英検1級のスピーキングで満点を取るには?
下品なタイトルで申し訳ありません。読んでほしかったので、ちょっとhookyなタイトルにしてしまいました。今回は、英検1級のスピーキングで満点を取るにはどうしたらいいのか、自身の英語学習の経験を棚卸するつもりで書いていこうと思います。巷では英検1級2次試験のために、英語のエッセイを30本覚えた人などがいるようですが、個人的にはあまり役に立たないと思うので、ここで自分の意見を書いておこうと思います。僕自身も一介の英語学習者なので、間違いがあるかもしれません。間違いを見つけたら、コメント等で教えていただけると幸いです。
想定読者層
英検1級1次試験と突破して、2次試験の準備をしたいが何をしてよいかわからない人。
自己紹介
僕は私立経済学部の大学生です。専攻が経済学で、大学の授業は、だいたい英語を使って受講しています。語学系の授業はほとんどとったことがありません。国際経験が乏しく、唯一の海外経験は大学1年生のときにセブ島で2か月語学留学をしたことがあることぐらいです。その時は、IELTSoverall6.5を取得しました。留学生との交流も、現在は全くありません。最近はスピーキングをしないので、実際に英語を話すのはオンライン英会話で講師として働いているときと、生徒としてそのサービスを使っているときのみになります。2022年3月に英検1級をスピーキング満点で合格しました。その経験を基にこの記事は書かれています。ただ、本番のトピックがたまたま僕の専攻に近いものだったからうまく話せただけじゃないかな、とも今は思っています(笑)
そもそも英検1級受ける前に、IELTSoverall6.5どうやってとったん?と思った方。こちらに記事にしてまとめました。
英検1次試験対策に使ったもの
この記事で英検1次試験の振り返りをしているので、興味のある方は、読んでみてください。
そもそも英語を話すプロセスってどうなっているのか?
オンライン英会話講師として働いているときに、よく、「どうやって英語を話せるようになるのか」といった質問をいただくことがあるので、こんな記事も書いています。英検1級2次試験に直接は関係ないですが、英語を話すプロセスを理解しているほうがよいかと思われるので、興味がある方は読んでみてください。
英検1級2次試験とは?
長々と話してしまいましたが、やっと本題に入ろうと思います。まず英検が目指しているものは、「日本における実用英語の普及・向上」なので、記憶力やスピーチの暗唱のテストではないようです。なので、できる得る限り、テストをゴールとするのではなく、実際に英語をつかうことをゴールとしてテストに取り組むのがよいかと思われます。まさに、「師の跡を求めず、師の求めたるところを求めよ」ということですね。
英検の構成等は、公式のサイト等で確認してください。
そして英検はアカデミックな英語を運用できる力を計るテストなので、アカデミックな英語がなんであるかを知るために、以下の本をお勧めします。受動態はアカデミック英語において望ましくないよ~みたいなことが書いてあります。
↓"The Elements of Style"
英検1級2次試験とは?②
英検1級面接の流れから何まで説明していると日が暮れてしますし、世の中は同じようなコンテンツで溢れているようなので、以下の2つのサイトでざっくり全体像をつかんでいただければいいと思います。全体として、これらのサイト、動画が言っていることには賛成です。
1つ目
2つ目
【英検 1級 2次 対策】英検1級二次試験 攻略&勉強方法 | バリューイングリッシュブログ
3つ目
あと、「英検1級面接大特訓」が英検1級2次対策をするのにおすすめです。欠点は、スピーチの内容は薄いので何回読んでも頭に入るとは思えない点と、少し時代遅れな感じがする点です。でも、頻出のトピックや、質問の例文、あるトピックで使われるキーワードを知るのにものすごく役に立つと思います。自分が対策をしたいトピックや、世の中でいま議論されているトピックに注目して使っていました。例えば、今はウクライナ情勢や、情報社会におけるプライバシーの問題、公共衛生における政府の役割などについて、自分で質問を作って自分で答える練習をしていました。
↓英検面接大特訓
ロジカルシンキングがすべての基礎
少しoff-topicになるようですが、英検1級はロジカルシンキングの力が基礎にないと厳しいように感じました。意見論述がすべてで、poeticな情景描写や、自身の心情描写などのための英語力はあまり必要ではないありません。2次試験では、あくまでも客観的に意見を論述して、その後のfollow-up questionsに耐える必要があります。まるで、ディベートですね。なので、意見論述をする際に、最もカギとなるのがロジカルシンキング力だと感じました。トレーニング方法や、おすすめの本などは、以下の記事に書いてあります。
それぞれの項目を分解して対策を練っていく
ここからそれぞれの項目のポイントとトレーニング方法を書いていきます。
SHORT SPEECH
この項は、長くなったので別の記事にしました。
INTERACTION
この項目で高得点を取るには、うまい表現を使うのではなく、とにかくしゃべるのをやめないことが大事だと思います。ネイティブと話す機会があるのがベストですが、僕はその機会にあまり恵まれませんでした。でも、僕はNative Campで講師をしているので、わかりやすい表現で説明して、且つ話をし続けるという練習を知らず知らずのうちにしていたのだと思います。Native Campの講師をやることのpros&consは以下の記事にまとめてます。
あと、パッとでてくる表現を増やすために、Ankiを使っていました。簡単に言うとフラッシュカードなのですが、自分が理解できる表現を自分が使える表現にかえる(流暢さを向上させる)のにものすごくいいアプリだとおもいます。
Ankiのおすすめの使い方は、以下の記事がよくまとまっているかと思われます。
follow-up quetionsに答えるテクニックの面については、以下の記事にまとめています。
GRAMMER AND VOCABULARY
これは、もう普段の積み重ねじゃないでしょうか?Grammarlyなどを使うと文章を正しい文法で書く練習になると思います。あとは、話す量を重ねることで流暢さを向上させることですかね。繰り返しになりますが、Native Campで講師をしていると「正しい英語を話さなくては!」というプレッシャーがあったので、文法のミスも減った気がします。あとは、使ってみたい単語を普段からストックすることですかね?
そもそもライティングの文法の項目では、僕は高得点をとれていないので、この話題についてはあまり話さないほうがいいかもしれません。
PRONOUNCIATION
正直、この項目に関していろいろな本、動画、サイトがあるのでものすごく浅く書きます。言語の発音について研究されている音声学という学問もあるらしいので、興味のある方は、自分で調べてみてください。
ポイント
発音が良いというのは、4つのものから成り立っていると考えています。
一つ一つの単語の発音が正しい(発音記号がよめる)
音がなくなるところ(reduction)が分かる
音がつながっているところ(linking sound)がわかる
イントネーションがわかる
ちなみにこの本がおすすめです。
↓脱・日本語なまり 英語(+α)
トレーニング方法
発音がよくなるトレーニング方法は、以下の記事にまとめています。
↓この記事に結構いいことが書かれています。これおすすめです。
最後に
意外と書き出してみると英検1級に対して結構を対策していたような気もします。長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。英語学習一緒に頑張っていきましょう!何かコメントあったらください。
参考文献
↓What Should Every EFL Teacher Know?
https://amzn.to/36q10Jy
↓やさしい教育心理学第5版 | 有斐閣
https://amzn.to/3Jj6apm
↓新学習指導要領にもとづく英語科教育法 第3版 - 株式会社大修館書店
https://amzn.to/3IcZrfv
↓How Languages are Learned | Professional Development | Oxford University Press
https://amzn.to/3JiN5nl
上達の法則 / 岡本 浩一【著】
https://amzn.to/3tXRp4Y
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