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さよなら、ままはは

サンフランシスコから北へ1時間半ほどのSonoma Coast State Parkのビーチへ行ってきました。

今月は仕事が忙しかったり、夫の継母が亡くなったりして、心がしんどかったので癒しを求めて。

海見ると元気でます。

亡くなった継母は、夫の父の後妻だったのですがその後離婚したので、厳密に言うと元継母でした。

親戚でも姻戚でもないので他人なのですが、親戚みたいに付き合ってました。

継母は看護師だったのですが、鎮痛剤に使われるモルヒネの依存症になり、病院から薬を盗んでるのがばれて看護師の資格を剥奪されたことも。

私が継母に初めて会った時、継母はまだ50代半ばだったのですが、老婆のように老けて見えました。

ずっとあちこち体の不調に悩まされてましたが、77歳で亡くなる1週間前まで自宅で暮らすことができました。

私もうちの子供たちも継母のことが大好き。

息子たちに手を引かれて歩く継母です。好きなのが伝わるかな?

継母は一緒にいるとただただ楽しくって、一番すごいなと思うのが、話聞き上手。

私のこと、私の家族のことまで聞いてくれて、嬉しかったな。

継母は、朝が弱くて夜更かしが大好き、テレビとアイスクリームが大好き。

夜中にアイス食べながら継母と歌番組を一緒に見るのがすごく楽しかったです。

夫の両親は夫が2歳の時に離婚し、夫の父親は養育費も払わず姿をくらませました。

でも夫が14歳の時、夫と父親を再会させたのは、この継母でした。

なんて私心のない素晴らしい人なんだと、継母を心から尊敬してますし感謝してもしきれません。

不思議と継母には友達が一人しかいませんでした。

友達の数と人柄って全然関係ないんですね。

継母の遺灰はそのうち海に散骨することになります。

海を見に来るたびに継母と過ごした楽しい時間を思い出します。

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