せつないね
新学期が始まり、以前からの仕事に出る主人に窓から手を振る娘の寝起き行事も始まりました。
その娘から2日目にしてしみじみ言われたこと、それは…
娘「ママ、何で私は手を振らなければならないの?私だってしんどいんだよぉ。」
寝起きが悪い娘を布団から早く出させる作戦でした。早く起きてくれるならこんなことはしなかったのです。
私「それなら早く起きてきてくれる?起きてくれるならしなくていいよ。」
娘「起きるよ。」
とのことで次の日から試験的に止めることにしました。主人にはこの日の夜に明日から行ってらっしゃいのお手振りはなくなったと伝えました。娘が窓を開けるのを待ってくれているので伝えておかないといつまでも待つことになるからです。
主人「うん、毎朝窓開けて面倒そうに手を振って反対の手は早くから窓を閉めにかかってるもんね。」と苦笑いです。
次の日、声をかけると娘は起きてきました。有言実行、かなりの驚きでしたがよほど面倒で逆戻りしたくなかったのでしょう。娘はこれで良かったのでしょう、ここで主人が帰宅して言うのです。
主人「もういいんか?朝出発せず待たなくて。手振らなくていいんか?」
朝の恒例行事となっていた行ってらっしゃいがなくなって寂しいのは主人でした。これはそもそも私が思いつきで始めたことでした。娘は起きる、主人は手を振ってもらえる、一石二鳥だと喜んでいました。
それが娘にとっては迷惑だったわけで、主人は出発が少し遅くなりながらも付き合ってくれてました。が、「不要」とハッキリ言われた主人は吐き捨てました。
主人「分かった、もう待たんからな。」
すねちゃいました。父親とは可哀想でかわいいものですね。