相棒のベース「スティングレイ」の思い出話し
今現在、僕が所有している唯一のベースは
アメリカに本社を置く、アーニーボール・ミュージックマンというメーカーの「スティングレイ」というベースです。
僕はGLAYが好きで音楽に興味を持ってベースを始めましたが、何の因果かベースの名前にグレイが入っているのですね!
まあ完全に関係ないし、何ならスティング・レイですけどねw
それはいいとして何か月か前に、僕がベースを始めたきっかけについて記事にしましたが。
初めて自分のベースを買う事にワクワクして、帰ってきてから初めて鳴るベースの音に興奮していました。
ところが、この時に買った初代ベースは手放してしまって、今は2代目のスティングレイのみとなっています。
今回は今の僕の唯一の相棒となっている、このスティングレイについて語っていきます。
正直言うと、僕は楽器の専門的な事には疎いです。
だからここでは僕と相棒との思い出話しです。
もしスティングレイ自体について詳しく知りたい人は、YouTubeなんかで詳しく解説してる人がいるのでそっち見てください(丸投げ
本題に入ると、僕がスティングレイを買ったのは19歳の時でした。
この時はちょうど音楽学校に通っている時で、同級生となる2人のベーシストと共に切磋琢磨してました。
この頃の僕は邦楽は全く聞かなくなり、洋楽ばかり聞くようになっていました。
あれだけ好きだったGLAYも全然聞かなくなっていました。
なんかこの時の僕は変な方向に走っていて、
「いや日本の曲なんて! やるなら洋楽っしょ!」
みたいに思い込んで、完全に洋楽かぶれになっていました。
ハッキリ言ってアホですね!
とはいえこの時聞いていた洋楽は、今でもちょいちょい聞いています。
ヴァン・ヘイレンが特に好きです!
そして、それが影響してスティングレイが欲しくなります。まあ海外アーティストでスティングレイを使っているベーシストがいたわけです。
しかし田舎の楽器店にはスティングレイは当然置いてなく、ネットで注文して購入しました。
確か当時で22~23万円ほどはしたと思います。貯金全てを叩いて買いました!
そうして僕の元にやってきたのが、このスティングレイ君です。
ヘッドにしっかりと、アーニーボール・ミュージックマン・スティングレイと表記されてます。
そしてこのベースは裏通しと呼ばれる、ボディの裏から弦を通すタイプです。
なんか裏通しは珍しいと聞いたんですが、実際どうなんですかね。
僕はその辺意識したことないですw
そしてスティングレイはアメリカ製と日本製の2種類あるそうですが、
僕のスティングレイはMade In USAになります。
見分け方はヘッドの裏に、
写真の表記があればアメリカ製になります。
日本製になると、ヘッド裏の表記そのものがなく無印になります。
僕が注文した段階ではアメリカにいて、太平洋を渡ってやってきました。
ハードケースという大きなケースに入っていて、さらにそれが大きな段ボールに梱包されて家に届いたので、親がびっくりしてちょっと怒られた記憶がありますw
こうしてやってきたスティングレイ、初めて弾いてときは驚きました。
家にある小さいアンプなのに、とんでもない爆音で鳴りました。
ボリュームは普通に絞ってあるし、初代ベースは全然大きな音にならないのに。
とんでもないパワーを備えていて、当時は完全に僕はスティングレイに翻弄されるようになります。
音楽学校の講師も、あまりにうるさいから渋い顔をしていましたw
まあベースのプリアンプを使わなければいいだけの話しだったんですけどねw
でもさ、せっかくの機能を使わないなんてもったいないじゃん。
一緒にベースを習っている他の2人のベーシストはピック弾きで僕だけ指弾きでした。
セッションをすると、当時の僕は右手のピッキングがまだ弱かったので、ピック弾きの2人にパワー負けしてるとこはあったんです。
ところが!
なんということでしょう、スティングレイに変わった途端、僕の指弾きでもピック弾きの2人のベースを食ってしまうじゃありませんか!
だからスティングレイ本来の力で弾いてたら、「うるさいからダメ!」って途中から講師に禁止されましたw
それからしばらくは初代ベースを学校に持って行って授業を受けていたんですが、うるさいって言った講師から
「ユウガ君、スティングレイ持ってこないの?」
って聞かれて、
(いやいや、あなたうるさい言うてましたやん!)
