2023年芙蓉S振り返り
事前予想
メモ
✅例年より時計がかかる馬場
✅内馬場の状態がよく内前有利
✅ペース的には先行馬より後ろの馬に向いた
✅前半5F 62.2
✅後半5F 60.8
✅後半3F 35.8(12.1 - 11.6 - 12.1)
良馬場での開催となりましたが、芝のレースでは例年より時計がかかる状態でした。スタートして人気馬3頭が総じて位置を取りに行ったことで少しペースが流れました。
結局先頭に立ったのは最内にいた3着馬ドゥレイクパセージ。この馬が最後に残れたのは通ったコースがよかったことが主要因ではないかと考えています。
最後の直線では外から差してきたシリウスコルトとキャントウェイトが1, 2着。この二頭は内前有利の馬場を覆しての好走でした。
前半5F 62.2という数字だけみるとスローに思えるのですが、他の年と比べると比較的早めのペースです。時計のかかる開催であったことからも、前の馬よりは後ろにいた馬が恵まれたと考えます。
総合的に考えて、早めに先頭に立ちながら上がり最速で0.3秒の着差をつけた勝ち馬シリウスコルトが最も強い競馬をしたとみてよいのかなと思います。
馬場状態
レースラップ
レースレベル
同日に行われた勝浦特別(芝1200m)と時計的な比較を行うことでレベルの判定を行います。
今開催の中山競馬場は、先週までと比べて明らかに時計がかかっていました。実際に、勝浦特別の勝ち時計は過去4年で最も遅く、上りの数字も同様に大きくなっています。
他のレースでも似たような傾向が見られたため、今年は例年と比較して時計がかかる条件で開催されたとみてよいかと思います。
その上で芙蓉Sの数字を過去と比較してみると、去年より全体時計が早く、上りがかかっていることがわかります。これは、前半ペースが少し流れたことでスピードの後半勝負というよりはスタミナが求められた一戦になったと考えています。
メンバーのレベルから考えても、去年よりはレベルが高いとみるのが妥当ですが、それ以上の大きな評価はできないという感覚に留めておきます。
ピックアップ馬
1着 シリウスコルト
ここまで1200m、1600mを使われていましたが、後半に脚を使って最後まで伸びていることから2000mという距離への適性は十分にあったと考えられます。これまでの陣営コメントもその裏付けとなるでしょう。レースでは直線に向いた時点で手応え抜群で、直線最後も余裕があったことからこのメンバーではシンプルに能力が最上位であったと考えられます。今回プラス体重で出走できていることから、2歳時の成長も見込めます。次走がホープフルSになるのであれば同厩舎のラーグルフのような活躍が期待できるかもしれません。
2着 キャントウェイト
道中はかなり行きたがる様子を見せており、鞍上の柴田大知騎手は抑えるのに必死で上手く折り合えているようには見えませんでした。そんな中でも最後の直線ではしっかり伸びて2着を確保できており、スタミナの絶対値が非常に高いと感じました。予想時に述べた通り新潟2000m新馬戦で記録した数字が素晴らしいため、スピードについても非凡な能力を持っており、今後も活躍が期待できると思います。おそらく今後も人気になることは少ないタイプだと思うので、相手関係によっては強く狙える馬だと考えています。
4着 ティンク
先行した3頭の中では一番外を回っており、ペース的にも道中の消耗は大きかったと考えられ、それが最後の直線の伸びに影響したと思います。直線途中で沈むかという手応えでしたが、最後の100mではもうひと伸びして3着馬に迫っているのでスタミナがありそうです。この時期の中山2000mは牝馬には厳しい条件であり、当日の時計のかかる馬場を考えるとこの馬には厳しかったはず。その中で3着に近い4着という結果はポジティブにとらえてよいと考えます。今後出走する条件によっては穴で買えそうなので要注目です。
独り言
今回は〇-◎-▲での決着で予想が完璧にはまりました!各馬の能力を正確に把握できたことが要因だと思うので、今後も一頭一頭の馬に対して深く考察することを心掛けたいなと思います(^^)
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おず