「じぃじぃの独り言」: 日経ビジネス【通信後進国ニッポン】
1 はじめに
私の頭の老化防止のため、関心があった「日経ビジネス」を定期購読してい
て、自由時間は十分あるので、気になった記事を整理しました。
2 今回の特集 : 「通信後進国 ニッポン」【5G敗戦から再起せよ】
(1) 高速通信規格「5G」の整備で日本の遅れが顕著になっている。
① アジア太平洋地域の主要11都市の中で、ダウンロードの平均速度で7位
(首位のソウルの1/3)、アップロード速度では最下位である【モバイル後進
国】。
② 通信値下げ(20年での菅政権)で設備投資ができず、高速大容量通信が実
現できていない。
③ 「人口カバー率」は約93%であるが、4Gまでに割り当てられた周波数帯
の電波の一部を5Gに転用していて、転用しても通信速度は以前と変わらな
い【なんちゃって5G】一方、5G用として新規で割り当てられた周波数帯
を転用した「5G基盤展開率」の数値は低い。
(2) 日本会社が世界でのビジネスや通信事業への情熱を失う中、日本の「デジ
タル赤字」は拡大(△1862億円:1996年→△1兆5988億円:2022年)する一方
大規模通信障害を起こすなどで信頼性も大きく揺らいでいる。
(3) 基地局や鉄塔を自前で持たず「シェア」する動きが国内でも広がりつつあ
るが、まだ全体の数%で、アジア太平洋地域と比べて、まだまだ普及の余地
がある。
(4) 無線機などの機器は、原則、同じベンダー製のものしか接続できなかった
が、異なるベンダーの機器でもつなげられる新潮流「オープンRAN」が経済
安全保障を追い風に寡占市場を崩す可能性を秘めている。
(5) NTTを中心に一丸となって取り組む次世代情報通信技術「IOWN:超高速・
大容量の光の専用路で通信品質を保証する一方、消費電力を大幅に削減す
る」で、生き残りを賭けた最終戦に挑戦する。
3 その他の内容
(1) 自らの能力による高い成果を、自分の実力ではなく幸運や他人の助けによ
るものだと捉えてしまう「インポスター症候群」での管理職のスキルアップ
の事例を紹介
4 「じぃじぃの独り言」
私は、もうすぐ70歳になり、スマホもIpadも5Gではなく4Gを使用し、特に
生活に支障は出でおらず、「通信後進国ニッポン」とは思っていなかった。
ただ、5G整備の遅れで、通信インフラの高度化が先進国ではなくアジアでも
下位に転落して産業競争力が低下しているのであれば、それは心配である。
また、「モバイル後進国」の要因のひとつとして、「菅政権での通信値下
げ」があげられ、政治が大きく影響したことは残念である。
日本の政治は、「魔のトライアングル(議員は公務員に強く国民に弱く、公務
員は国民に強く議員に弱く、国民は議員に強く公務員に弱い🟰もたれ合い)」
で、私は、政治家の選挙演説などでの「茶番劇」を見ると不信感が募り、長い
間、選挙の投票に行っていない。
私の若い時は、日本経済の高度成長期時代で「日本社会も元気で夢があり」
多くの人が社会に救われて「日本総中流型社会」と言われていた。
残念なことに、今はバブル崩壊後の「停滞の30年」などで日本社会は元気が
なく、現在の「格差社会」の大きな要因になっていると思う。
私は、年金と貯蓄の範囲内で慎ましい生活をしつつ、長い時間一緒にいる妻
と仲良くして残りの人生を逃げ切るだけであるが、心配なのは、私の「宝物」
である孫が生きていく日本社会の将来である。
政治家でも誰でもいいから、日本社会を大きく変革する「強くて逞しいリー
ダー」が早く出てきて、「明るく、元気で夢のある日本社会」を創って欲しい
最後に、私は運動での「体」の筋トレ、notoでの「頭」筋トレを継続して私
の健康寿命を伸ばすことに今後ともチャレンジしていきたい。
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