【フランキーさんとわたし】No.8
フランキーさんは華やかなことが
ダイスキ
マサミちゃんとわたし
とっても田舎の大きな温泉旅館に泊まった日
わたしをトリコにする出会いが
まさみちゃんに誘われ
旅館内で大衆演劇を見ることに
第一部は観劇
「みいちゃん見て、あの着物素晴らしいわね」
「ちょっと見てちょうだい、豪華な帯ね」「あの着物は◯◯って言うのよ」
「みいちゃん、あの役者さんステキね」
ときおり、役者さんの口まねをしたり
マサミちゃん、観劇中なのに
おお忙し
(マサミちゃんが舞台にたったらいいのに)
なんてココロの中で思ってたら
クライマックス
隣ですすり泣くマサミちゃん
ひゃー
どこで泣く??
えーっ、泣く場面あった?
20代のわたしにはサッパリな感じで
第一部終了
「大衆演劇は二部編成よホホホー」
と、マサミちゃん
歌舞伎のように長い、中休みもなく
第ニ部 演舞スタート
ノリノリなマサミちゃん(笑)
そんな感じで
中盤さしかかったころ
長いカツラに着流しで
わたしをトリコにする彼登場!!
えーっ
めっちゃカッコイイ
大衆演劇なのにアイドルみたいに
キラキラ輝きながら
舞台を舞う彼
「みいちゃん、大衆演劇はね、自分のごひいきさんにおひねりあげるのよホホホー」
さすがに初日でおひねりはないかと思い
翌日もマサミちゃんと舞台鑑賞することに
「みいちゃん、彼におひねりあげるタイミング、わたしが教えるからホホホー」
と
いよいよ、わたしをトリコにした
彼登場
「みいちゃん、立ちなさい!!」
と
急いで席を立ってみたら
3秒経たず
マサミちゃんの大きなお手々が
わたしの背中を
バーン!!
ひゃー
よろけながら
彼の着物になんとか
おひねり差しました(苦笑)
マサミちゃん
タイミングはおてやらわかに(笑)
※実話です(笑)
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