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合同説明会の常連
再び仕事に寝坊をしてしまった。特に昨日何かがあった訳ではないのだが、それでも寝坊してしまったあたり、疲れていたのだろうか。毎晩スマホのアラームを確認しているのだが、無意識に切ってしまったのかもしれない。そんなことが無意識にできるかわからないが。
会社へは腰痛が悪化して動くのが辛いので、午前は休みますと言って凌いだ。慢性的な痛みがあるので腰痛は間違っていない。どうせ大した仕事などないのだからと思っていたら、こういう時に限って仕事が山積みになっていたりするのである。嘘をついたのもしのびないので、残業して一通り仕事を終わらせたのだが、帰る際に挨拶した時の上司の顰めっ面が頭に残る。難しい問題にあたっているだけだと信じたい。
合同説明会について昨日書いたが、繰り返し合同説明会に行っていると、名前を覚える企業も出てくる。それだけ企業として参加をしているということである。この前行った時は、以前私のトラウマになった企業もまた参加していた。そうなってくると、疑問が湧く。その企業は採用をしていないのだろうかと。
大体の場合、どの企業にも人は入るし、さながら大学のサークル勧誘の如く道ゆく就活者に声をかけていたりするので、面接する相手に困るということはないように思える。ということは、純粋に求める人材ではないが為に不採用にしていると考えるのが筋だろうが、邪な私としては別の邪推もしてしまう。
表向きを取り繕うのは就活生も企業も同じであるが、もしやこういった企業はブラックであることを隠してこういった場に来ているのではないか。そして、いざ入社した人がどんどん辞めていくから、慢性的に人手不足なため募集をかけているのではないかと。
もちろん、規模の大きな説明会なので、事前に運営からチェックは入っているだろうし、今時は売り手市場などといってどこも人手不足である。私の会社とて例外ではない。おそらく聞けば募集をしている理由を話してくれるだろう。というより、これまで聞いたことがなかったので、次から汎用的に使える質問事項として使うことにする。
さておき、そういった形で色々説明のしようなどいくらでもあるが、それでも何事にも本音と建前があるものである。実際のところはどうなのか、ブラック過ぎて人がどんどん辞めているのではないかという連想は、否が応でもしてしまう。
そういった繰り返し参加している企業は、どちらかと言えば現代的な、私が言うところの令和の企業で、社員への対応など特に気を使っていそうな社風に見える。それとはまた別にInstagramにありそうなキラキラした写真などを掲げているちょっと危ない感じの企業もあったりして、おいそれと判断できるものでもない。
どうあれ、説明会に来ているということは採用しなかったか、人手不足かのどちらかで、それ相応に困っているということは間違いない。ただ、だからといって何度も参加して、合同説明会の常連と化してしまっていると、こういった推測もしてしまうのは仕方のないことだろう。
などと言う私も、いまや立派な合同説明会の常連である。採用したい企業と採用されたい転職者、側からみれば利害が一致しているように見えはするが、それで片付くほど就活は甘くないのは百も承知である。双方共に、早急に常連から卒業したいものである。