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どないしてユニバーサルベーシックインカムと労働後の経済に到達するんや?分散型所有権: 新しい社会契約やで!

13,879 文字

せやねん、みなはん。デイビッド・シャピロやで。今日はな、ここからユニバーサルベーシックインカムへの移行、そしてその先のことについて話すで。
この質問はウチのパトロンのオーディエンスから来たんや。簡単に言うと、「どないして労働後の経済に辿り着くんや」って話や。「どないしてゼロ雇用に辿り着くんや」とか、「そこに至るまでの過程はどないなんのや」とか、「その段階はどんなもんなんや」って感じやな。
それと、フィードバックくれてありがとうな。みなはんがはっきり言うてくれたんや。ウチの顔を見たいって。ありがたいことやで。ウチも同じ気持ちやねん。顔の見えへん動画も見るけどな。例えば、AI Explainedのフィリップ君みたいに。でも、みなはんがウチと繋がってくれてるのはわかるで。そやから、ちょっとそのことについて触れたかってん。
ウチはこれからも実験を続けていくで。動画の質を上げたいからな。だから、バストショットを入れたり出したりするかもしれへんけど、声だけの方が喋りやすいんや。そやから、ハイブリッドなアプローチを取るかもしれへん。この動画の方がええかどうか教えてな。
それと、プロの編集スタジオに外注しようと思てるんや。そしたら編集も良くなるやろ。まあ、それはええわ。本題に入ろか。
この動画のために、いくつか前提を置くで。でも、その前提をはっきり言うておきたいんや。まず、AIの改善の流れが続くってことや。少なくとも予見できる未来はな。今のところ、スローダウンの兆しはあらへん。むしろ加速してるくらいや。
ウチが注目してる主な指標は、「より良く、より速く、より安く、より安全に」やねん。つまり、AIと機械が人間よりもそうなったら、経済的に見て人間に取って代わるのは避けられへんってことや。特に安全性の面でな。AIの方が安全やったら、倫理的にも人間をAIに置き換えなあかんかもしれへん。
次の前提は、自動化の最前線が近いうちに人間の能力のほとんどを飲み込んでまうってことや。IMFのレポートでも予測されてたやろ。ウチも先日動画で取り上げたで。
それから、恒久的な失業率が上がり始めて、止まる気配がなくなるってことや。これが、ウチが考えてる未来の前提やな。
もしこれが全部本当やったら、次は何が起こるんや?どないしてゼロ雇用に辿り着くんや?どないしてUBIやその先に辿り着くんや?どないして完全な労働後の経済に辿り着くんや?
ウチの今の考えはこうや。4つの段階を経ると思うねん。今はフェーズ1やな。
フェーズ1は最初の犠牲者の段階や。最初の犠牲者はクリエイティブな人らや。作家やイメージジェネレーターとかな。
ウチの嫁はんが皮肉っぽく言うてた経験則があるんやけど、それが当たってるみたいやな。「資本主義の下では、創造性のデフォルト価値はゼロや」って。つまり、創造的な作品をタダで作れるんやったら、人はタダで消費するし、払わんでもええんやったら払わへんってことや。
そやから、クリエイティブな人らが真っ先にアウトになるんや。これはもう、否定しようがない事実やと思うで。特に、画像生成とかハリウッド作家ギルドの闘争とか見てたらな。もう、壁に書かれてるようなもんや。
次の犠牲者は、事務職とか管理職の人らや。もう自動化されつつあるけど、まだ人間の監視が必要やねん。ここで重要なのは、許容できて規制されてへん仕事が一番脆弱やってことや。
「許容できる」言うのは、ミスしても大丈夫な仕事のことや。人命に関わらへんし、ちょっとのミスで会社の利益が損なわれへんような仕事や。だから創造的な仕事が真っ先になくなるんや。創造的な仕事はもともと混沌としてるからな。
