弱小馬券師、多点買いをやめ
競馬を買い始めてから5年目に突入いたしました。
始めて買った馬券はノンコノユメが優勝したフェブラリーステークスです。
ネット投票に入会し、1,000円を入金し、馬連200円×5点を購入しました。
軸はノンコノユメで見事に的中。
ビギナーズラックで約2,000円ほどの払い戻しとなりました。
ビギナーズラックで2,000円というのが自分の可愛さを物語っています。
なぜノンコノユメから買ったのか?
完全に名前買いでした。
だってノンコのユメですよ。
私の知り合いにノンコという名前の人はいません。
”ノンコ”の”夢”に乗っかった今私は弱小馬券師となっていきました。
今では5年間競馬をほぼ毎週購入しています。
始めた当初のルールは「買うのはG1レースだけ、購入金額は3,000円まで」
しかしそのルールは度重なる法改正のもと「新馬戦」まで購入可能となりました…
そして数年の月日が経ち、血統、過去のレース分析、データ、騎手などあらゆる情報を得るようになり、自分なりの理論で馬券を買えるようになってきました。
優柔不断のバロメーターが突出している僕は、そんなたくさんの美味しい情報を得てしまうと、”あれもこれも”買いたくなっていき、ワイド3頭ボックス+3連複15点買いなど【当てたい欲丸出し馬券】に変化していったのです。
そうした結果昨年叩き台した数値は過去最低となっていきました。
昨年のトータル回収率は52%、的中率は11%。
567レースも買っておいて62レースしか当たっていません。
【当てたい欲丸出し馬券】に手を出していた割に11%しか当たっておらず、購入額の約半分を無駄にしていました。
なんですの?
まじで。
なんのために競馬しているの?
次第にモラトリアムでアイデンティティを見つけようとする、若者のように自問自答を繰り返すようになりました。
こんなんではダメだ。
天才バカボンの警察官並みに発砲して一発も当たらないなんてとんだ間抜け野郎だ。
僕に競馬は向いていない。
でも競馬は好きだ。馬券を買う権利は僕には無い。
そんな鬱屈した日々を過ごしている時、とある本に出会いました。
私の師父キャプテン渡辺氏が書いた、「神の馬券術」です。
まるで、夜中にやっている青汁のCMのようなガッカリステマのようですが、この本を読んで僕は変わりました。
的中率よりも回収率。単勝を買いなさい。印の◎、○が来た時は爆儲けしなければいけない。など新しいマインドセットへ切り替えたのです。
この日から僕は以前よりも絞って予想をしていきました。
そして今年の日本ダービーでついに開花たのです。
当日はタスティエーラ君に◎をつけ、ソールオリエンス君に○をつけ、見事印が的中。久しぶりのアルマゲドン馬券でした。
今ではザビエルのようにキャプテン教の聖書を友達に広めています。
ありがとう。キャプテン。ありがとう。師父。
外しすぎて嘔吐を繰り返していたあの頃とキャプテンの本を読んだ最近では回収率がまるで違います。
本当に口の上手い詐欺師が使いそうなデータです。
急激に成績が向上しています。
情弱大学生なら簡単に騙されそうです。
僕の主観では5年間の競馬で予想としては大方間違っていなかったと思っているのですが、買い方が反吐が出るほど下手くそだったのだと感じています。
僕は今後もこの買い方を続けていき、いつかは帯を取りたいと思っています。
いかにも胡散臭いステマのような本の紹介ですが、今後もこの買い方を続けて2023年の回収率は100%超えを狙っていきたいと思います。