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【夫婦の話】オットとの三十年031

これまで父や母、子ども達、自分自身のことを書いて来ました。

ちらっとは、文章中に登場したオットですが、まだフォーカスしては書いていませんでした。

父の愛犬の話を書こうとして、ふと、あれ?オットは?
先月誕生日を迎えたオットは?…となり、遅ればせながら、本日書く運びとなりました。

お付き合いいただければ、うれしいです😊

(オットよ。ごめん🙏忘れていた訳ではないの。存在感が薄いだけ!いや。やっぱりごめん🙇‍♀️)

オットは先月、61歳の誕生日を迎えました。
まだお腹も出ていないし、少し白髪があるぐらいで、悔しいけれど、いつも私より若く見られます。

ここまで31年、こうして何とか結婚生活を続けてこられたのは、忍耐とか、惰性とかではなく、特に別れる理由がなかったから(笑)

気づけば、あっと言う間に31年経っていた。というのが正直な感想です。

子ども達が独立して、2人きりの生活が再びやって来て…

世の中には熟年離婚の道を選ぶ夫婦も少なくありません。

その気持ちは分からなくもありませんが、ありがたいことに私たちは今も適度な距離感で過ごせています。

以前にお話しした、黒川伊保子さんの本よると、人類は最強の遺伝子を残す為に、出来るだけ離れた遺伝子を持つパートナーを好きになるような脳の仕組みがあるそう。

だから、子育て期を終えた遺伝子的に真逆の二人が、そもそも上手くやっていける訳がないんだそうです。

そう考えると、寝る時の快適な室温が食い違っても、言葉の端々にイラッときても、「そもそも遺伝子、かけ離れているんだから、仕方ないよねー」と余裕を持って考えられるようになった私です。

若い頃は、育った環境の違いからくる「習慣」やそれぞれの「普通」の違いにいちいち腹を立てていました。

感情のままに、きつい言葉を投げかけたり、言い争いの後、素直に謝れず1週間も口をきかなかったり。

でも30年かけて、それらを擦り合わせ、私たち家族なりの「普通」を作り上げてきました。そして、お互いの「違い」を楽しめるようにもなってきました。

オットは料理が苦手なので、私はオットの胃袋を掴み、私は車や機械に弱いので、オット無しでは暮らせません。

お互い持ちつ持たれつの関係です。(決して依存関係ではない!と思っている💦)

すでに、それぞれの実家で暮らしたより一緒に暮らした年月の方が長くなりました。

その中で、お互いにとっての居心地の良さを模索して、自分たちなりの距離感を築いてきました。

この先、三十年一緒に暮らせるかはどうかはビミョーなので、今を大切にこれからも仲良く暮らしていきたいと思っています。

譲り合いと、思いやりで、お互い人として尊敬し合える関係性を保っていきたいです。

面と向かっては、言えないので、
「いつもありがとう。これからもよろしく。」

取り止めもない話に、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました😊



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