親子で悔しかった
2年生の娘、集団下校をしているのに今だに私のお迎えを希望しています。学校から大きい国道まではお友達と来てもらって私は国道の信号で待って合流しています。お迎えに行っている保護者は私だけなこともありますが、1年以上の関わりからどの子もよく話しかけてきます。
昨日も合流するなり何人も話しかけてきました。娘も少し沈んだ表情で何か言ってきましたが5・6人からの話と車の音でよく分かりません。またゆっくり聞くつもりで「うん、うん」と終わらせていました。
暑い時間だし、疲れているだろうからとにかく先を急がせることに気持ちが行く私です。列に並ぶ娘と斜め前を歩く女の子の声が耳に入ってきました。
女の子「まだそんなこと言ってるの?」
娘「…だって…悲しかったんだもん…」
私(何事?)
女の子「それは娘ちゃんが遅くて悪いんでしょ?」
娘「靴自分の場所で履いて急いだよ。だって日直のを…」
娘の話を切るように
女の子「日直の仕事は日直に言ってやらせればいいんだよ。娘ちゃんがすることない。」
娘「でも…でも…」
私も娘の話を何も聞いていないので下手なことは口出し出来ません。いつも率先してワイワイ帰りますが黙って別れる所まで来てさよならしました。途中で私の様子がおかしいのでどうしたのか聞きに来る娘と子供たち、早く帰りたいとはぐらかしながらの帰宅でした。
私「娘、2人になって静かになったらちゃんとお話して、聞かせて。」
(すぐに話し始めるので止めながら家まで帰ります)
私「手洗いうがい~、で?お待たせ。聞くよ。」
娘の話が始まります。
娘「帰り靴箱で靴を履いていたら“全員揃ったー”って私の下校班が出発してしまったの。私まだなのに置いていかれた。○○ちゃんだけ(1番後ろを行く子)が気付いて待ってくれた。靴箱が遅かったのは日直さんがする仕事をしてなくて私してあげてたの。だから靴箱へ行くのが遅くなって。」
私「娘、その日直の仕事をしたことは先生知ってるの?」
娘「うん、先生に日直さんが忘れてるよ、するねって言ったら“ありがとう”って言ってた。」
私「おし、分かった。先生知ってるんやな。娘はいいことをした。」
娘「でもね、私まだやのに先に出発されて待ってくれなかった。」
泣く娘を見ていて私も心が締め付けられ涙があふれました。
私「娘、もうそんな時は1人でおいで。ママは毎日いつもの所で待ってる。絶対待ってるから待ってもらわなくていい。ママは娘のお迎えに行ってるの。他の子は他の子。あそこまでは来られるでしょ?そしたらママと楽しく帰ろう。娘、あなたは今日いいことをした。ママはそれが嬉しい。」
2人で泣くだけ泣いて2人の答えを出しました。
自分の仕事でなくても気付いてやってあげたことはいいこと、だからママは嬉しいからまたどんどんしてあげてほしい。
もし、揃ったと班が出発したら待ってもらわなくていい。ママはお迎えに行っているから一緒に帰ろう。
そう取り決めました。今回女の子のいう“日直の仕事は日直がする”というのは理解できます。確かにそうかもしれません。ですが気付いた娘がしたことは“いけないこと”だったのか、私はそう思えませんでした。なので娘には良くやったとほめました。待ってもらえなかったのが悲しかった、それを伝えることはいけなかったのか、自分の気持ちを声に出して伝えられたことは悪いことだとは思いません。ただし、私と合流するまでに娘がしつこく言い続けていたのかもしれないのでこれは見ていないので発言出来ません。
学校という集団生活が始まって日々大なり小なり問題がおこります。これは社会に出る練習となっているはずです。こちらが折れるところも必要ですが、全て他者の言いなりというのも納得がいきません。娘が正しい(良い)と思うことを理解してやり、私たち親の意見も聞いてもらい、お互いにすり合わせて家族としての考えをしっかりもち、世の中で恥ずかしくない大人に育ってほしいと思います。
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