同じように、事務作業も、AIがちょっと監視や二重チェックを必要としても、ビジネスは止まらへん。なんでかって言うと、人間もミスするから、そういう仕事にはもともと二重チェックや相互チェックがあるんや。だって、そういう仕事は退屈で頭がボーっとなるからな。
でも、規制されてへん仕事や業界というのは、その仕事をするのに資格や教育、認定が必要ないもんのことや。あるいは、仕事の成果物がFDAや医療委員会みたいなところで検査や承認を受ける必要がないもんな。
だから、許容できて規制されてへん仕事が真っ先になくなるんや。経済的に見て、一番簡単に取り組めるからな。
フェーズ2に行く前に、自動化のパラドックスについてもう一回言うておきたいんや。自動化のパラドックスの一番ええ定義は、もっとええ言葉があるかもしれへんけど、コメントで教えてな。
基本的に、AIツールを使う従業員の生産性は、別のAIツールや自動化ツールが完全に人間を置き換えられるようになる直前まで上がり続けるんや。つまり、AIを使ってどんどん仕事をこなしていくうちに、結局人間が要らんようになるんや。従業員の代理がツールを使うようになって、人間の生産性がゼロになって、クビになるんや。機械が仕事を引き継ぐってわけや。
生産性は上がり続けて、気分ええと思うてたら、次のイノベーション、例えばGPT-5とかGemini 2とか次のモデルが出て来て、自動化の最前線をちょっと押し上げるだけで、突然仕事が要らんくなるんや。
フェーズ1からフェーズ2への移行は、自動化の最前線が人間のできるタスク全部を飲み込んでまったときに感じるやろな。
ここで言うておきたいのは、自動化の最前線は主に認知労働に関するもんやけど、テスラボットのパフォーマンスレベルを見てみい。手先の器用さとかな。あれ、開発1年ちょっとで達成したんやで。自動化の最前線は、手作業や熟練した肉体労働も含むようになるんや。人間にしかできへんと思われてた環境でもな。
そやから、これは速いペースで来てるんや。もちろん、テスラだけやなくて、他にもたくさんの会社が人型ロボットの開発をしてるで。2024年には、機械ができる肉体労働の量が大幅に増えるのを見ることになるやろな。
アマゾンのロボットに関する記事もあったやろ。アマゾンの労働者全員を置き換えて、1時間3ドルで動くって予測されてるんや。もう来てるんや。
これが全部フェーズ2につながるんや。ウチはこれを「縮小フェーズ」って呼んでるんやけど。
縮小フェーズは、従業員である我々人間にとっては縮小やねんけど、投資家にとってはめっちゃワクワクする時期やで。株式市場は狂ったようになるやろうし、投資家らはめっちゃ興奮するやろな。
ここで、資本家階級が一般の人らが直面してる現実からさらに乖離していくんや。「利益が過去最高や!すごいやん!もっと速く行こう!」みたいな感じでな。
で、加速主義者らは「もっと速く行け!株買え!」って言うてるけど、その間にどんどん人がクビになっていくんや。
でも、この動画はお前らの経験と、どないしてより良い未来に辿り着くかについてや。所有者階級の一部の人らにとって何がええかについてやあらへん。
短い労働週は昔から提案されてて、実際に実験し始めてる所もあるんや。フェラーリかランボルギーニかが、4日労働制を導入したとかな。世界中で4日労働制の実験が行われてて、3日労働制を提案する人もおるんや。
この縮小フェーズの一部として、労働時間が短くなるってことを言うたんは、自動化ツールがどんどん仕事の一部を奪うにつれて、オフィスにおる必要が減るからや。
でも、これは人らが仕事後の生活に適応するええチャンスでもあるんや。労働週が4日になって、それから3日になったら、突然自由な時間が増えるやろ。新しい趣味を見つけたり、新しい意味を見出したりして、40時間から80時間の労働からゆっくり離れていけるんや。
そやから、緩やかなテーパリングが起こるんや。30時間労働週になって、それから20時間、15時間、10時間ってな具合にな。10時間労働週になったら、もうほとんど仕事から離れてるようなもんや。
