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絵本×思い出(あおむし&恐竜&しろくまちゃん)

親によく言われるエピソードの一つで、昔、母が私を連れて旅行に行くのに、お気に入りの絵本を離さないので、仕方なく持っていったらしいです。結局、友人の家だかに忘れてきて、わざわざ後日、郵送してくれたそうです。本体よりも送料のほうが高かったらしいが、とても助かったそうです。

その絵本は、「あおむしピクとプク」というタイトルでした。あおむしピクとプクは、葉っぱのご飯を食べて、どんどん大きくなる。お母さんの作ってくれた素敵な洋服が入らなくなるくらい、大きくなります。丸々と成長して、ふくろう(だったかな?とにかく大きな鳥)に食べられそうになる。この大ピンチのページは、もうドキドキ!ハラハラ!していたのを今でも覚えています。そのあと、ピク(プクだったかな?)は、急に黙り込んで、糸にくるまって、声をかけても返事をしなくなる。その時の寂しさったら。その後、もう片割れのあおむしも同じ姿になる。いま思い返すと、サナギになってるってことなのですが、その静けさが、たまらなく淋しく感じました。その後、ピクとプクは、きれいな蝶になりましたとさ。めでたし。というストーリー。

もう30年以上前の絵本なのに、絵をよく覚えています。たぶん幼稚園で買わされた絵本の一つだと思うのだけれど、現在は本屋や図書館で探しても、全くお見かけできない。子供にも読んであげたいのに、悔しいなぁーと思っています。(検索すると、ハラペコあおむしばっかりヒットする。ハラペコも悪くないんですけどね。)どなたか知っている人いますかねぇ。

絵本は知育
 

上の子が新生児の頃。子育施設でおすすめされた本に感化され、いまでもその本は「読んでいて良かった」と思います。内容はうろ覚えですが、子供時代に与える声かけの大切さが書かれています。言葉のシャワーを与えること。たぶん絵本の言葉も含まれます。

この本から、夜の絵本の読み聞かせの習慣が始まり、いま6才4才の我が家は、多いときは1人10冊くらい夜に読みます。

赤ちゃん時代は、同じ本を何度も何度も!となると思いますが、頼まれるがままに読んでいたため、たぶん大げさではなく、1冊を1日100回くらい読んだこともありました。くだものいろいろかくれんぼ、何度もやりました。
少し大きくなると、上の子は図鑑系が好きで、学研の恐竜図鑑をランダムに開いて、これなに?これなに?と聞かれて、1時間近く教えてあげたのが思い出深い。カタカナばっかりで、修行のようでした。下の子は、ストーリー系が大好きで、2才頃にしろくまちゃんのホットケーキを親に読んでくれるまでになりました。私に読み聞かせしてくれる動画は宝物です。こぐまちゃーん、ホットケーキできたよー♪と、いま見返しても、とってもかわいいくて感激します。

絵本は思い出

1冊1冊に思い出深くて、写真と同じくらい処分しにくいです。でも、写真と違うのは、図書館とかで出会うと、読んであげた時間が蘇ることですね。気持ちが満たされます。
本の端を握っていた、指のまあるさとか、ふと頭をよぎります。いまの黒くのびた指も、もちろん大人に比べればかわいいんだけど。

このフレーズが好きで、いつも真似していたなーとか。このセリフで大笑いしてたな、とか。不思議です。

もっともっとたくさん、これからも読んであげたくなりますね。


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