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コースラ氏、OpenAIの巨額資金調達ラウンドとAI分野のリーダーシップについて語る

2,787 文字

何度も議論してきましたな。あんたがOpenAIに最初の小切手を切ったんやけど、今回のラウンドに参加した理由は何やったんや? 数字の大きさと、なぜこれが歴史的やったんかについても話してきたけどな。
ほな、参加した理由やけど、今後10年か15年の間に社会のあらゆる分野に与える影響がめっちゃ大きいと楽観的に考えとるからやな。長期的な投資家として、それは理にかなっとるんや。LPに対する受託者責任もあるしな。
いつもの通り、あんたが番組に出演するって SNS に投稿したら、Bloomberg Technology の視聴者の多くが「あ、コースラ氏は OpenAI の IPO が来ると感じて、このラウンドに参加したんやろか」言うてきよったわ。
IPO については議論してへんで。今の構造は IPO 向けには設定されてへんしな。その構造について話そか。B Corp への転換や、より営利を目指すことについて議論してきたんか?
サムは構造の変更について公に議論してきたけど、具体的なことは話してへんな。それ以上のことは言えへんわ。
この会社が資金調達できる体制を整えるんは良いアイデアやと思うわ。OpenAI の視点で見ると、この2年間で普通のスタートアップやったら20年かかるような急成長を遂げたんや。ほとんどゼロやった収益が数十億ドルになったって報告されとるしな。そんな急成長やと、データセンターやトレーニングセンターなんかに資本を投入せなあかんようになるわな。
普通のスタートアップやったら20年かかる成長を2年でしたわけやから、内部での変化も予想できるわな。最初に投資した創業チームと、今ビジネスを率いとるチームがかなり違うことについてどう感じとるんや?
確かにチームは違うけど、今のチームも非常に強力な技術チームやと思うわ。起こっとるのは、素早い動きのための合理化やな。ご存知の通り、この会社は電撃的なペースで製品を生み出してきた。幅広い製品と本当に重要な能力を開発してきたけど、それについていける競合はほとんどおらへんわ。
このレースで大事なんは、競争に勝つことや。他のことを気にせんと、正直言うて、収益を急激に伸ばすことや。先ほど言うたように、めっちゃ急成長しとるしな。
先月、あんたのブログで「私は反ユートピア論者か、それともユートピア論者か」というタイトルの記事を書いたな。長い記事やったけど読んだで。結論としては、AIによって10億人未満が握っとる富が、70億か80億人近くに広がる道筋が見えるって書いとったな。
でも、その記事で欠けとったと感じたんは、OpenAIがどうやってそれを実現するんかってとこやな。あんたがOpenAIを人工知能技術への人間のアクセスを広げるリーダーとして重視してはるのはわかるけど。
そうやな。その記事で俺が語ったのは、批評家たちが懸念する反ユートピア的なことが起こる可能性についてや。リスクがないとは言ってへんけど、それらすべてに具体的に言及して、AIが生み出せる豊かさについて語ったんや。
AIは人類史上最も重要な、豊かさを生み出し、より公平で平等で豊かな社会を作るためのツールなんや。このレースに勝つ企業が、AIをリードすることになるやろな。複数のプレイヤーが参加することになると思うけど。
だから、OpenAIだけやないけど、OpenAIの今の動きにはめっちゃ強気なんや。製品開発と収益成長の両面で極めて優れた実行力を見せとるからな。だからOpenAIがこの分野のリーダーの一つになることに期待しとるんや。
リーダーになるために、サムは会社の株式を持つべきやと思うか?
それは取締役会が決めることやな。サムがやってきたことに対して何かをもらうべきやと思うけど、それは彼の最優先事項やないな。むしろ、優先順位は低いんちゃうかな。
サラ・フライヤーについてどう評価しとるんや?業界の仲間や同僚から聞いた話やと、彼女はビジネスモデルの今後の道筋についてあまり明確に理解してへん人たちに向けて、かなり簡潔なプレゼンテーションを用意したらしいな。
実際、多くの投資家がそれを理解したみたいや。プレゼンを見て「よっしゃ、これなら納得や」言うてな。あんたの反応はどうやった?
サラとは長い付き合いやな。彼女がスクエア(今のブロック)のCFOやった時に、俺はそこの取締役やったからな。
おっしゃる通りや。彼女は簡潔なプレゼンを用意した。シンプルで分かりやすく、「今はここにおる。1年後にはここにおるはずや」言うて。それ以上のことはあまり予測できへんからな。
説得力があったんは明らかやな。そうでなかったら投資せえへんかったわ。
面白いのは、OpenAIが唯一のプレイヤーにはならへんけど、リーディングプレイヤーになってほしいって言うとることやな。書類の中に、OpenAIを支援する人は将来その競合を支援できへんって文言があって、ちょっと物議を醸したけど。それって普通のことなんか?そういう文書に入れるべきもんなんか?
大規模な投資やと、これは結構普通のことやな。法的な要件やなくて、相互理解やな。俺らは信頼関係で動いとるからな。投資家はOpenAIを支援して、その競合は支援せんって約束したんや。特にこの規模やとそれは普通のことやで。
最後に、テクノロジーについて話したいんやけど。
毎日、ChatGPTに声で入力したり、Ray-Banを通してMatter AIと話したりしとると、妻が困惑した顔で見てきよるし、サンフランシスコの街中や局のここの同僚らもそんな感じやな。
それで聞きたいんやけど、一般の人々がAIを日常的に使うべきやと理解したり、信じたりする転換点はいつ来ると思う?
80年代に名刺にメールアドレスを載せたときのことを思い出すわ。ビジネススクールの友達と夕食を食べとったら、一晩中笑われてもうたんや。だから、そういう状況はよく分かるで。
今はAirPodsをつけとるけど、これも何年か前やったら変に見えたやろな。でも、人は適応していくもんや。適応が早い人もおるしな。
問うべき質問は、ChatGPTがあんたにとって役立つかどうかや。俺にとっては幅広いタスクでめっちゃ役立つし、全般的にも非常に有用やな。テスラの自動運転も信じられんほど価値があるし。
だから、それが必要なんや。人々の認識やなくて、実際に役立つかどうかに注目せなあかん。結局、本当に多くの人にとって役立つなら、どこにでも広がっていくもんや。
最後に一つ聞くで。今、ChatGPTで一番好きな使い方は何や?
おお、幅広いことに使えるな。科学的なことにも参加したで。ある科学の会議に参加したんやけど、俺はそのバックグラウンドがなかってん。そこで言われとることを解釈するのにめっちゃ役立ったわ。庭のデザインにも使ったりしとるで。

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