沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
以前、沖縄一人旅行をしてきました〜!
元々旅行を計画してたのですが、ちょうど2泊3日オーシャンビューで3万円で那覇市内に泊まることができました。
ただ、近年稀に見る雨男なので三日間雨予報でしたので前日に離島に行くフェリーをキャンセルすることになりました。笑
予定を組み直したら1日空いてしまいました。
なので、何しようかな〜と調べていたら1日楽しめる沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)が出てきました!レンタカーを借りない旅にしたので、モノレールで朝一番で首里城に行き、その後モノレール「おもろまち駅」で降りていってきました!
※ちなみに、「おもろまち」ってなんでいうのかは博物館に答えがありました。
アクセス
ほぼ一本道で、駅を降りると遊歩道になっているため、分岐点を右に進み、すぐの階段を降りてまっすぐ進むと10分くらいで着きます。
わからないですが、多分正面ではなく裏口?に着きます!笑
料金
常設展示の料金だけですが、一般で博物館は530円、美術館は400円です。(2022年10月現在)
ただ、下の写真にあるように美ら海水族館や首里城公園の半券チケットがあると20%OFFになるので、お得に行けました!!
外観と内観
外観は軍艦のような要塞のような窓が見えないので、圧倒的な存在感があります。
映画『もののけ姫』に出てくる「たたらば」のような感じがしました。
語彙が少ないので、これぐらいしか表現できませんでした。。。
また、野外展示もあり、琉球の伝統的な民家がありました!
美術館常設展示
戦中での出来事への反発、不安、怒りなどが表現されていたり、戦争での傷と戦後の復興への葛藤が表現されていると感じました。解説にも書いてありましたが、戦争という悲惨な出来事を後世に残して伝えること、そして、当時の体制への批判を絵画としてだけでなく、オブジェとして残し訴えており、何を伝えようとして表現しているか伝わってきたような気がしました。
絵画についても、全体的に重々しく暗く、戦時中の作者の不安や怒りなどの気持ちが伝わってきました。なかには凄い綺麗な青空と海に牛の頭蓋骨があり復興という未来へ向かう気持ちと戦争体験での不安や恐怖との葛藤が伝わってきて、なんとも言えない気持ちになる作品があり、改めて戦争体験の悲惨さや人々に与えた悲しみなどを認識しました。
展示では戦後の体制からアメリカ文化と日本文化が混ざり、本土化も進む中、大和人になれない人が多くいるという当時の県知事の言葉がありました。そして、現代では沖縄の文化、言葉を知らない世代のウチナーンチュになれない人が増えており、そこでも目に見えない葛藤があると思いました。もう一度、本土復帰50年の節にふりかえり、未来へすすむための展示だったと思います。今の自分たちの立場や環境があるのは、戦争という辛い出来事があり、心に傷を残しながら苦悩と葛藤の中で未来をつくられた先人の方々の上にあるのだとあらためて痛感しました。
博物館常設展示
入口にはいると一面ガラス張りの床に海を模した展示がされており、サンゴ等の海の生き物がみれるという沖縄感のある演出がありました!
常設展のメインテーマは「海と島に生きる-豊かさ、美しさ、平和を求めて-」としており、以下の展示がされていました。
1.海で結ばれた人々
2.貝塚のムラから琉球王国へ
3.王国の繁栄
4.薩摩の琉球支配と王国
5.王国の衰亡
6.沖縄の近代
7.戦後の沖縄
縄文時代の話から琉球王国から戦後までの7つの展示があり、美術館と繋がる話がるストーリーになっていました。
湊川人
まず、出迎えてくれたのは、湊川人です!港川人は日本人のルーツと目される1万8,000年前の骨やその時代に生きていた動物の展示が綺麗に面白く展示されていて、オブジェと目の前にある映像がリンクして説明されていました!
その次の展示では、地形とどういう生活をしていたかのミニチュアオブジェがあり、狩猟や料理、家や子供達の遊びなどが視覚からスッと入ってくる展示になっていました。
そして、ミニチュアオブジェをじっくりみた後に、ミニチュアオブジェの切り出し写真と実際に使ってた道具など展示されているスペースがあり、イメージがつきやすかったです。さっき見たオブジェと繋がるので楽しみながら学んだ感じが出る展示で凄いよかったです。
当時の道具を見て土器の薄さにもびっくりしたました。触ったら壊れそうだったので、料理中に割れてこぼれたとかありそうだなーと思いました。
琉球王国
常設展示では琉球王国のが展示がメインで、一番印象に残っているのが、3から5までの琉球王国の展示です。
貿易で栄えた当時の中国明や日本だけでなく東南アジアまで船を出して貿易をしていたのには驚きました。今でも大変だと思いますが、それを木で作った船で行くのは揺れなど当時の人の過酷さを想像すると凄いの一言です。
貿易で港に着いた荷物を首里城まで運ぶ説明があるですが、凄い大変だと思いました。当日首里城に行ってわかりましたが、海まで遠いし、港から水路で近くに持ってきても坂がすごいので運ぶのが大変だと思いました。
また、1609年に財源を求めて薩摩が侵略攻めしてきます。
侵略の航路をみると意外にというかやっぱり遠いですね!
これを20日くらいで攻め込み、色々な島を支配して首里城を落とすという薩摩の攻撃の早さに驚きました。また、琉球王国という独自の技術(陶器はすごい綺麗)や文化を持ち貿易で発展してきた国が、その後滅びたことは残念で仕方ありません。
展示だけではく動画があり理解が深まる
展示だけでなく、動画や電子資料で学べるパネルがあり、理解が深まり大満足な展示でした。
博物館の動画ってあんまり面白いイメージがなかったですが、自分が旅したり、知ってる歴史がでてきたこともあって食い入るようにみてしまいました!
知らなかったのですが、昔、沖縄で鉄道が走っていて30年活躍してたそうです。生活を支えていて、映像を見ると活気があって復活してほしいなと思いました。
観光を考えた時あったらもっと観光が変わったのかなーと思いました。
どちらがいいのかな?
7つの展示以外にも見どころが!
館のメイン展示は真ん中のフロアに纏まっていますが、周りにも外周展示があり、沖縄の鳥、虫、植物や三線の作り方や民芸展示がありました。
三線の展示もあり、展示されているものをまじまじと見ると非常に綺麗な黒と曲線をしていて美しかったです。三線の中でも名器のものは『開鐘』と呼ばれ、音が非常にいいそうです。それが4個くらい?展示されており美しい形をしていました。ぜひ音色を聴きたいと思いました。
また、作り方のビデオもあり、蛇の柄の大きさで音が変わったり、三線用に蛇の養殖しているということも知り、知らないことだらけで面白かったです。
おきみゅーに行くなら首里城に行く前か?後か?
首里行く前に行くと行った時に見方が変わると思いましたし、行った後に見ても首里城を思い出しながら学べるので楽しいな〜と思いました。
でも、半券あると割引が効くし、ショップでガチャが引けて色々貰えるのでお得感があります♪
なので、首里城見た後に行くとお得です‼︎
本当は、首里城のサンドイッチをすると理解が深まると思います。
玉陵の展示に琉球王国の歴代の王の話もあり、もう一度観たくなりました。
長くなりましたが、もし読んでいただいた方ありがとうございます。
何か参考になれば嬉しいです。
ちなみに、首里城の休憩所のお菓子セットがお得で癒されるので、おすすめです。
スタッフの方も気さくに話してくれるので楽しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?