「ちょイケじぃじぃの独り言」: 日経ビジネス「第3回NPS調査、1万人の『推し企業』」
1 はじめに
私は、関心があった「日経ビジネス」を定期購読していて、自由時間は十分
あるので、気になった記事を整理しました。
2 今回の特集 : 「第3回NPS調査、1万人の『推し企業』」
(1) 本誌は昨年に続き、3回目になる1万人規模の「顧客推奨度(NPS)」調査を実
施して10分野での強いブランドを探り、見えてきたのは、ただ安いだけでは
ファンにならない、真の価値を見極める消費者の厳しい目であった。
* NPS : 薦めたい度合いを0〜10点の11段階で選んでもらい、9〜10点を
選んだ人を「推奨者」、7〜8点を「中立者」、6点以下を「批判
者」と分類し、「推奨者」の割合から「批判者」の割合を差し引
いた数値で、業績成長との相関があるとされている。
(2) ブランド毎のNPS総合ランキングNO1
① 家電量販店 : デンキチ(埼玉を中心に20店舗を展開する地域密着のチ
ェーン)
② ファミリーレストラン : びっくりドンキー
③ 缶入りチューハイ・サワー : チョーヤ梅酒
④ ヘアケア : アンファー(スカルプDなど)
⑤ オフィス用品通販 : Amazonビジネス
⑥ ワイヤレスイヤホン : Bose. 3位:ヤマハ
⑦ 携帯電話サービス : LINEMO(ラインモ)
⑧ 共通ポイント : 楽天ポイント
⑨ ネット証券 : SBI証券
⑩ 均一価格ショップ : Standard Products(スタンダートプロダクツ)
(3) 規模では大手に劣る伏兵が、ニッチを支える強固なファン作りで上位に浮上
している。
(4) 消費者に知られたブランドを活用(ブランド拡張)し、新領域でファンを獲得
している。
(5) 顧客の囲い込みには、共通ポイントが不可欠な存在で、経済圏の拡大へ、各
陣営が還元率を巡る激しい競争を繰り広げている。
(6) 最近のヒットはどれも、「パフォーマンス」の高さで選ばれたものばかりで
長いデフレを抜け、商品やサービスの本質的な価値が問われている。
3 その他の内容
(1) トランプ前米大統領が選挙集会で、ある NATO加盟国首脳から大統領在任中
に「我々が国防費を支払わず、ロシアから攻撃されたら、守ってくれるのか
」と問われ、「守らないし、ロシアに好き勝手にやっていいと伝える」と答
え、欧州の人々は「トランプ氏が大統領になったら大変」とパニックに陥っ
ている。
(2) 米国の物品の輸入先で、過去20年間トップだった中国を抜いて1位になった
メキシコは、地理的に近い場所に生産拠点を置く「ニアシェアリング」の風
に乗るが、この動きに異変が起きている。
その中心は中国で、自動車関連を中心に、米国市場への“裏ルート”となり
つつある。
(3) 芸能界に入っても、第1線で活躍できるのはごく一握りで、ほとんどの人は
道半ばで引退する。
一般的な仕事の経験は乏しいかもしれないが、芸能界で身につけた話術や
根性が企業で重宝され、芸能人向け就職支援事業が勃興している。
3 「ちょイケじぃじぃの独り言」
私もアンケート調査の内容をよく知らないまま、「点数を入れた」り、「他
の人に推奨するか」に答えていたが、使われ方がわかってホッとした。
昨年の2回目の「 NPS調査」での10分野でのNO1は、①回転ずし:すし銚子
丸②ビジネスホテル:ドーミーイン③フードデリバリー:Wolt④ビール:アサヒビ
ール⑤音楽配信:AppleMusic⑥旅行サイト:じゃらんnet⑦エアライン:JAL⑧ク
レジットカード:楽天カード⑨アパレル:ZARA⑩スキンケア化粧品:オルビスだっ
た。
どちらの調査も、狭い分野での調査で、私にはピンとこない部分はあるが、
NO1として紹介された企業に勤務する人たちのエンゲージメントは高まるよう
な気がする。
ただ、人口が減少する日本社会でのランキングで、所詮、限られた市場での
パイ取り合戦のような気もする。
日経平均株価は、バブル期を超え史上最高値を更新した後も順調で、2月末の
年初からの上昇率は17%(昨年:28.2%)で、海外の主要株価指数と比べても突出
した伸び率で、その要因は①円安傾向が続くなど日本企業の業績改善が期待さ
れて海外投資家の買いが増えていること②海外投資家が日本株の「持たざるリ
スク」を意識してポジション調整を急ぎ、新規買付けや投資比率を引き上げた
ことらしい。
日本の投資家は、この上昇を限界と見て利益確定に動いているらしいが、日
経平均株価の上昇が海外投資家に依存している姿には、ちょっと残念な気がす
る。
私には、「宝物の孫(女の子二人)」がいて、上の孫が自分から希望し、中学
受験に挑戦して志望校に合格したが、塾関係者がSNSで投稿しているように、
中学受験では、①本人が中学受験に強い気持ちを持っていること②本人の負け
ん気が強いこと③親や塾のサポートがあることが、とても大切のような気がす
る。
上の孫と同じ志望校に合格した子供達の多くは、開業医の子供達で、それを
物語っているような気がする。
最後に、私は運動での「体」の筋トレやnotoなどでの「頭」の筋トレで「老
いと闘える最後のチャンス」である70歳代を、私なりのハッキリした姿勢で過
ごす一方、「宝物の孫」の世話をして、働きながら(夫は単身赴任中)子育てを
する一人娘をサポートしていきたい。