マツダ MX30ロータリーEVを体感する事ができました
復活したロータリーエンジン
RX-8以来、10数年ぶりにロータリーエンジンが復活した。マツダといえばロータリーエンジン。
ロータリーエンジンを知ったのは1991年、今から
33年も前、ル・マン24時間耐久レースでロータリーエンジン、4ローターを搭載したレーシングカー
マツダ787Bが総合優勝をした、ドキュメンタリー 番組を見た事だったと記憶している。
ロータリーエンジンが世界一になった。
とにかく狼が吠えるような独特なサウンドが印象に残っている。数十年前、RX-8で長距離のドライブに出かける事ができた。圧倒的な加速感、独特な
スポーティーなサウンド、とにかく爽快な
スポーツカーという印象だった。それはロータリーエンジンという個性のような世界だと思った。
その後、ふとロータリーエンジンは姿を消した。
そして数十年の時が経過し、今回、体感する事が
できたMX30 ロータリーEV。ロータリーエンジンを発電機として用いたプラグインハイブリッド車としてロータリーエンジンが復活した
ノーマルモード EVモード チャージモード 3つの走行モードが存在する。ノーマルモードは充電状態が45%になるまでエンジンは発電を行わない。
EVモードは充電状態が0%になるまで発電を
行わない。チャージモードはドライバーが設定した充電状態を維持する形でエンジンが始動し発電を
する。静かにシステムが起動し、車はゆっくりと
走り出した。コンフォートモードでバッテリーと
モーターだけで走行し、静粛性に富んでいる。
バッテリーの残量が少なかったが、アクセルを踏み込み加速を続け、速度が上がっていく。
すると突然、メーターにマークが灯り、
ファン ファンとロータリーエンジンが始動し発電を始めた。静かなモーター音のような感じだった。
RX-8のような快音とは、程遠い、サイレント
ロータリーサウンド。車は上質なコンパクトカー
という感じであったが、ロータリーエンジンを
発電機として復活させ、航続可能距離を少しでも
伸ばそうという発想は一昔前の少しでも速く走り
たいという願望と一致すると思い
胸が熱くなった。あっぱれ。
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