ウチはこういう軌道を会社が採用するのが賢明やと思うねん。なんでかって言うたら、会社にとってもチャンスやし、インセンティブにもなるからや。
例えば、中規模の会社のCEOやとしよう。壁に書かれた文字が見えて、従業員らは「仕事を守らなあかん」って言うてる。もちろん、それに対処する方法はいろいろあるけど、こう言うてみい。「給料はそのままで、4日労働にしよう。でも、AIを使って生産性を維持してな」って。
それに慣れたら、1、2年後に3日労働にして、さらに減らしていく。そしたら、自動化の最前線がどうなるかもっとわかってくるやろ。もしかしたら止まるかもしれへんし、止まらへんかもしれへん。
ビジネスが倫理的にこの移行に参加するためのもう一つの提案は、オフィス回帰の命令をやめることや。元の状態に戻ろうとするのをやめて、リモートワークを推進せえってことや。
リモートワークはめっちゃええで。経済的に実行可能な地域に移動できるし、労働後の経済への移行の一部として、仕事のために都市部に住む必要がなくなるんや。
ウチも最近、住んでた所から1時間離れた所に引っ越したんや。大都市の近くに住む経済的な必要がなくなったからな。大都市の近くに住みたくないんや。うるさいし、臭いし、人らはみんなサンフランシスコから来た嫌な奴らやからな。
サンフランシスコから来たドライバーらは、特に雨の日はめっちゃ酷いで。速すぎるし、あんまり近くについて来すぎるんや。これは有名な話やで。
とにかく、ウチは田舎に引っ越したんや。ルーツに戻ったみたいなもんや。生活費は安いし、生活のペースもええし、すぐに幸せになれたわ。
みんなにもそういう経験をしてほしいんや。今はリモートワークができるから、もっとリモートワークをするべきやと思うねん。
これも会社が労働後の経済に移行する方法の一つやで。
フェーズ3は、それが進むにつれて、つまり労働週がどんどん短くなるにつれて、総雇用者数が頭打ちになるんや。今の総雇用者数はまだ増えてるけど、経済学者らが見たいと思うほど速くは増えてへん。
総雇用者数が頭打ちになったら、なだらかな放物線を描くやろな。そしたら、既存の体制がパニックになり始めるんや。「永遠に成長し続けられへんやん。仕事はどうなるんや」って感じでな。古い考え方の伝統主義者らは「雇用者数を増やさなあかん」って言い出すやろ。
その間に失業率は上がり続けるんや。今のアメリカの失業率はめっちゃ低いで。たぶん3%くらいやと思う。4%以下やと思うわ。2%台やったら、みんな大騒ぎしとるはずやからな。
とにかく、レイオフが続いて、人間労働の需要が減り続けるにつれて、総雇用者数は頭打ちになって、失業率は上がり始めるはずや。
それが見えてきたら、NEETsの数も増えるやろ。NEETsっていうのは、教育も雇用も訓練も受けてへん人のことや。人らが仕事に戻れへんのが見えてきたら、既存の体制もこの新しい経済パラダイムを認識し始めるやろな。
公の場で「新しいもんが必要や」「別のもんが必要や」って言う人が出てくるはずや。「労働後の経済」って言葉を使うかどうかはわからへんけど、ウチはそういう言葉を広めようとしてるんや。
でも、確実に人らは注目し始めてるで。
フェーズ3に入ったって分かるキーポイントは、政治家らや連邦準備制度理事会の議長、メインストリームメディアのコメンテーターらが、みんなこの事実を認め始めることや。「これからどうすんねん」「新しい経済パラダイムが必要や」って言い出すんや。
「労働市場」とか「パラダイムシフト」とかそういう言葉を耳にするようになるで。そういうのをメインストリームなところから聞くようになったら、もうフェーズ3に入ってるって分かるんや。
社会保障とか失業給付とかについて話し始めるやろな。
そういう傾向が続いて、増えていったら、最後にフェーズ4になるんや。もちろん、ここまでの前提がたくさんあるけどな。
一番のリスクは、自動化の最前線が何らかの理由で止まることや。でも、止まらへかったら、全速力で前進やで。
