「じぃじぃの独り言」: 日経ビジネス【家が買えない】
1 はじめに
私の頭の老化防止のため、関心があった「日経ビジネス」を定期購読してい
ていて、自由時間は十分あるので、気になった記事を整理しました。
2 今回の特集 : 「家が買えない」【令和版バブルの舞台裏】
(1) 首都圏の新築マンション価格は、住宅地価がバブル期の半値程度であるが
バブル期を超える水準にある【令和の住宅バブル狂騒曲】。
① 平均価格(首都圏) : 6123万円(1990年)→6288万円(2022年)
② 年収倍率(東京都) : 10.37倍(2011年)→14.69倍(2021年)
(2) 共働き世帯の増加と低金利環境の長期化で、住宅ローン借入額の増加に抵
抗感が少なくなっている。
(3) 華僑たちの不動産視察ツアーが再開され、投資マネーの流入も衰える気配
がない。
(4) コロナ禍での供給網のトラブルやウクライナ危機により建設資材・原材料
価格が上昇している。
(5) コロナ禍で「広い家」に住むニーズが高まり、マンションより割安感のあ
った戸建て住宅の価格が横ばいから上昇基調に入った。
(6) 価格高騰は、地方都市でも止まらない(札幌市・京都市・福岡市近郊)
(7) 金融緩和政策による金融機関の金利引き下げ競争が、価格上昇を常態化さ
せている(買い手は金融緩和により同じ返済額で2割高い物件を買うことがで
きる)。
(8) ネット系銀行の方が金利が低いが、高い信用力が必要で審査に落ちる人も
多い。
(9) 新築マンションや戸建ての価格高騰を受け、中古住宅への移行が加速して
いる(リフォーム物件など)。
(10) 中古住宅は、新築のような専門家の品質認証が義務付けられていないので
最大のハードルは中古住宅の「品質確保」である。
3 その他の内容
(1) 建設現場でのDXが様々な形で進み、設計データを基に事前に切断して搬入
する「サイディングプレカット」で工期が大幅に短縮される。
(2) 「SVB騒動」はFRBの緊急融資枠発動で一旦落ち着いたが、預金保護のあ
り方に向けての議論はこれからである。
(3) 不安が50歳代以降に深まる理由は、①加齢による体力の低下②定年とい
う環境変化への不安③技術進歩に伴う生活の変化などである。
4 「じぃじぃの独り言」
日本経済が長く低迷する中、首都圏等のマンション価格が高騰し、「令和
版バブル」が起こっているとは意外な感じがした。
ただ、ある都市のタワーマンションの購入者のうち、実需は約4割にとど
まり、残りは投資目的などであるという記事を見ると、誰のためのマンショ
ン?と思う。
私は一人娘と結婚をして、テレビで言う「サザエさんのマスオさん」で結
婚の時「私が家を守ります」と言い、今もその家に住んでいて多額のお金が
いる家を買う気苦労を経験していないことはラッキーだと思う。
また、私は公務員で、妻も専業主婦だったので高額な家を買うことは無理
だったと思う一方、退職金がフルに残ったことは今後の老後生活においてラ
ッキーだったとも思う。
私が今住んでいる家は、地方都市から少しはずれた広い農地が広がる場所
にあり、伝統を感じる和風住宅で現行の建築基準法では不適格の物件である
ので、今では誰もこのような家は建てられないことから、高齢化した地域社
会での煩わしさはあるものの私なりに大切に守っていきたいと思う。
今は「リモートワーク」の時代なので、都心から離れた自然豊かな郊外で
週末には畑でも耕しながら暮らすのもいいようにも思う。
投資目的でのマンション購入の話しがあったが、やはり将来の資産価値ま
でも考えると交通の利便性の高さは強みで、私の娘が二つのマンション購入
で悩んでいた時に、中古でも駅から近いマンションをアドバイスし購入した
ところ、駅近の再開発もあってマンション価格はあがっている。
最後に、私は運動での「体」の筋トレ、notoでの「頭」の筋トレを継続し
て私の健康寿命を伸ばすことに今後ともチャレンジしていきたい。