2023年クイーンS予想
結論
◎ サトノセシル
○ ドゥーラ
▲ ルビーカサブランカ
△ ジネストラ
△ ローゼライト
予想ポイント
①クイーンステークスのラップ傾向
②各馬の能力比較
①クイーンステークスのラップ傾向
クイーンSの過去5年ラップの内函館開催の2021年と前半5F 61.2のスローペースとなった2022年を除いた3年分の平均ラップを示したのが以下のグラフです。縦軸は1Fごとのラップタイムを示していて、上に行くほど遅いタイム、下に行くほど早いタイムになっています。
平均ラップを数字で見ると、以下のようになっています。
前半の1000mのタイムが後半の1000mのタイムよりも早くなっているということは、前を走っていた馬が後半ばててしまい、差し脚をのばした馬が上位に来ることが多くなります。
実際に、過去のクイーンSの動画を見ると、好位置から差した馬が上位に来ていることがわかると思います。
小回りコースのため、大外を回してしまうと1着まで差してくるのは厳しいのですが、2018年のディアドラのように能力が抜けていれば差せることもあるというように考えるのがいいかもしれません。
ということで、狙うのは
としたいと思います!
②各馬の能力比較
今回のレースで大きなポイントとなるのは、
3歳牝馬が4頭出走してくることだと考えているので、
まずはその取捨を考えたいと思います。
過去6年で3歳馬が馬券になったのは2017年のアエロリットのみ。
アエロリットはNHKマイルカップを勝っての参戦であり、
その後の戦績をみても間違いなく強い馬でした。
よって、この時期にクイーンステークスで馬券になるには、
G1で実績を残せるような強い馬でないと厳しいと考えます。
今年の3歳牝馬
・ドゥーラ
・ライトクオンタム
・キタウイング
・トーセンローリエ
の中でG1実績があるのドゥーラ(オークス3着)だけ。
札幌1800m 2勝の実績と脚質からここでも有力視すべき存在です。
よって、今回出走する3歳馬からはドゥーラのみ印を打ちます。
3歳馬の中で最も人気になりそうなライトクオンタムは左回りのマイル戦で実績がありますが、高速馬場におけるスローからの瞬発力勝負が得意な馬だと考えているため今回は軽視したいと思います。
そして、4歳以上の馬たちの実力比較について。
ここに出走してくる馬たちは牝馬限定の重賞を走ってきた馬がほとんどです。去年後半から今年の前半にかけて行われた牝馬限定重賞は以下の通り。
・府中牝馬S
・エリザベス女王杯
・ターコイズS
・愛知杯
・京都牝馬S
・中山牝馬S
・阪神牝馬S
・福島牝馬S
・ヴィクトリアマイル
・マーメイドS
これらのレースの中で、ハイレベルかつ今回の札幌1800mにつながると考えているのは、府中牝馬S、エリザベス女王杯、中山牝馬S、ヴィクトリアマイルの4つ。
理由はメンバーレベルの高さとラップにあります。
特に、府中牝馬Sは全体時計、ラップが優秀であり、クイーンSと同じような前半が早くなるラップのレースでした。
今回の出走メンバーの中でハイレベルレースを好走したのは
・イズジョーノキセキ
・サトノセシル
となりますが、イズジョーノキセキは57キロかつ転厩初戦ということもあり、サトノセシルの方を本命とします。
その他の馬については、牡馬混合戦でも好走しているルビーカサブランカ、前傾のラップに適性があって成長も見込まれるジネストラ、
最後にローゼライトまでに印を打ちたいと思います。
各馬の短評(ピックアップ馬のみ)
5. サトノセシル
◎ 本命
府中牝馬Sの日は内がのびる馬場。その中で本馬は大外から唯一差してきて最後先頭に並ぶ勢いでした。中山牝馬Sは位置取りの差で上位2頭に届きませんでしたが、勝ち馬は宝塚記念2着のスルーセブンシーズ。2着のストーリアも関越Sを勝っておりメンバーレベルも高かったレース。7歳と高齢ですがクイーンS3年連続の好走に期待します。
7. ドゥーラ
○ 対抗
札幌芝1800mで行われた2歳未勝利戦の勝ち時計が優秀であり、札幌2歳Sを勝っているようにこの条件は得意にしています。オークス以前のクラシック戦線ではマイル適性を求められるレースが多く凡走が続いていましたが、スタミナも問われたオークスで好走し、同世代上位の力を見せました。51キロで古馬との対戦であれば通用してもよいはずです。
最後までお読みいただきありがとうございます!
みなさんによってよいクイーンSとなりますように!
おず