フェーズ4は、完全で真の労働後の経済の段階や。この段階では、都市も州も連邦政府も、新しい経済の現実と折り合いをつけるんや。
UBI(ユニバーサルベーシックインカム)やUBS(ユニバーサルベーシックサービス)が必要やって話がもっと出てくるやろな。
UBSっていうのは、電気、水道、インターネット、電話サービスとか、基本的なサービスのことや。みんな大体同じようなもんを手に入れられるってことや。
住宅については、UBSの形では見られへんかもしれへん。少なくとも大多数の人にはな。それには理由があって、大文字のCで始まる共産主義やねん。
これについてはすぐに話すけど、完全な共産主義や社会主義は避けたいんや。でも、ウチが提案する解決策に驚くかもしれへんで。
一番難しいのは、技術的な解決策やあらへん。一番難しいのは、物語や人間的な側面なんや。
サム・オールトマンも、Time誌の「今年のCEO」インタビューで似たようなこと言うてたで。正確な質問は覚えてへんけど、「新しい社会パラダイムをどう解決するんや」みたいな質問に対して、サムは「それはAGIよりもずっと難しい」って答えたんや。
これ、ウチが前から言うてることとほぼ一緒やねん。認知アーキテクチャを作るのは、人間の要素に比べたらめっちゃ簡単やって。
今の社会契約は、一番シンプルに言うと、「政府は労働と企業の関係を仲介する」ってことや。これだけや。
1世紀前は、政府の役割はもうちょい大きかってん。政府は市民の世話をする役割があると思われてたんや。でも、新自由主義のせいで、政府の役割は「労働と企業の関係を仲介する」ところまで縮小してしもたんや。
でも、労働後の経済になったら労働がなくなるわけやろ。そしたら政府の役割はどうなるんや?政府の役割を拡大せえって言うてるわけやあらへんけど、ピボットするか移行する必要があるんは間違いないな。
新しい社会契約をどう言葉にしたらええかまだ見つかってへんけど、今のところは「政府は市民と企業の関係を仲介する」か、もしくは「市民と所有者の関係を仲介する」みたいな感じやな。
ウチ一人で解決できる問題やあらへん。これは本当の意味での集団的で民主的な会話の一部にせなあかんのや。
せやけど、それはどういう感じになるんやろな。
ちょっと待ってな。ウチのパトレオンの宣伝をさせてもらうで。
実験してみて、オーディエンスからのフィードバックを取り入れたんや。パトレオンをシンプルにして、今はユニバーサルアクセス層の一つだけになったんや。ワンサイズフィットオールってやつや。
この層では、ほぼ全てのものが手に入るんや。主なものは、限定コミュニティへのアクセスと、月一回のライブストリームQ&Aセッションや。Q&AセッションはZoomウェビナーに移したから、めっちゃキレイでプロフェッショナルな感じになったで。ええQ&A機能やポール機能もあるしな。
せやから、ちょっとウチのパトレオンの宣伝やで。
ほな、本題に戻ろか。
一番大きな問題について話すで。政府の役割が拡大して、例えば過去に遡って、政府の役割は市民の面倒を見ることやって言うたとするやろ。これは組み込まれた自由主義やったんや。
それをやめて新自由主義に移行したんやけど、もし組み込まれた自由主義に戻って、「政府が保証された収入や保証されたサービス、たくさんの住宅なんかを提供する」って言うたら、それはもう完全に大文字のCで始まる共産主義やねん。
政府にそんなに力を与えたくないんや。そうせんほうがええ理由はたくさんあるで。チェックアンドバランスが必要やし、複数の利害関係者の間でパワーバランスを取らなあかんのや。そこには動的な緊張関係があるんや。
これについては、ゲーム理論や経済理論がたくさんあるんやけど、要するに、大文字のCで始まる共産主義はアカンのや。中央管理はアカンのや。誰も望んでへん。まあ、望んでる人も少しはおるけど、大多数の人は望んでへんのや。
でも、労働力を失うことで経済的な力を失うとしたら、将来、経済的な力をどないして持つんや?労働市場がなくなったら、参加する方法がなくなったら、どうすんねん?
