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僕の世界遺産検定2級合格勉強法
今回は、世界遺産検定2級の勉強法をご紹介したいと思います!
試験については、2ヶ月間頑張った甲斐もあり、試験も18分程度で終わらせることができ、点数はギリギリ66点でしたが合格できました。
これから受験される方や興味がある方々のお役に立てればと思いその時の勉強法を記載しましたので、ご覧いただければと思います。
●世界遺産検定とは
世界遺産検定とは、文部科学省が後援となっているNPO法人世界遺産アカデミーが主催している検定です。
世界遺産検定は、以下の趣旨で開催されています。
世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です。
1972年第17回ユネスコ総会で採択された世界遺産条約で「顕著な普遍的価値(OUV:Outstanding Universal Value)」という価値が提唱され、人類にとって普遍的に変わらない価値を守ろうと世界遺産が設立されました。
その国の価値観は、その国だけのものではなく、過去から将来に渡って全人類の世界財産として守ろうというものです。
そんな世界遺産を学ぶことで、歴史やその国自身を知れ、それに関連するニュースを深く知れます。まさに教養という部分でも役に立つ検定だと思います。
世界遺産検定は、1〜4級まであり、1級まで取るとマイスターに挑戦することができます。※2級までは受験資格がなく、誰でも受けられます。
今回合格した「世界遺産検定2級」は、世界遺産リストの中から日本の全世界遺産と日本以外の国の代表的な300の世界遺産から出題されます。
試験については、選択方式で60問60分で解いていきます。
100点満点中60点以上で合格となります!
現在、CBTで受験できるため、自分が好きなところに行けます。試験を受けながら観光ついでに試験会場を選んでも面白いかも知れません。
●使用した参考書と過去問
世界遺産検定2級の勉強で使用したのは公式過去問と公式テキストの2冊のみです。
基本的にこの2冊さえあれば問題ないと思います!!
もし、公式過去問については、公式サイトの「学習ツール」傾向や出題方法を把握できて問題ないという人ならば公式テキストだけでも問題ないかも知れません。
●勉強法
僕は次の順序で勉強しました。
1.まずはホームページを眺める
2.公式YouTubeで出題傾向を知る
3.公式過去問題集
4.公式テキスト
上記1〜4に加えて、定期的に以下のことをしました。
・公式サイト「学習ツール」のPDF閲覧
・ニュースチェック(特に世界遺産委員会やユネスコ関連)
・公式サイト「研究員ブログ」閲覧
・公式サイト「せかけんクイズ」挑戦
まとめると以下のようになります。
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1.まずはホームページを眺める
まずは、世界遺産検定公式サイト「https://www.sekaken.jp/」で世界遺産検定について調べます。
「試験時期」、「申込期間」、「受験料」、「試験の配点」、「受験時間」などを調べることで勉強計画を立てます。
その際「世界遺産を知る」もざっくり見て世界遺産の概要やどんな遺産があるか楽しみながら見るといいと思います。
そして、今後の自分の勉強に取り入れれるツールがあるか考えながら見てみるとこの後役に立ちます。
また、著名人や合格者のインタビューを読むと他の人の勉強方法を知れたり、モチベーションアップにもなるので楽しくなります。
2.公式YouTubeで出題傾向を知る
世界遺産検定の公式HPにはたくさんの動画があり、視覚的に勉強ができるので非常に役に立ちます。
なかでも僕が重宝したのは、公式YouTubeの「世界遺産検定2級学習アシスト動画」です。
この動画は、テキストにメモをとりながら前編・後編を2回視聴しました。
動画では、主に以下のことを紹介してくれています。
「世界遺産検定とは何か」
「ユネスコや世界遺産基準」
「出題傾向と勉強法」
なかでも、出題傾向と世界遺産登録基準の話は試験までの勉強に役に立ちました。
具体的には、配点を見るとわかるのですが、基礎知識と日本の世界遺産で満点を取ると45点※です。
公式テキストが約271ページある中の約73ページからその45点は無理でも4割近くは取れるのでコスパとしてはいいので勉強するべきだとわかります。
※配点は変更されることがあるため受ける際は確認してください。
また、言葉だけでは難しい世界遺産登録基準(世界遺産条約履行のための作業指針)が世界遺産の例と登録基準の要約を解説してくれてのちの学習に非常に役に立ちました!
