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32bit Windowsマシンに64bit Linux

また大幅に間があいてしまいました。
未だにタブレットPCをいじりつつ、読書端末として読書に励んでおります。

さて、前回は、32bit Windowsマシンを今後どうしようか、という試行錯誤のお話でした。

その後、今度は東芝の8インチタブレットを入手しました。

Dynabook Tab S38/M 26

こちらはWin8.1 32bitがインストールされたタブレットです。
CPU: Atom Z3735F
MEM: 2G

WifiチップはRealtekでしたが、入っているドライバではうちのWifiホストが見つからず(笑)。Realtekのサイトで入手した2017年版ドライバにしたら繋がるようになりました。

こちらに様々なLinuxディストリビューションを入れてみようと試行錯誤しているうちに、たまたまですが64bit版が動く場合があるのを発見しました。

最初はLinux Mintの32bit版、LMDEを入れるつもりだったのですが、どうもインストール時に認識される内部SSDと起動時に認識されるデバイス名が異なってしまうらしく、インストールできても起動できませんでした。ブートローダーだけ直せば起動しそうなのですが・・・。

ここでケチが付いたのでいろいろやっているうちに、antiXとMX Linuxは64bit版のインストーラーが起動するのみならず、64bit OSとして起動することが分かりました。

CPUが64bit対応していても、他のファームウェアなどの影響で、64bitOSは動作するとは限らないようです。他の64bitディストリビューションは、インストーラーが起動しないものが大半でした。

64bit OSが起動することによるメリットは、現在32bit版の提供を止めてしまったアプリケーションが使えることです。これは32bit版Windows 10と比べてもメリットです。

・Calibre 最新 7.20 (32bit公式最後は5.44。Linuxでは6.13がパッケージになっている)

Windows10なら利用可能 8.1では不可
・Brave Browser
・Vivaldi

32bit版の提供なし(LinuxではAppimageで提供されている)
・Obsidian
・Upnote

そしてタブレットPCをLinux版にした時のデメリットは、
・内蔵カメラは動作不可

という感じです。

ハードウェアの機能を生かすなら、実はWindow8.1のまま使うのが一番快適みたいです。OS自体がコンパクトで、内蔵SSDの空き容量が大きいです。Win10にアップグレードすると、OS容量が7GB未満から20GBくらいに膨らみますし。ただ10にしないと利用できないアプリがあるのが悩ましいところでした。

最終的にはカメラを使うか否か、が分かれ目になるかと思います。
そもそもが電子書籍リーダーとしての格安タブレットPC利用がスタートなので、カメラさえ諦めればいいんですが(笑)。

ちょうど今回手元で64bit版が動いたディストリビューションに関する記事がありました。

「非力なマシンを軽量Linuxで復活」という趣旨なので、「64bit WIndows不可のマシンをLinuxで64bitに」とはちょっと違いますが、今回初めてantiXとかMXに取り組んでいる私よりも慣れていらっしゃると思います。

今回S38/Mで64bit Linuxが動いたので、再度QH30に64bit MX Linuxをインストールしてみました。

antiXと同じく、何故か最初からaptのリポジトリでエラーが発生しますが(笑)、動作することが確認出来ました。なんと! こんな方法で64bit化出来たとは・・・32bitディストリビューション情報とともに、動いてしまう64bit版の情報も必要そうです。

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