ウチにとって、解決策は明らかになったんや。みんなが部分的な所有者になる必要があるんや。
これに気づいたとき、新しい社会契約の主要な構成要素は分散型所有権やって分かったんや。ある朝、目が覚めたら、「そうか!」って思ったんや。この解決策はずっと目の前にあったんやで。
分散型所有権や。でも、集団所有権のことを言うてるんやあらへん。国有化された資源とかそんなんやあらへん。全然違うで。
ウチが言うてるのは、分散型の私的所有権のことや。場合によっては、市町村の所有権かもしれへん。
DAOsって分散型自律組織があるやろ。これが一つの道かもしれへん。公的信託も別の道かもしれへん。
地元の協同組合、例えば農場や公共事業、その他の基本的な商品やサービスは、全部地元で所有したり、共同で所有したりできるかもしれへん。
なぜかって言うと、国レベルで経済全体を上から下まで組織するのは、必ずしもええことやあらへんからや。
でも、特定の商品やサービスを消費する全ての利害関係者が、それらの産業の所有者でもあったら、地元の管理や地元の専門知識、より良いコミュニケーションなんかのメリットが得られるんや。
これで、ウチが「スウォームDAO」って呼んでるアイデアが浮かんだんや。
スウォームDAOのアイデアは、ある日急に思いついたんや。ベッドから飛び出して、自律型AIコミュニティのリーダーシップに話しかけたんや。「みんな、ウチ分かったで!」って言うてん。何がきっかけやったかは覚えてへんけど、「なんで分散型自律組織を使ってスウォームを操縦せんのや?」って思いついたんや。
ウチらがやってるHOSプロジェクト、階層的自律エージェントスウォームの仕事でな、最高監督委員会ってのがあるんや。これは倫理的な舵取りやミッションベースの舵取りをするエージェントのセットなんやけど、みんな「完全自律って何のためやねん」って感じで迷子になってたんや。
ミッションを与えたとしても、誰がそのミッションを与えるんやって話やろ。そこで気づいたんや。人々がミッションを与えるんや、って。
現在の技術や経済のパラダイムから移行しようとしてるんやったら、DAOか何かの分散型の意思決定フレームワークを使ってスウォームを操縦すればええんや。
これは正式に立ち上げたプロジェクトやあらへんで。ただのアイデアやねん。正直、ウチにはもうプロジェクトを走らせる時間もエネルギーもあらへんのや。でも、調整するくらいなら手伝えるで。
エージェントスウォームとかそういうのに興味があるなら、公開Discordコミュニティに参加するリンクが説明欄かコメント欄にあるはずや。そっち見てみてな。
LinkedInでウチとつながりたいなら、そっちでもええで。こういう話をしたいんやったらな。
でも、ウチのスケジュールはめっちゃ詰まってるんや。来月だけで20以上のインタビューが予定されとるで。システム思考のチャンネル用にな。
ちなみに、ウチのシステム思考チャンネルの宣伝やけど、昔はニューロスパイシーチャンネルやったんが、今はデイビッド・シャピロのシステム思考になったで。
スウォームDAOのことやけど、これはめっちゃ実験的で投機的なもんやで。ただのアイデアの一つやねん。
でも、価値のある実験やと思うで。やるべきやと思うねん。
ただ、これの一番大きな問題は、専門知識のギャップやねん。
みんながエキスパートの管理者やあらへんし、農場を経営する資格があるわけやあらへんし、必要なことの半分もできる資格がある人なんておらへんのや。
ウチだって電力会社の運営方法なんて知らへんし、電力会社の責任者になるべきやあらへん。たとえ地元の電力会社の部分所有者やったとしてもな。
でも、その解決策は自明やと思うたんや。AIがその仕事を奪えるんやったら、AIはその仕事をできるってことやろ。
つまり、人間を雇う代わりに、人間に取って代わったAIを雇えばええんや。そして、DAOを使ってそれらを全部調整するんや。
これは実は、ウチがインタビューした会社、To Tのアプローチに似とるんや。彼らのアプローチが正しいかどうかは分からへんけど、正しい方向に向かってると思うで。
