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そうじは心の鏡:心のマトリョーシコップ理論実践

前回は、日常の習慣が育むマインドセットとして、
心のマトリョーシコップ理論の実践の話をしました。↓

「心のマトリョーシコップ理論」とはマインドセットを向上させるための手法の1つです。

自分が人に何かを指導する以上、当然ですが、自分自身の心のコップが上を向いていないことには始まりません。
文句や愚痴ばかりこぼす上司や先生や親を見習いたいと思いますか?
おそらくそんな人はいないでしょう。
ですが、真似をするようになります。
心のコップが下を向いている指導者から指導をうけた人間は当然ながら下を向いたままです。

教師は心の鏡という言葉があります。
子どもは先生のことをよくみて育ちます。
先生が努力しているのが伝われば、子どもたちも努力し始めます。

もちろん教師→親にすれば、この話は、子育て論になります。
教師→会社の上司にすれば、人材育成論になります。

今回は、その「心の鏡」になるものについて考えてみます。
「そうじ」
です。

そうじは心の鏡


と言えます。

自分の家の中をちょっとみてみましょう。

どうですか?

床にはほこりや髪の毛などが隅っこにたまっていませんか?
洗面台には水垢やカビなどはえてきていませんか?
歯ブラシをかける台は黒ずんでいませんか?
風呂場はよごれていませんか?
階段のすみにごみがたまっていませんか?
窓のサッシは埃まみれになっていませんか?
テレビの裏側は埃がたまっていませんか?
電子レンジの中は汚れが飛び散っていませんか?
オーブンは、パンのかずがこげついて真っ黒になっていませんか?
ガスコンロは油まみれになってませんか?

これ恥ずかしながら全部自分の家の状況です…😿
しかも、それに気づいているにもかかわらず、見てみないふりをしていたのです。
自分の心がすさんでいたのがわかります。

子どもたちには、掃除の時間に
「しっかりそうじしよう!」
なんて言ってるのに、
別の仕事をしていたこともありました…
人がやっていないことに目を向けて、自分がやっていないことから目をそむけていました。
忙しいことを理由に、そうじをしていないことを正当化していたのです。

忙しいことを理由につけて、ごまかし続けていました…
家が汚れているのは、掃除をしなかった自分が原因です。
この原因を除去しない限り、家は悲鳴をあげていくことに気づきました。

お金を払って業者に頼むという方法もありましたが、
それでは自分の心の成長は見込めません。

そればかりか、知らない間に上を向いていた自分の心のコップも少し傾きかけてきたのがわかりました。
うまくいかないこと、できないことが増えてきたのです。

ある日、
「このままでは心のコップが下を向いてしまいますよ」
と天からの声が聞こえてきました。

まずは、自分が変わって一歩踏み出さないことには何も始まらないと思い、家のそうじを毎日少しだけ始めることにしました。
少しというのがポイントです。
全部完璧にやろうとしたら当然ですが、1日で挫折です。
何年もやっていなかったそうじをするのですから、きれいにするまでには、かなりの時間を要します。
10分でもいいからやろうと決めました。

まず取り掛かったのは、風呂場です。

風呂場の窓のサッシは網戸は真っ黒でした…
もう何年も掃除していません。
ちょっとずつ、掃除をして風呂場をキレイにしていきたいと思います。

自分のすさんだ心を取り戻すには、そうじが一番です。
不思議なことに、掃除をして、少しだけきれいになったサッシを見たら、なんかここ何年も感じていなかったすがすがしい気持ちを取り戻すことができました。
まさに
そうじは心の鏡
です。

きれいになった部屋で生活すると、晴れやかな気持ちになり、不思議な力が生まれますよ。






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