2023フローラS予想
結論
◎ クイーンオブソウル
〇 イングランドアイズ
△紐 キミノナハマリア
△紐 ゴールデンハインド
△紐 ソーダズリング
△紐 ティファニードンナ
△紐 バロッサヴァレー
△紐 ブライトジュエリー
予想ポイント
✅ 後半5Fのスピード性能
✅ 東京1600mの経験
予想ポイント① 後半5Fのスピード性能
まずは一点目の後半5Fのスピード性能について。
以下がフローラステークス過去5年の平均ラップ。
グラフからもわかるように後半での加速と持続する脚が求められるレースで傾向がわかりやすいものとなっている。過去5年の後半5Fタイム平均は59.4で60秒を切る上りが求められる。(2020年と2022年は60秒を少し超えるタイムとなっており、少し前半ペースが流れる形となったことには注意が必要である)
そして、この傾向から過去の3着以内に来た馬たちを分析してみたところ、
フローラステークスに出走する前に、後半5Fが60秒を切るレースに出走している経験があった。
中には、レースでは力を発揮できずに惨敗している馬もいるが、後半早くなるレースを経験しているということが後で強みになる、という理屈だと考えている。
そこで、今年の出走馬の経験したレース上り5Fを早い順に並べたものが以下の表である。
今年は早い上りに対応してきた馬が少なく、レース後半5Fが58台となったレースを経験した馬は3頭しかいない。
・クイーンオブソウル(エルフィンS)
・イングランドアイズ(クイーンカップ)
・キミノナハマリア(君子蘭賞)
よって、ここまでのデータからはこれらの馬を中心に考える。さらに、クイーンカップ、エルフィンステークスは今年の牝馬路線でも中心となる馬が多数出走したハイレベルなレースだったと考えており、その中でも見どころのあったクイーンオブソウル、イングランドアイズの2頭が抜けていると考えた。
過去の馬たちの戦績を見る限り、フローラステークスが開催される東京の左回り1600mの経験が非常に重要であることも見えてきた。そこで、次に重要視した東京1600m経験に話を移す。
予想ポイント② 東京1600mの経験
牝馬路線は桜花賞を意識して早い段階で1600m戦に素質馬が集まる傾向がある。その中でも、近年はアルテミスステークス、クイーンカップ、赤松賞の3レースに素質馬が多く出走しており、東京1600mの経験値が非常に重要視されているのではないかと考えた。
実際に、過去5年で上記の3レースに出走経験があった馬のフローラステークス成績を調べると、以下の通り非常に好走率が高いことがわかった。
・複勝率40%
・連対率25%
・勝率5%
(1-5-8-6)
勝ち馬があまり出ていないのは気になるが、2021年人気薄で2着にきたスライリーは赤松賞、クイーンカップに出走していた馬であり、去年のシンシアウィッシュもアルテミスステークスへの出走経験があった。
さらに、ここから自身の上り3Fに着目して絞り込むと、より精度が高いデータが得られるのではないかと考え、レース上り5F 59.0以上かつ自身の上り3F 34.5以上の馬を除外して考えると以下の通り。
・複勝率66.7%
・連対率44.4%
・勝率11.1%
(1-5-8-6)
もとの仮説がおおよそ正しいことが示されたデータとなっている。
今年の出走馬のなかでこの条件をクリアしている馬は
イングランドアイズ一頭のみ
である。
イングランドアイズが出走したクイーンカップは過去のレースと比較して時計的にもハイレベルである。
出走した馬を個別に見ても、6着のウンブライル、5着のグランベルナデットが次走で好走しているように、素質馬が集まった質の高いレースであったことが証明されている。
最後に
ここまでの流れから、クイーンオブソウル、イングランドアイズの2頭を重視することにした。3連系を意識するのであれば、上り5Fが早くなるレースを経験した馬を拾う形で印をつけた。
フローラステークスのように傾向がはっきりしているレースでは仮説から検証したデータが有効になると信じている。
(今回は1戦1勝の馬が多く出走しており、ここで能力が発揮されて好走することですでに素質を見せている馬よりもよい着順になることもあるかもしれないが。。)
最後までお読みいただきありがとうございます!
みなさんよいフローラステークスとなりますよう!
おず