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令和6年技術士二次試験(衛生工学)解答論文例

 令和6年度 A判定をいただいて筆記試験を突破しました。
 その再現論文は別のnote で有料で公開しています。読んだ方には「こんな程度でA判定がもらえるんだ」と理解してもらえると思います。

 今回は本番で解かなかったほうの解答論文もつくってみました。A判定をもらったわけではありませんが、時間無制限で練った内容なので参考になると思います。ただし客観的な指標はありませんので出来栄えは私の思いこみかもしれません。そのため値段を下げて公開します。

 解答論文例は最後にPDFで添付しています。
 note 本文では解答論文を書く上でのテクニックと注意点を解説しました。解答の書き方の型を模索しているひとには参考になるはずです。

【対象過去問】
令和6年技術士二次試験
専門部門:衛生工学
選択科目:廃棄物・資源循環
問題:必須科目Ⅰ-2、選択科目Ⅱ-2-2、Ⅲ-1 の3問です。
※選択Ⅱ-1 は書けませんでした。


必須Ⅰ-2

1.出題意図の確認

 解答する前にまず、設問を分析して出題意図を確認します。

・「あなたの専門分野における気候変動の「適応策」に関する現状について述べるとともに、技術者としての立場で多面的な観点から課題を3つ抽出し分析せよ」
・「適応策」
・「技術者としての立場で」
といったキーワードがある。これらを意識して骨子を作ることにする。また近年の形式ではめずらしく「それぞれの観点の明記」という言葉がない。

2.出題意図に沿った骨子の作成

 有名なヒトモノカネ、QCDSEで多面的に書けるのならそれで骨子を作ればよい。

 それで思いつかなければ気候変動の例として「猛暑日の増加による健康リスク」「ゲリラ豪雨」「強風災害」と問題文に書いているので、⑴課題の骨子に採用しよう。
 私は問題文を読み飛ばし、癖でそれぞれの観点を明記してしまった。しかしこれは減点にはなるまい。

NG解答
 技術者としての立場なので、サマータイムの導入のような政治的な方法はふさわしくない。
 温室効果ガス削減、再エネへの移行は緩和策になるので書いてはいけない。

3.作文(私がつかうフォーマットを紹介する)

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