貫いた、苦しんだ、耐えた。
思いを貫くというのはとても大変なことで。
こだわりがあるゆえ、お客様を選んだがゆえ・・
苦しみながら、耐えて耐えて・・・
本当にこれでよいのだろうかと弱気になり
寝汗が止まらず、追われる夢ばかりをみる毎日で。
そんな時、1本の電話がありました。
某有名な全国紙、お花の月刊誌のディレクターさんでした。
「先日伺い、とても素敵な花束を創ってくださいました。
ぜひ雑誌に掲載させていただきたいのですが」との事。
こっそり視察に来られていた?誰?いつ?
驚いた!
イタズラかと思った。
FAXで詳細やらスケジュールやらをもらい、端には月刊誌のロゴが。
ほんものだ!すごい!
その雑誌はいつもとても素敵で毎月愛読しています。
その雑誌に載るのが憧れでもあり、目標でもありました。
お店紹介とひとつの作品を載せてくれる。
そのときですね、こだわっていてよかったと。借金してよかったと。(笑)
作品のデモをFAXで送り、後日撮影です。
都内のスタジオに出向き、私の作品をプロのカメラマンさんが撮ってくれました。
なんて幸せな光景。
もちろん掲載料も払わないし頂きません。
お花代は自腹ですが、代えがたい名誉でした。
その後2度ほど掲載のお話をいただきました。
その経験は、今でも私の誇りです。
自信になったのだと思います。