て内心ツッコみを入れw
でも確かにスティングレイ買ったのに全然弾いてなかったし、初代ベースはパワー弱いし、安いベース(8万円全然安くない!)だしで、
スティングレイだけあればいいかと思って初代ベースを売り飛ばしてしまいました。
ブ○クオフに・・・しかも3,000円で・・・マジでアホかよ・・・当時のオレ・・・
もしタイムマシンがあるなら、2回過去の自分を殴り飛ばしたい時があるんですが、その1回が正にここですねw
それに初代ベースはパワーが弱かったんじゃなくて、単にスティングレイのパワーが強すぎるだけなんですよね~
この辺が当時の僕の浅はかさが出てしまっています。
ここからは完全にスティングレイが僕の唯一の相棒となって、音楽学校に通う事になりました。
初めての海外、スティングレイと共にアメリカのロサンゼルスへ
音楽学校に入って2年目、20歳直前のぎり19歳の頃。研修という名目でアメリカのロサンゼルスに1週間行くことになります。
僕にとっては初めての海外、そしてスティングレイにとっては正に里帰りです。
サンルイスオビスポではないけど、同じカリフォルニア州だからほぼ里帰りですね!
そして、この渡米が僕がスティングレイで初めてステージに立って人前で演奏する事になりました。
学校主催のライブでしたが、日本の生徒、アメリカの生徒半々ぐらいの前で演奏しました。
おそらく100人以上はいたのかな?
ちょっとうろ覚えです(^▽^;)
ロサンゼルス校は非常に広くて、野外ライブができる設備まで整ってました。
夕方から始まった各生徒のライブイベントは、夜遅くまで続いて正にフェスといった感じでした。
これはホントちょっとした自慢話ですけど、僕とスティングレイの初ライブが学校主催とはいえアメリカのロサンゼルスですよ!
アメリカきらやってきたベースの初ライブをアメリカで出来るなんて!
こんなことって中々ないですよね。
もっと言えば、僕もアメリカでライブしたことあるんやで!(ドヤァ!
はい、ウザいのでこの辺にしときますw
ちなみに、この時に演奏したのはロックアレンジしたTHE BOOMの島唄でした。
「なんでアメリカに来て島唄やねん!!」
当時の僕は本気でそう思ってました!
いや、今でもちょっと思うかもw
本当はヴァン・ヘイレン弾きたかった!それこそヴァンヘイレンってカリフォルニア出身のバンドだし!
でもこれは僕にとっては本当に大きな経験だし、今でも忘れられない思い出です!
唯一の「Made In USA」
これはスティングレイとは直接関係ないんですが、僕の中で強く印象に残ってるので話していきます。
僕にとって初めての海外、ましてやアメリカのロックバンドも好きだったから、
せっかくならアメリカならではの物をお土産に買おう!
って決めて、1週間の滞在中に色々買っていました。
そして帰国の日が近づいてきて、ホテルの部屋で荷物を整理していた時、僕はある事に気づきます。
アメリカで買った物の中に、「Made In USA」が1つもなかったんです。
それに気づいた僕は荷物を見ながら思わず叫びました。
「Made In USA、オレのベースだけじゃーん!!!」
約150ドルしたサングラスは、よく見たらMade In JAPANだったし。
日本で作られてアメリカ渡ったのに、日本人に買われて結局帰国させられるというねw
ちなみにそのサングラスは今も車で使ってますヽ(*´∀`)
あとロスの楽器店で買ったチューナーはMade In TAIWANだったし。
ホテルに戻ってきてウッキウキでチューナー取り出して説明書見ながら操作確認してたら、
「あれ? そういや何で説明書読めるんだ?」
って説明書半分ほど読んだ時に日本語なのに気づいて、慌てて箱見たら台湾製!
その他もMade In ChinaだったりVietnamだったり!
日本から持ってきた自分のベースだけが唯一のMade In USAって・・・w
こんな皮肉あります?
結局何にもアメリカならではの物を見つける事ができず帰国の途に着きましたw
さいごに
そういえばアーニーボールの公式サイトで、スティングレイの型番を入れると詳細情報を見ることができるんです。
それを知ってやってみたら、僕のスティングレイは2002年7月18日に本社工場で製造されてました。
その検索をしたのは7月19日で、
「おまえ昨日誕生日やったんか~! おめでとう!」
って言っちゃいましたw
でも現地時間で考えたら日本の19日が向こうは18日になるから、ちょうど誕生日に知ったともいえるかもしれない!
僕のスティングレイ、今年で22歳だったんすよね。
若い!
いや、楽器で22歳って若いのかなw
これからも大事に弾いていきたいと思います!
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