本日のレッスン×3、ジャズサックスレッスンレビュー
本日は夕方から都内への出張レッスン3本でした。
最初のレッスンは、先月体験レッスンを受けて今回から本レッスンスタートの生徒さん(トランペット)です。
(ユッティ先生レッスンではサックス以外の楽器にも対応してます。深くアドリブを学びたい、ビバップのシステム、方法論を身につけてバリバリアドリブ取れる様になりたい方向け)
生徒さんは50代男性、20歳くらいからからトランペットを始めて約30年目です。
最初はビックバンドサークルで始め、ここ10年はセッション、コンボジャズを始めるも、アドリブが適当で、しっかりとしたアドリブを身につけたいとのことでユッティ先生レッスンにお越し頂きました。
前回は体験レッスンだったのですが、トランペットの技術はある程度あるので、すぐに実践的な内容でスタート。
まずユッティ先生レッスンでの最初の課題トライアドの4種のうちのメジャートライアドを12キーで。
コードネームだけみて吹く練習を良い感じなので、3度はじまり、5度はじまりのパターン、そして変化応用練習までやりました。
変化応用練習はとても重要で、一つのコードやフレーズを覚えて、吹けるだけではアドリブにはあまり結び付かず、それらをリズムや始まる音を変えたり、音を足したり、減らしたり、普段の基礎練習から行うことで少しずつ、応用力が養われます。
そして最初のアドリブの課題。
ブルーノートスケールで良いメロディ、良いソロを奏でられるように、ブルーノートスケールの特性や、その特性を理解し活かしたフレーズを覚える。
そしてそのフレーズのポイントを把握して、自らでもメロディを作っていく。
今日が1回目のレッスンながら、シンプルなりに良いメロディ、良いスペースなど作ったソロで良かったです。
この調子で練習を日々積み重ねていけば、良い感じのソロを吹ける様になるでしょう!!
本日2本目のレッスンは、約半年前にレッスンスタートした生徒さん。
元々は学生時代からクラシックサックスをガチでやっており、歴も30年以上、最近ジャズ、アドリブの習得に強い関心がありユッティ先生レッスンにお越し頂きました。
サックスのテクニックはかなりあり、相対音感、柔軟性もかなりある方なので、どんどん課題をクリアしています。
レッスンスタートして半年ですが、トライアドの4種、メジャートライアド、マイナートライアド、オーギュメント、ディミニッシュの12keyまでかなりの精度でマスター、変化応用練習も頑張ってこなしてます
アドリブは、ブルースをまず数ヶ月掛けて練習(FとBb)
先程の生徒さんのレビューでも書きましたが、ブルーノートスケールの特性を理解(理屈と耳)、それらを活かすフレーズを練習してます。
数ヶ月掛けてバッチリやってきて、今日からはジャムセッションでもよく演奏されるハービーハンコックのウォーターメロンマンに挑戦。
アドリブ練習は、ルール、縛りを作って、その中でいかにメロディ、フレーズを組み立てていくか勉強、練習していきます。
ジャズのアドリブを習得するには、いきなり難しい曲をやるのではなく、コードがシンプルなものをシンプルなアプローチで練習していくことが重要です。
今回はウォーターメロンマンのやり方、アプローチの仕方、具体的な練習の仕方を教えて、そのあとにセッションしてアドリブに挑戦しました。
前回まではブルーノートスケール1発だったのが、コードチェンジに則ったアドリブ部分もあるため苦戦してましたが、最後の方は少しずつ感覚を掴んできました。
とても熱心にレッスンを受けてくれる、練習する生徒さん、今後数回ウォーターメロンマンを練習して、次の課題曲へ挑戦していきます。
是非このペースで頑張っていきましょう!
今日最後の生徒さんはレッスン歴約3年、ビックバンドに所属しつつ、コンボジャズ、アドリブにも積極的にトライしてる生徒さんです。
レッスン歴3年なので、基本のコードやブルース、色々な曲を学んできました。
今日は、まずFブルースを題材に、ビバップのアイデアでのアドリブライン。
ユッティ先生がピアノでフレーズを弾いて、それをサックスで真似してもらいます。(その場でコピー)
そしてそのフレーズがコードに対してどの様な音のチョイスになっているのか、どうコード進行に沿ったラインになっているのか、どの様なビバップのアイデアなのか学んでいきます。
そしてそのワンコーラスのビバップラインを覚えたら、他のキーのブルースに転調させていきます。
今日はF以外にBbとCブルースに置き換えて練習しました。
ジャズのアドリブを志すなら、暗記して、そのキーのみで得意になる、フレーズが使えるのではなく、どんなキーでも同じ発想、同じフレーズができる様にする事がとても重要です。
コードに対しての度数、メロディがどんな根拠で作られているのか、コード進行の流れをどう捉えているのか、しっかり理解していく必要があります。
レッスンの最初の頃は苦戦してましたが最近では他のキーへの転調も少しずつ慣れてきました。
ゆくゆくはひとつのキーのアドリブラインをその場で12キーで吹く練習もしていきます(これが出来る様になるととても実力つきます)
ブルース練習のあとは、生徒さんが今度ライブで取り上げるベニーゴルソンのウィスパーノットを題材にアプローチ、アドリブの考え、具体的なフレージングの仕方などをやりました。
名ジャズテナーサックス奏者、名作曲家のベニーゴルソンは今年の9月に亡くなり、その追悼で数曲演奏するそうです
このウィスパーノットはコードの移り変わりがとても早く、どのコードをしっかり捉えて、どのコードは大きく捉えるなど、曲の特性を理解しないと難しいです。
2小節、4小節ごとのコードをピックアップして、そこでどの様なアプローチ、フレージングが考えられるか、最適かなどを考察していきました。
ジャズのアドリブをマスターするには、ただスケール、フレーズを沢山覚えるのでは出来る様になりません。
コード、コード進行、曲におけるアプローチ、フレーズの組み立て方などを深く学んでいく必要があります。
この生徒さんは120分レッスンなので、後半の60分は時間をかけてウィスパーノットの練習をしました。
ということで本日のレッスンレビューをお送りしました。
ユッティ先生レッスンでは、サックス初心者から経験者、上級者、プロ志望、プロまでレッスンを行っています。
ただスケール、フレーズを覚える、書きソロ、コピーばかり練習する、教則本をただこなしていくレッスンではなく、基本のキ、ジャズのイロハを1から時間を掛けて身につけていくレッスンを行っています。
10年後を見据えて基礎から積み重ねていきたい人はユッティ先生レッスンへお越し下さい。
対面レッスン(東京都内)、Skypeレッスン共に体験レッスンを実施しています。