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「ちょイケじぃじぃの独り言」: 日経ビジネス『ハリスvsトランプ』【世界・日本・産業の運命】
1 はじめに
私は「日経ビジネス」を定期購読し、自由時間は十分あるので、気になった
記事を整理しました。
2 今回の特集 : 『ハリスvsトランプ』【世界・日本・産業の運命】
(1) 11月5日に迫る米大統領選、勝敗が全く読めない大接戦のまま、最終局面に
突入した。
国内のインフレに中国の台頭、世界各地で現実化している戦争リスクなど
内憂外患の中、両候補の掲げる政策は有権者受けする内向きな内容に傾斜し
自由貿易や世界秩序の安定に資するリーダーという期待像に、米国はもう応
えられないかもしれない。
(2) 大統領選と同時に実施される上院・下院選挙は、共和党が上院を制する可能
性が高いとされ、ねじれに悩まされそうな「もしハリ」に比べて「もしトラ
」の方が、米国政治と世界経済に与える影響は大きくなりそうである。
(3) 日本の多くの産業が、米政権の政策に直接的な影響を受け、特に顕著なのが
為替・自動車・エネルギー・半導体の4分野である。
(4) 民主党が人工知能(AI)などの技術革新を阻害しかねないという危機感から、
民主党の牙城に「AI規制緩和に動く」トランプ旋風が吹いている。
(5) 米国の次期大統領は、4つの戦争危機(①ウクライナ②中東③朝鮮半島④台
湾)において指導力を問われ、いずれの危機も、核の脅威に直面する懸念があ
る。
3 その他の内容
(1) 機関投資家からは株式平等の原則に反しているとの批判も強いが、「個人投
資家に自社の株式になってもらいたい」と、株式優待制度を新設する企業が
増えている(物言わぬ株主の獲得)。
株式優待制度は、主要な株式還元策である配当と比較してもメリット(コス
トも手間もかからず、コントロールがしやすい)が大きく、優良顧客を獲得し
売り上げ増加が期待できる。
(2) 商品の品質や価格などを偽って表示することを規制する改正景品表示法が1
0月に施行され、事業者が自主的に改善すれば、措置命令や課徴金といった法
的措置が免除される一方、罰則規定が厳しくなり、企業には広告・表示への
リテラシー向上が求められている。
(3) 東京大学が自主財源の拡大を狙い、資金運用をはじめ、2023年から、より
積極的にリターン(期待リターン:年5%)を追求し始めて、資金配分をがらりと
変えた。
① 円建て債券 : 60%→20%
② グローバル株式 : 20%→20%
③ オルタナティブ : 20%→60%
(例) 不動産、金・石油などの商品、プライベート・エクイティ、ヘッ
ジファンド、未公開株、先物・オプション・スワップ等の取引
投資を取り仕切る責任者は米運用大手で腕を磨いたプロであるが、リター
ン5%の確保は容易ではない。
4 「ちょイケじぃじぃの独り言」
今回の米大統領選で、どちらが勝つのか戦々恐々であるが、誰が勝っても世
界・日本・産業に与える影響は大きく、不透明感が増すような気がする。
日本の衆議院選挙では、「政治とカネ」問題や物価高への不満などから、与
党は半数割れし、党の立て直しに向けて重要な課題を突きつけられているが、
野党第1党の立憲民主党も状況は同じような気がし、日本社会・政治も、日々
不透明感が増しているような気がする。
私は頭の老化防止のため、日経平均株価と海外主要株価指数を日々チェック
していて、日経平均株価も不透明感が増しているような気がする。
昨日(11月1日)の日経平均株価は、9月末対比で100.4%と海外主要株価指数
と比べてほぼ同じ推移を示し、年当初比で113.7%となっているが、今年の1月
と2月において、中国経済の不況懸念などから「消去法の買い」として海外投資
家の資金(中国からの資金引き上げなど)が大幅に流入し、この2ヶ月だけで17%
上昇していて、これを除く3月からだけの伸び率は97.2%と2.8%減少している
一方、海外主要株価指数は、年当初比では107%〜121.5%で、3月からの伸
び率では5.3%〜13.8%となっていて、日経平均株価の低迷ぶりが顕著になって
いる。
自社の商品やサービスなどを株主にプレゼントする「株式優待制度」を、上
場企業全体の4割弱(小売業に限れば8割)が導入しているが、成長性のある収
益力での企業価値向上を重視する海外投資家の思惑とはズレがあり、それなど
が日経平均株価の低迷の要因のような気がする。
私は71歳(日本人の男性の平均寿命81歳まで、あと10年)で、わかりきった人
生よりも不透明な人生の方が面白いかもしれず、これからの人生は運に全てを
任せ、リキまずに生きていきたいと思う。
ただ、私の「宝物の孫」のこれからの事を思うと心配になるので、孫には機
会ある毎に、「自分の価値観をしっかり持ち、環境の変化に柔軟に対応する」
大切さを話していきたいと思う。
最後に、私は運動での「体」の筋トレと資格学習やnotoでの「頭」の筋トレ
で「老いと闘える最後のチャンス」である私の70歳代を、運に全てを任せてリ
キまず、ハッキリした姿勢と「まぁ、いいか」という気楽な気持ちで過ごし、
「宝物の孫」の世話をして、働きながら子育てをする一人娘をサポートしてい
きたい。