#1 【昨今のカメラブーム】
どうも、生涯人間発達学です。
昨晩思い立ってなんとなく始めたnoteの投稿。
自己紹介の回はみていただけたでしょうか。
まだという方は是非、覗いていただけると幸いです。
さて、今回の記事がエピソードとしては初回となるわけですが何について語ろうか、と悩んでおりました。
W杯から少し時間があいたおかげで、昨今のサッカーブームは一時のそれよりは落ち着いており、初回に話すには少しパンチが弱い。
かと言っていきなり今乗り換えようとしている車の話をするにもなんだか気が乗らない(車だけに)。
そこで思いついた内容が ‘写真’ について。
ここ数年で若者を中心に今カメラブームというものがあります。
初回となる今回はそんな ‘写真’ について、知多のハイボールを片手に少し語ってみようかと思います。
ep.1 写真、撮ってる?
いきなりですが今この記事をご覧になってる方々、写真撮っていますか?
この時点ではまだ ‘#カメラ’ とカテゴライズしていませんが、おそらくカメラに興味がある方や実際に楽しんでいる方が今この記事を読んでいただいているのではないかと推測しています。
(読んでくれて、出会ってくれてありがとう)
今世間ではカメラが再び評価されているようです。
インターネットが普及した現代では、言葉では伝えきれない、いわばもうひとつのコミュニケーションとしても使用されているほどです。
写真の消費の仕方は人それぞれで、
自分の私欲を満たすため(完全なる趣味)
SNSをより華やかにするため(俗にいう映え)
私を古くするため(椎名林檎のギブス)
多種多様であり、各々でその価値を見出しているかと思います。
そしてその撮影方法も人それぞれ。
近代社会ではガラケーなるものが流行っており、いわゆる通信機器がカメラとして機能することになる先駆けとなっていました。
それがいつしかスマートフォンとなり、カメラ(写真機)の市場は皮肉にも2008年にiPhoneが日本に上陸してから下降の一途を辿っています。
実際に現代のスマートフォンとはとても便利な機器であり、かく言う私も普段iPhone13proで撮影することも多いです。
その一方で世間ではフィルムカメラの勢いが増しているのも事実です。
自分もよくお世話になる新宿の北村写真機店さんのインタビュー記事がありましたので、下記に残します。
ここで書かれていることは
①「高画質」に飽きた若者
②フィルムとは言え、データでそれを消費する
③とはいえ仕組みのことは理解していない
つまり言葉にはならないノスタルジーに価値を見出して若者がフィルムを、もっと言うと撮影そのものを楽しんでいる時代といえます。
そこで繋がるのが、先述した写真の消費について。
「インスタ映え」が二転三転して、新たなスタイルに生まれ変わった。流行り廃りが早い今、時代が一周したと言うわけです。
ではここからなぜ若者はフィルムに魅了されているのか。
若者の定義から少し外れてしまった私目線でその真相を深掘りしていきます。
…ふと思う。もうアラサーなんだった。
ep.2 ‘エモい’ とは何なのか
結論から申し上げましょう。
それは「時間軸のギャップ」です。
(ここからはあくまで持論にすぎません。異論は認めます。)
ここで写真における ‘エモい’ を定義化してみましょう。
FUJIFILMさんの公式記事に書いてある言葉を参照いたします。
これだけでは私の持論が説明しきれません。
もう少し解像度を上げてみましょう。
先程の記事にもあった通り、若者は高画質というものに見慣れた世代です。
そんな彼らにも過去があり、そのまた過去の親世代の写真には今のスマートフォンでは出せない独特の雰囲気があります。
つまり現代を生きる人が実際に見た景色がさらに過去のものと化し、その時間軸のギャップに ‘エモい’ と多くの人が錯覚するというわけです。
撮影結果がすぐに確認できない、時間が経って自分の過去を振り返るといった現像まで一連の時の流れのことではなく、よりタイムリーに、より簡易的にノスタルジーという感情を得ていると言えます。
前者のように過去を振り返る一手間としてフィルムカメラを楽しむ自分にはやや安直なようにも感じますが、まさにこれが ‘写真消費の多様性’ とも言えるでしょう。これは決してどちらの考えが優れているというものではありません。
とはいえ‘時間軸のギャップ’を楽しんでいることには変わりありません。ここでしか得られない栄養があるわけです。
ep.3 現代においてデジタルは‘悪’なのか
ここまでフィルムカメラと時間軸のギャップについて話してきました。
ではここでひとつの疑問が浮かびます。
フィルムカメラブームなのにデジタル機も値上がりしてるぞ?
題名にもある通り、フィルムだけではなくデジタル機も少しずつカメラ市場を盛り上げています。広い意味でカメラブームなのです。
現にカメラ好きなら一度は手にしたい高級ブランドのLeica、最近フィルムシミュレーションが人気のFUJIFILM、安定のSONY…
どれも一時の相場より多少値上がりしているのも現実。
APS-Cセンサーを搭載したカメラはやはり写りが素晴らしく、素人目にはこれで十分とも言えます。
さすがに今発売されているiPhoneはこの手のカメラには画質も撮影結果も及びませんが、iPhoneとほぼ同じ値段で取引されている数年落ちのカメラを誰が好き好んで買うのでしょうか。
しかしフィルムというのは非常にランニングコストがかかるもの事実。
一本2000円で売られるなど、各メーカーがライン強化に努めているものの一気に増えた需要が供給を上回り、慢性的な在庫不足に陥っているのです。
その反面デジタルは初期費用のみの投資で何年も楽しめることがメリット(もちろん寿命などはありますが)。
最近の編集アプリはとても素晴らしいもので、まるでフィルムで撮ったかのような加工だってできます。
写真を嗜む。現代においては加工するところまでのことを指すのかもしれません。
ep4. 頑張れ、カメラメーカー
ここまで時間にして1時間ちょっと。気づいたら寝る時間が迫っていました。
さて、初回となる今回は現代のカメラブームについて簡単に考察してみました。
まだカメラを趣味と呼ぶには浅いですが、いちカメラファンとしては是非とも今のスマホ市場に負けず劣らず頑張っていただきたい。
特にフィルム市場。やはりパシャパシャ撮るには少し高すぎるかな…
でも今自分にできることとしては、
カメラでたくさん遊んで、貢献し続けること
世の中は需要と供給で出来ています。
価格高騰に屈することなく、皆さんと引き続きこの素晴らしい趣味を共有していけたらなと思います。
最後に自分がその他に使っているデジタルフィルムカメラ(pentax espio115)とコンデジ(RICOH GRII)の作例も1枚ずつお裾分けいたします。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また次回の記事も読んでいただけると幸いです。
アデュー