口にするなら負けるわけにはいきません。
「人権」とは、高いレアカードを買うことを指すのではなく
我々がすでに持っているものです。
そのような異世界が、日本の裏側に存在していて
そこではレクリエーションのカードゲームに対して
「全敗するのが目に見えているから来ないほうが良い」
という価値観が用いられているのでしょう。
裏の日本では、「人権」は高いお金を払って買うもの
今日、役に立たなかった仲間は「戦犯」
そして、新しく取得したアカウントで他の選手に
「全敗するのが目に見えているから来ないほうが良い」とコメントを送る。
くぅ~!!ハードボイルドな異世界ですね!
最高にクールですよ。
小学5年生の時にお別れした赤いドラゴンの炎が
中学2年生の頃に共に歩んだ黒い悪魔の炎が
この右腕と共にうずきます。
さぁ、オシャレな舞踏会の
開幕です。