そのインタビューはウチのバックログの奥深くにあるから、見たかったら探してみてな。でも、to.netで彼らの技術をチェックできるで。
とにかく、AIが工場長の仕事を奪えるくらい賢かったら、AIは水処理マネージャーの仕事を奪えるくらい賢かったら、AIは原子力技術者の仕事を奪えるくらい賢かったら、AIはこれらのものをウチらに代わって運営できるくらい賢いってことやねん。
ウチらに必要なのは、これらのものに対する経済的な利害関係だけや。ブロックチェーン技術やDAO、何かしらの分散型所有モデルを通じてな。
技術を使わんでもできるかもしれへん。今日でも、企業統治の面でいくつかの既存の協同組合モデルがあるしな。
実際、ウチの企業法務の友達と話そうと思とるんや。これはすぐにでもできそうやと思うからな。
でも、AIがそこまで到達したら、それ自体が問題を解決してくれるんや。そやから、ウチはめっちゃワクワクしとるんや。
さて、動画の後半に入るで。新しい社会契約の解決策として、ウチが考えてるいくつかの概念や要素について話すで。
新しい社会契約は、分散型所有権と、UBIやUBSのような再分配、そして政府の役割の変更が一部を占めるんやけど、ウチはステークホルダー資本主義っていう概念にも魅了されとるんや。
ウチがそう言うたら、みんなすぐに顔をしかめるかもしれへんな。しかめへんかった人のために説明するで。なんでそれが怪しいかってな。
正直、自分でもこの考えに至ったことに驚いとるんや。
ステークホルダー資本主義の最大の提唱者は、ラリー・フィンクっていう人や。たぶんブラックロックのCEOか創業者か、両方かもしれへん。
ブラックロックは世界最大の資産運用会社や。たぶん7兆ドルくらいの資産を運用してると思う。もっとかもしれへんけど、とにかく兆単位やねん。
彼はステークホルダー資本主義を押し進めてきたんや。ビジネスの伝統主義者らにはめっちゃ不評やけどな。
ESG(環境・社会・ガバナンス)の責任者でもあって、ディズニーみたいな所でのウォークネス(社会的公正への過剰な配慮)の元凶みたいに言われとるんや。
ディズニーがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の完全所有権を取得して、資本主義全開で行った後のパフォーマンスを見たら、うまくいってへんのは明らかやな。
でも、その考え方は単純やねん。現在の経済パラダイムは株主価値や株主資本主義や。株主資本主義は、株主の価値を最大化するのが責任やミッションやって言うんや。
株主の価値を最大化するっていうのは、株を持ってる人のためにやるってことや。株価を上げて、配当を生み出すことが目的やねん。それだけや。
対して、ステークホルダー資本主義は、全てのステークホルダーの価値を最大化しようとするんや。顧客、従業員、取引先、環境、さらには傍観者、つまりその事業やその商品・サービスの生産・流通に参加してへん人らまで含めるんや。
みんなの中には「それって別名の共産主義やないか」って言う人もおるかもしれへん。せやな、ある意味そうかもしれへん。
大文字のCで始まる共産主義やあらへん。ソビエトの赤い共産主義やあらへんで。資本家や新自由主義者のための軽い共産主義みたいなもんや。
でも、ステークホルダー資本主義が新しい社会契約の一部やったらどうや?って考えてほしいんや。それって、みんなが原則的に望んでることやないか?
ウチが最初に言うけど、原則と実践は全然違うもんやで。DEI(多様性・公平性・包摂性)と自閉症のことは言い出したらキリがないけどな。
でも、原則的には、ステークホルダー資本主義は紙の上ではウチらが望んでることみたいに見えるんや。環境も含めて、みんながその経済生産エンジンのステークホルダーとして考えられるってな。
これを分散型所有権と、それをサポートする新しい技術、例えばブロックチェインやDAO、もしかしたら暗号通貨なんかと一緒に正しく実装できたらどうやろ?
