noteには山内規子の記事が無かった ~ Kindle Unlimited番外編 4 +α
ふと思いついて検索してみたら、なんとnoteにはまんが家山内規子に言及した記事がなかった・・・。なんということだ。
ということで、半分くらいの作品はUnlimitedでも読めるようになっているので、それを含めて彼女の作品群をまとめてみたい。
これが単行本としては最初のもの。なぜかこれだけkindle版が出ていない。雑誌掲載の短編を集めたもの。この本に収録されている短編は、主に集英社の少女マンガ誌「ぶ~け」に掲載されたものだったと思う。スタイリッシュな画柄と、ぶ~けとしては気持ちアダルトな展開が新鮮だった。
実際にはこの初単行本以前にも、単行本未収短編は存在することが分かっている。私が見つけられたのは初単行本より何年も前の、たしかぶ~け。判型がB5くらいの少年マンガ誌サイズだった時代の1冊。正直、かろうじて同じ作者だとは判断出来ても、相当別人な、かなり下手な絵である。ただこれでぶ~けで短編をコンスタントに発表する以前のキャリアがあることは分かった。
中編と短編を収録。表題作が筆者と山内規子の出会いだ。衝撃の1作。サイコサスペンスコメディーの傑作。
ついに単行本1冊分の連載となった最初の長編。
これもまた不思議要素とラブコメとエロスが入り交じった独特な世界。
雑誌掲載時のタイトルは「ムーンライト」。ずっと単行本未収録だったが、「霊感動物探偵社」の長期連載のおかげで、過去作の単行本化が進むなかで刊行された。
連載時タイトルは「タイムトラブル」。この作品がぶ~けでの最後の連載だったのではなかったかと記憶する。タイムスリップを絡めたラブコメ。山内規子、個性全開の快作だ。これも「霊感動物探偵社」人気のおかげで単行本化が実現した。
「腕の中で眠って」の再発売本。
これも殺人事件やら心霊現象やらもからめたラブコメ。
昔から不思議要素満載で、また動物の絵がえらく上手かったのだ。
これも不思議要素を絡めたミステリータッチの作品。
ここからしばらくは、いくつかの雑誌掲載短編を集めた単行本となる。現在電子書籍になっているのは再発本がほとんど。最初に単行本化したのはあおば出版だったと記憶しているが、倒産か廃業かでなくなったのではなかったか。
ハーレクインなどの女性誌にも進出。
長期連載となった、名実ともに代表作が「霊感動物探偵社」である。
2023.01時点で既刊12巻。掲載誌は「サクラ・ミステリー」だったと思うが、出版社の経営不振や出版元の変更などがあった気がする。
これまでの作品で登場していた不思議要素、殺人を含む犯罪ミステリ、動物の擬人化、ラブコメ、エロスなどが渾然一体となった作品。得意な要素を全部合わせたらこういう設定になった、と言われても信じてしまう(笑)。
これ以外の、他誌掲載作品や、アンソロジー参加作品などを最後に列記しておく。
現在は検索してもでてこないが、「ねこたま」だったかなんだったかというタイトルの、動物漫画専門誌にも2回くらい?掲載があった。ペットのフェレットのことを書いていたように記憶している。
ここ10年ほどは雑誌掲載を追いかけていないので、単行本未収録の読み切りなどは存在するかも知れない。書誌情報とはよべない雑なまとめだが、取りあえず、これでnote上にも山内規子の名前で記事が存在するようになったことでよしとしたい。
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