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「ちょイケじぃじぃの独り言」: 日経ビジネス『インバウンドで甦れ』【15兆円消費、変革の起点に】
1 はじめに
私は「日経ビジネス」を定期購読し、自由時間は十分あるので、気になった
記事を整理しました。
2 今回の特集 : 『インバウンドで甦れ』【15兆円消費、変革の起点に】
(1) 2024年のインバウンド(訪日外国人)は3300万人を超える見込み(過去最高
を更新)、訪日消費は5兆円を超え、30年には15兆円に達するという試算(自
動車産業の輸出額に迫る規模)もあり、『観光業』は外貨を獲得するための重
要産業に位置付けられる。
消費が伸びず景気が低迷する日本で、歴史的な円安でのインバウンドの旺
盛な消費力は経済の推進力になる。
だが、インバウンドの急増は、観光地に過度な観光客が訪れる「オーバー
ツーリズム」や裕福な外国人が物価水準を高めるなど、各地で様々な問題を
引き起こしている。
(2) 銀座に大型バスで乗りつけた中国人が高級品を買いあさるのは過去の姿で、
統計データや現地取材から訪日消費の変化が見えてきた。
① 訪日客は中国1強を脱し、韓国が増加
② 訪日回数2回以上が7割、訪日客の多くは「日本通」
③ 「買い物」から「体験」重視へ
④ 豊かな自然を求めて地方も人気
(3) インバウンドの急増は、都市と地方の経済格差や人手不足などの日本が抱え
る構造的な課題をあぶり出すが、インバウンドを意識した発想の転換で事業
拡大につなげた事例を紹介している。
(4) インバウンドの嗜好などを分析して新商品を開発し、日本にいながら国際化
を進めて、インバウンドに人気の商品やサービスを海外に展開する企業を紹
介している。
3 「ちょイケじぃじぃの独り言」
テレビなどを見ていると、欧米の人たちが楽しそうな顔をして観光地を訪れ
ている姿をよく見るが、本誌のデータ(2023年)では、インドを含む東南アジア
の人が78%(韓国:28%、台湾:17%,中国:10%,香港:8%)、米大陸の人が10%
欧州・中東の人が5%と東南アジアの人が多く、欧米の人の割合が少ないことに
意外に思った。
私の2度目の職場の施設は、東南アジア(特に、台湾)の人の団体ツアーの途中
の休憩地として、よく利用してもらっていて、その当時は、東南アジアの人は
団体での利用、欧米の人は個人での利用が大半であった。
東南アジアの人の利用割合が今でも高いのは、まだ団体ツアーでの利用が多
いのかと不思議に思う。
私達も若い頃(今から約40年前)は、職場の旅行(団体ツアー)で、よく東南ア
ジアなどに行っていたのを思い出す。
新たな外貨を稼ぐ『観光業』は、私がこの頃気になっている「近現代アップ
ダウン説」でいう「来年の2025年には、バブル崩壊後のダウン面での底がくる
」ことへの起爆剤になるのではないかと楽しみにしたいと思っている。
本誌では、インバウンドを意識した発想の転換で、事業拡大につなげた事例
①老舗旅館の従業員達が専門知識や特技を活かして「抹茶体験」や「浴衣の着
付け」のオプションを提供②酒造の一部施設を酒造体験ができる宿泊施設とし
て提供③並ばなくても食べられる権利を有料で付与するサービス(ファストパス
)を導入して価格の幅を広げたことなどを紹介している。
また、①みそ煮込みうどん店が「食の多様性」を高めようと、ハラルとビー
ガンに対応したメニューを提供②工業用機械刃物メーカーが高品質な包丁を提
供をする一方、インバウンドの反応を根拠として海外展開に力を入れているこ
とを紹介している。
経営者が「ダウン局面」にある日本社会・経済に危機感を持ち、会社内の反
発などにも負けずにやり遂げたことが『成功要件』で、こういう人たちが、こ
れからの日本社会のキーマンになるのではないかと思った。
最後に、私は運動での「体」の筋トレと資格学習や notoでの「頭」の筋トレ
で「老いと闘える最後のチャンス」である私の70歳代を、運に全てを任せ、ハ
ッキリ姿勢と「まぁ、いいか」という気楽な気持ちで過ごす一方、「宝物の孫
」の世話をして、働きながら子育てをする一人娘をサポートしていきたい。