ウチが言うたように、原則と実践は全然違うもんやけど、これらの実験をする価値はあると思うで。
さて、動画の最後の部分に入るで。市、州、連邦レベルでの具体的な政策提言をいくつか考えてみたんや。
これは思考の歯車を回すため、ポンプの呼び水的なもんやで。この動画の調査や準備をしてる間に、労働後の経済への移行の道筋について、実際にいくつかのええアイデアがあることに気づいたんや。
まず、市レベルの話やで。町や村、都市、基本的にどこの自治体でも、都市からの人口流出に備え始められるんや。
動画の最初の方で言うたように、ウチ自身も都市部から出てきたんや。もうそこにおる物理的な必要がなかったからな。
ずっと小さな町に移住して、生活のペースも雰囲気も全然違うとこに来たんや。すぐに幸せになれたで。
ウチはこの経験をみんなにしてほしいんや。郊外に閉じ込められて、通勤に苦しんでる人、誰でも夢の町に引っ越して、生活の質がすぐに変わる経験をしてほしいんや。
マジで言えへんくらいええで。できるんやったらやってみ。
これはメンタルヘルスにもええし、経済的にもええんや。生活費の安いとこに引っ越すからな。
これで、みんなが効率性や好みのライフスタイルの変化に基づいて経済的な決断ができるようになるんや。これは長期的に見てめっちゃ効果があるで。
これも解決策の一部になるんや。なぜかって言うたら、脱成長や循環型経済の一部は、経済的により効率的になることやからな。これには相乗効果があるんや。
UBS(ユニバーサル・ベーシック・サービス)、つまり電気、水道、インターネットとかのサービスは、地域レベルで組織して運営するのがベストやと思うで。都市はここで大きな役割を果たせるんや。
これは、ゴミ収集が無料になるかもしれへんし、電気が無料になるかもしれへん。少なくともある程度はな。水道も無料になるかもしれへん。
もし都市がこれらのサービスを無料で提供する方法を見つけられたら、学校がサービスとして提供されてるのと同じように、都市はこの人口流出にとってめっちゃ魅力的になるかもしれへんのや。
そしたら、もっと人を引き付けられるし、もっと企業も引き付けられるかもしれへんな。
循環型経済も地域レベルで最もうまく実施できるんや。
循環型経済の概念を知らん人のために説明すると、これについてもっと詳しく探る動画を作ってるとこなんやけど、基本的にはゴミを減らすってことや。
より多くのローカルなフィードバックループを作って、エネルギーと材料の使用をより効率的にするんや。全ての出力、つまり全ての廃棄物が行き先を持つようにするんや。
減らす、再利用する、リサイクルする。昔からある3Rやな。でも基本的に、地域経済をこの材料の循環的な使用を中心に設計するんや。
また、廃棄エネルギーも最も効率的に使うようにするんや。
これらは地域レベルで最もうまく実施できるんや。ファーム・トゥ・テーブルはその一例やな。
ゴミ、土、段ボール、プラスチックの全ライフサイクルも、地域レベルで最もうまく管理できるんや。
そやから、都市は労働後の経済に備える上で、おそらく最も大きな役割を果たせるんや。
ウチのオーディエンスの中に市長や市の職員がおるなら、連絡してな。話を聞きたいし、できれば手伝いたいんや。プロジェクトで手一杯やから、たぶん手伝えへんけど、とにかく話を聞きたいんや。
次は州の政策やで。州の政策はちょっと抽象的やけど、あるオーディエンスの人が教えてくれたんやけど、バーモント州が実際にDAOs(分散型自律組織)の法的承認を許可してる最初か唯一の州やと思うんや。ウチは企業法務の専門家やあらへんから、それが本当かどうかは分からへんし、調べてもないんやけど、バーモント州がめっちゃ進歩的やから、驚かへんな。バーニー・サンダースの出身地やと思うし。
州には、分散型所有モデルの承認や許可に道を開く役割があるんや。たぶんバーモント州がスウォームDAOとか、これらの新しい協同組合を試すのにええ場所かもしれへん。
地域で所有・管理されてる商品やサービス、ユニバーサル・ベーシック・サービスや営利企業、公的信託、土地の協同組合なんかをな。
これが、州が労働後の経済への道を開くのに果たせる最大の役割やと思うねん。なぜかって言うたら、州が分散型所有を許可して、法的・規制的・経済的な枠組みを作るんやったら、株主資本主義から真のステークホルダー資本主義への移行がスムーズにできるかもしれへんからや。
分散型所有と、UBIや再分配、UBSもあって、州レベルでも起こるべきやと思うで。学校なんかがええ例やな。
たぶん、移転や再定住の支援もあるかもしれへん。つまり、高くてカーボン集約的な都市部から出て行って、郊外やもっと田舎の生活に移るのを奨励するってことや。