3.公式過去問題集
公式過去問題集については、2級の部分を2週間かけて3回解きます。
公式過去問題集は、解説がほぼないのであくまでも出題傾向の分析や苦手分野得意分野を把握することを目的にします。
1回目で、問題の言い方や問題の出方、時間計測をします。
2回目は、そのまま解きます。そして、気になったところや苦手な部分はテキストなどで確認します。
最後も、そのまま解き、苦手だったところや毎回出てきたところをテキストにチェックしていき、次のテキスト学習にステップアップしていきます!
4.公式テキスト
公式テキストでは、以下のような読み方をしました。
ただ、文化遺産と自然遺産等は写真がなく文字だけのものもあるので、適宜画像検索してイメージを持つといいと思います。
①「通読」
②「世界遺産の基礎知識」と「日本の遺産」
③「世界遺産の基礎知識」と「日本の遺産」と「世界で最初の世界遺産」
④「通読」
⑤「復習」(文化遺産自然遺産)
「世界遺産の基礎知識」と「日本の遺産」については、全部覚えるくらいの勢いで読みました。
過去問等見ても何が出てもおかしくないと思いましたし、点数へのコスパがいいです。
⚫︎定期的に「時事ニュース」や「世界遺産を知る」をチェック
世界遺産に関わる時事ニュースは毎回問われていると過去問を解いて思いました。
なので、公式Twitterやニュースでも世界遺産に関わるものはチェックしました。
特に、世界遺産委員会の開催に関することは必ず3年前までチェックすることにしていました。
また、公式HPの「世界遺産を知る」と「学習アシストツール」は土日など休日は息抜きがてらチェックして楽しく勉強していました。
研究員のブログなど、テキストだけでは学べないことや次の1級やマイスターにつながる話もあるためリフレッシュも兼ねて見てみることをお勧めします♪
●兎に角、得点配分に合わせた勉強をする
冒頭から書いていますが、世界遺産検定については、「基礎知識」と「日本の遺産」がテキスト数と比較して配点が多いので重点的に学習するといいでしょう。
配点は次のアドレスに記載されています。
「https://www.sekaken.jp/each_grade/ex_class2/」
ちなみに、私はギリギリでしたが、2つのジャンルでまあまあ取れました。
基本知識 18/20
日本の全遺産 18/25
文化遺産 16/35
自然遺産 8/10
その他. 6/10
余裕があった参考になる本
私は、公式テキストでいっぱいいっぱいでしたが、試験後面白そうだな〜と思って買って良かった本を紹介します!
①『人生を豊かにしたい人のための世界遺産』
この本は、NPO法人世界遺産アカデミー主任研究員の宮澤光さんが書いています。
ただ、世界遺産を紹介するだけではなく、世界遺産の必要性や世界遺産とはどういうものなのか書かれており勉強になりました!
動く図鑑!MOVE世界遺産
子供向けの図鑑ですが、書店で試読したら「わかりやすさ」と「意外な詳しさ」そして、「DVD」に惹かれ購入しました!
図鑑は、ビジュアルがあってテキストだけではわからない植物や動物がどういうものなのかわかるのが良かったです。
例えば、白神山地のクマゲラって虫かと思ってたら鳥だったり、間違ってイメージしていたのも修正できて良かったです(全然日本遺産分かってなかった・・・笑)。
イエローストーン国立公園の間欠泉の仕組みやポンペイの噴火の様子がDVDと本書でイメージがつき、衝撃が強すぎて世界遺産の理由をしっかりと把握できました。
●おわりに
昔からヨーロッパの街並みや綺麗な渓谷が好きで、写真を眺めたりして楽しんでいました。
好きなヨーロッパの街並みや自然は世界遺産が多く、意外に飲み会とかで旅行の話が出た時に、世界遺産の話は役に立つし盛り上がるなーと思いました。
それがきっかけで世界遺産検定を受けてみて合格しました。
合格したことで、ニュースや日常会話にでてくる世界遺産というワードに敏感になりました。
特に、ニュースで地名がでると「あそこにはあんな遺産あったなー」とか「遺跡の近くだ‼︎」と違う視点で見れるようになりました。
私が好きな美術とも関連が強く、美術史や美術系小説を読んだ時に建物がイメージできるので、世界遺産による学習の相乗効果が凄いと思いました。
試験については、勉強をしていて世界遺産についてや日本の世界遺産の部分は解説が多くて楽しく理解しやすかったです。しかし、他の自然遺産など数行の解説のものはイメージしずらく苦労しました。
正直、あまり興味が持てない遺産もあり1級へのモチベーションが…笑
でも、自分が好きな遺跡を見るのは楽しいですし、新しいことを知れて旅行の話も楽しくなるのでいい試験だと思いました。
ちゃんと伝わったかわかりませんが、受験される方の少しでも役に立てたら嬉しいです。