㊱♯59 「たかが所見、されど所見」心が変われば行動が変わります。
みなさんこんにちは!
今回から、子どものタイプ別の所見事例を紹介していきたいと思います。
大きく分けると4つに分けられます。
①目標意識が高い子
②目標はもつが意識は普通の子
③目標意識が低い子
④上記3つの分類にあてはまらない子
④は具体的には支援を要する子をさします。
今回は①の事例を紹介します。
前回、所見を書く際に気をつけることとして、
と、紹介しました。
さらに、ここに目標を付け加え、学級経営、目標、所見の3つをセットで考えて日々生活していくことがポイントです。
でないと、締め切り迫ってきたから仕方なく書くことになってしまいます。
さて、話を戻します
学級経営で掲げた目標を達成するためには、子どもたちにも目標をもたせないと始まりません。
そして決めた目標に向かって日々努力していきます。
普段から価値付けたいことを子どもたちに伝えていれば、目標意識が高い層の子どもは、目にみえる形になって表れてきます。
そのタイミングを見逃さずにメモをしましょう。
メモなんてとってないよという方!
安心して下さい!
教室には子どもの作品やらノートやらいっぱいあります。
それらを読み返すだけでも十分顔が見えてきます。
また、ちょっとしたいいなと思ったことをタブレットで写真記録しておきましょう。
写真記録あると記憶がよみがえってきます。
メモ苦手な人にはオススメです。ちなみに私は併用してます。
では、事例紹介です。
妄想所見です。
(実在する人物ではありませんので、あしからず)
挨拶を目標にしていた子どもの所見例
メモ
「シルバーさんに名前つけて挨拶した」
※シルバーさんとは、シルバー人材から派遣されてきた警備員のこと
写真
「校門で、シルバーさんと挨拶してるところ」
所見
「名前を付けて挨拶することを目標にもち、先生だけでなくシルバーさんの名前も覚えて挨拶できました。」
顔見えポイント
ポイントはどこかわかりますか。
「シルバーさんの名前を覚えた」です。
「一生懸命挨拶できた」「大きな声で挨拶できた」
だと顔は見えにくいですが、シルバーさんの名前を覚えるように挨拶したとなると、顔が見えてきます。
この子の目標は、もともとたくさんの人に挨拶するでした。
どうしたらもっとたくさんの人に挨拶ができるかを振り返り、名前を覚えて、名前を呼んで挨拶したらもっと伝わる挨拶になると考え、実行していました。
そして、校門に立っているシルバーさんに名前を聞き、それをノートにメモしていきました。
すると曜日や時間帯によって立っているシルバーさんが違うことに気づいたのです。
全員とまでは、「いきませんでしたが、ほぼ全員のシルバーさんの名前を覚えました。
「今日は月曜日だから○○さんだよ。」
と帰る前に話をするようにもなっていました。
所見にしたら、たったの50字程度ですが、顔の見える所見となります。
このメモ、写真をもとに、次の日の朝の会で、紹介したところ、だったら学校にいるまだ名前の知らない先生に名前聞いてみようと考える子どもも出てきて、挨拶がレベルアップした形で広まりました。
以上、「たかが所見、されど所見」なりでした。
参考になる方がいたら幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?