都市がその移行をするのを手伝うのも、州の利益と権限の範囲内やと思うで。州議会とかな。
最後に連邦レベルの話や。連邦レベルでは、この新しい社会契約には全ての市民が含まれなあかんのや。
そやから、この新しい社会契約は、アメリカ大統領と議会の助けを借りて、部分的に交渉せなあかんのや。
もちろん、これはフランスやドイツ、EU全ての連邦レベルにも当てはまるで。
ちょっと触れておきたいんやけど、ウチがあんまり他の国のことを話さへんって言う人がおるんや。それは、ウチがそこに住んでへんし、詳しくないからや。
正直、他の国に住んでみたいんや。EUのパスポートか、少なくとも長期ビザでも取れたら、ギリシャやフランス、スペイン、イタリア、ドイツのライン地方にでも住んでみたいんや。
でも、他の国のことはあんまり詳しくないんや。それに、ウチの視点が西洋中心的なのもよう分かってるで。だって、西洋で育ったからな。
とにかく、新しい社会契約の交渉を率先した大統領の前例が二つあるんや。二人ともルーズベルトやねん。
ウチが使う例は二つあるんやけど、まず一人目はセオドア・ルーズベルトで、スクエア・ディールってのをやったんや。セオドア・ルーズベルトは、トラスト解体で有名やねん。
スクエア・ディールは、独占企業と他の全ての人々との関係を再交渉しようとしたんや。
それから、フランクリン・ルーズベルトのニューディールは、ある意味もっと大きかってんな。「ちょっと物事をよくしよう」みたいな感じで移行したんや。
ウチはフェア・ディールって呼んでるんやけど、これが新しい社会契約になるんや。フェア・ディールは、分散型所有権とステークホルダー資本主義が中心にあるんや。
とにかく、これらの交渉は国レベルで行われる必要があるんや。連邦レベルって言うたけど、連邦政府だけのことを言うてるんやあらへん。全ての市民、全ての有権者、全てのステークホルダーがこの交渉に参加せなあかんのや。
最後に、タイムラインについて気になってる人もおるかもしれへんな。これらのことはいつ起こるんやろって。
ウチは「誰にも分からへん」なんて言うつもりはないで。もう推測の域を超えてるからな。複数のソースがあって、しかもそのうちのいくつかは、これを正しく理解することに大きな利害関係があるんや。
ウチが今注目してる主なソースは二つあるんやけど、もちろんもっとたくさんのソースはあるで。でも、この二つがちょっと信頼性が高いんやないかと思うてんねん。
一つはIMFや。たぶん、ウチの最近の動画で見たと思うけど、IMFのレポートでは、AGIが全ての仕事を置き換えるのに5年から20年かかるって予測してたんや。
もう一つはゴールドマン・サックスで、たしかゴールドマン・サックスは2027年から2028年に恒久的な失業率が急激に上がり始めるって予測してたと思うで。これは5年のタイムラインとうまく一致するんや。
基本的に、ウチが思うに、これから5年以内にこの新しいパラダイムへの大きな移行が見られるんやないかと。
5年以内に雇用率が0%になるって言うてるわけやあらへん。でも、この動画で話したことの多くが、完全に実施されへんにしても、現実として認識されるんやないかと思うねん。
ウチの言い方をすると、自動化の最前線が徐々に移行するのは、基本的に昨日、つまり2023年から始まってるって感じやな。
ウチは、歴史は2023年を最後の「普通の年」として記録するんやないかと思うてるで。2024年は、アーリーアダプター段階からアーリーマジョリティ段階への移行の始まりを見ることになるやろな。
基本的に、新しい技術の採用はベル曲線に従うんや。今までは最先端、つまり全てにおいて最前線にいる人らだけやったんやけど、今はめっちゃ早い段階のアーリーアダプターの段階にあるんや。
2024年には、これがアーリーマジョリティへのピボットになると思うねん。
もちろん、遅れてくる人もおるし、AIの恩恵を受けにくい産業もあるやろ。規制の抵抗もあるし、現状維持への抵抗もあるやろな。
他の動画でも言うたように、医者や弁護士、政治家らは、置き換えられるのに抵抗するに決まってるで。人間なら誰でもそうやろ。現状を好む傾向があるからな。
でも、結局は経済的な圧力が変化を強制することになるんや。
うまいこと変化を妨害せんことを願うで。ハリウッドの作家ギルドで見たように、彼らは基本的に変化を妨害しとるだけやからな。最も古典的で伝統的な意味での妨害や。
基本的に、機械の歯車に靴を投げ込んで、動きを遅くしようとしてるようなもんや。変化が避けられへんのに、な。
見てくれてありがとうな。たくさん得るものがあったと思うで。新しいフォーマットがよかったかどうか教えてな。
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