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だるま回りの解体新書①だるま回りで使う筋肉と逆上がりで使う筋肉比較
だるま回りとは、かかえこみ回りとも呼ばれる鉄棒の技の1つです。
学習指導要領解説「体育編」によると、
腹を鉄棒に掛けて前に回る支持系の基本的な前転グループ技の1つとして例示されており、中学年で指導することになっています。
こんな技でした↓
![](https://assets.st-note.com/img/1698367299311-ve5GO2cn4f.png?width=1200)
この技、できるようになると何回でもぐるぐると回転することができるのです。
まさに人間ジェットコースター!!
![](https://assets.st-note.com/img/1698367300108-i3KmwV0Ntl.png?width=1200)
このだるま回りは、できるようになると中毒性がでてきます。
休み時間になると、不思議なことに、無性に何回でも回りたくなるのです。
だるま回りができるようになるために必要な技が10個あります。
①つばめ
②腹支持
③ふとん干し
④ふとん干しブランコ
⑤ふとん干しブランコからのつばめ
⑥だるまさん
⑦ブランコの足
⑧フッハッの動き cat&cow
⑨だるまブランコ
⑩つばめ→だるまブランコ
今回から、「だるま回り解体新書」と題し、ちょっと視点を変えて、使う筋肉からこのだるま回りを考えてみたいと思います。
だるま回りをする際、主に使う筋肉は大腿四頭筋とハムストリングス 腹直筋、広背筋の4つです。
足の曲げ伸ばしには太ももの筋肉が必要です。
曲げるときにはハムストリングス、伸ばすときには大腿四頭筋がつかわれます。
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![](https://assets.st-note.com/img/1698367634241-667A5sMBH5.png)
一連の動作において、腹直筋と広背筋も必要です。足を曲げるときに体も丸めるので特にこの時腹直筋を、足を伸ばすときに体を伸ばすのでこのとき広背筋が使われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1698367798654-zmIooNIo49.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1698367463057-mqppst4j5S.png)
逆上がりに必要とされる筋肉と比べると少ないです。
逆上がりに必要とされる主な筋肉はこちら。
腕の筋肉:前腕伸筋、前腕屈筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、
背中の筋肉:広背筋
お腹の筋肉:腹直筋
おしりの筋肉:大殿筋、中殿筋
股関節周辺の筋肉:腸腰筋
太ももの筋肉:大腿四頭筋、ハムストリングス
ふくらはぎの筋肉:ヒラメ筋、腓腹筋
えっ!!
こんなにあるのに、主な筋肉なの?
と驚く方もいるかもしれません。
ですが、
本当です。
マジです。
冗談ではありません!
だから逆上がりは難しいのです。
ご理解いただけたでしょうか?
逆上がりはどうしても蹴り上げる動作があるため、使う筋肉が増えてしまいます。
また、鉄棒を支持していない状態から重力に逆らう動きもあるため、だるま回りよりも多くなってしまうのです。
それでも逆上がりの指導をしますか?
私はしません。
難しいですし、何より楽しくありません。
だるま回りはできると超楽しいです。
だるま回りができる子を増やして鉄棒好きを増やしていきましょう。
鉄棒に興味ある方はこちらをどうぞ!↓