毎日のクロマチックスケール、苦手な練習をする意味
今日のベース練習は約1時間。
全て基礎練でした。
最近はクロマチックスケールを入れた練習を、なるべく毎日するようにしているのですが
そのおかげか左手が大分動くようになってきました。
やっぱり上達する練習だなと改めて実感。
個人的にはクロマチックスケールは嫌いな練習で、10代の時から音楽学校で練習させられたけど
フレットを1つずつ抑えて1弦ずつ上り下りするだけのクロマチックスケールは、正直面白くなくてやりたくない練習の1つでした。
しかも凄く地味な割に左手の負担は半端なく、こんなの弾いて上手くなるのかと思っていたぐらいです。
だからベースを再開した時もクロマチックスケールはあまり練習しなかったんですけど、苦手な練習こそ上達のカギ!とのお告げを受け。
まあそうだよなと、やりたくないクロマチックスケールを本気で取り掛かることにしてみました。
やりたくなかった理由は苦手も勿論あったんですが、面白くなくなってまたベースを触らなくなるのが嫌だったというのもあります。
そして実際にクロマチックスケールをやり始めると最初は全然手が動かず、特に小指から人差し指に向かう動きが全くと言っていい程弾けませんでした。
そもそも人間の手は人差し指からの動きは得意だけど、反対の動きは苦手な作りになっているんですよね。
やっぱりしんどくて、ここでちょっと嫌気が差す。
でも毎日続けるとみるみるうちに手が動くようになっていき、それまで薬指と小指が独立して動かなたっかのも改善されていくようになりました。
今では小指からのクロマチックスケールも難なく弾けるようにまで上達しています。
人間の体って面白いもので、たとえ苦手な動きだったとしても毎日続けていると徐々に体が適応してくる。
結局はあれなんですよね、左手の負担が半端ないというのは、その分上達しやすい練習という証拠でもあるんですよね。
10代の頃はそれが理解できず、自分ができる練習だけをやっていた気がします。
でも自分ができる練習をしたって大きく上達するわけもなく、苦手意識を感じる練習こそ上手くなる要素が含んでいるのですよね。
それに少しずつ弾けるようになっていくのはやっぱり楽しいし、それがモチベーションアップにも繋がっています。
とはいえ、今もクロマチックスケールはつまらないと感じることはあります(笑)