見出し画像

陰謀論について思う事

3/26放送Abemaニュースの陰謀論についての回を視聴しました。
陰謀論を好きな人達が集まって語る会を取材したVTRが流れ、それぞれどんな陰謀論が好きなのかなど話し合う人達を見ながら出演者達は少し笑っている様子。
千原ジュニアさんは都市伝説の番組をやっていますが、MCという立場上なるべく中立な姿勢でいるように見えました。
特に「都市伝説」と「陰謀論」の違いが気になっていたみたいです。
そこあんまり重要じゃないけど・・・と思ってしまいましたが。
他の出演者達のスタンスについてざっくり言うと、文筆家の古谷さんとお笑い芸人のみなみかわさんは陰謀論はエンタメとして楽しんでいて、アナウンサーの大島さんとタレントの岸さんはデマを撒き散らす陰謀論者に日頃から呆れているといった感じでした。
陰謀論を調査研究している山口准教授いわく、なぜ人は荒唐無稽に思える陰謀論を信じてしまうかというと、一部に真実が混ぜてあり意外とロジカルに説明しているからだということでした。
この番組を見ている間ずっと気分がもやもやしていたので文章にしてみようと思い今こちらを書いております。

まず私は陰謀論とされている話が好きです。
子供の頃からピラミッドやUFOにわくわくしていましたし、小説ではどんでん返しのある話や推理小説や歴史ミステリーなども好きです。
常識を覆される衝撃を味わう事が好きです。
「常識を疑え」という言葉が好きです。

陰謀論が好きといって集まっていた人達もだいたいそんな感じなのではないでしょうか。
皆さんとても楽しそうに話していましたし。
物事を色々な角度から見て本当は違うのかも知れないと考える事は純粋に楽しいのです。
今まで正しいと思っていた事が間違えていたと知った時の衝撃はある意味快感なのです。
内容によっては楽しい事ばかりではありませんが。

陰謀論に一部でも真実が含まれていてロジカルに説明出来ているのなら、それを全てデマと決めつけるのは何故ですか?
何を信じて決めているのでしょうか。
科学的データ?有識者の見解?多数決で多い方の意見?身の回りの人達の意見?
全て絶対に正しいとは言えないと思います。
常識は時代によって変化しています。
常識を盲目的に信じ続けていたら変化を受け入れられず真実を見逃しませんか?

ここまで書いてやっともやもやの正体が分かりました。
陰謀論を信じる人は情報を精査出来ない信じ込みやすい人、世間に迷惑をかける人という前提の番組だったからです。
違います。
一般の陰謀論好きな人は情報を鵜呑みにしないで自分で考える人です。
知的好奇心と想像力があり、考え方が柔軟な人です。
人が自分と同じ意見ではないと分かっているので他の考え方の人を見下したり意見を押し付けたりしません。
実際に世間に迷惑をかける行動に出るような人は、違った思惑があったり性格が歪んだ人だと思います。
そういった人達もたくさんいるのでしょうが、そういった人達ばかりでもないのです。
ひとくくりにした方が分かりやすいからだと思いますが、それは間違いです。

山口准教授がネットの情報は玉石混淆だと言っていましたが陰謀論も陰謀論好きな人も玉石混淆です。
陰謀論=全てデマ
陰謀論好きな人=ヤバい人
と単純に決めつけていたら玉を見逃してしまうかも知れません。

昆虫食の裏事情や人工削減計画や闇の政府があるかないかなんて一般人には分かりません。
分からないものは分からないが正確で、どちらの意見でも決めつけて思い込むのは危険です。
正直、陰謀があっても何ら不思議ではないと思っていますが、そんなもの望んでるわけではないし怖い世界は嫌なんですけどね。
はぁー、長々と吐き出してすっきりしました!
もし読んで下さった方がいたならば誠にありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?