プレイリスト:Mike Oldfield "Moonlight Shadow"カバー集
1983年のヒット曲、”Moonlight Shadow”をカバーしている演奏を集めてみました。以前Renaissanceの"Carpet Of The Sun"のカバー集を作ってみたことがありますが、それと同様の企画です。
Mike Oldfieldと言えば1973年のソロデビュー作「チューブラー・ベルズ」が有名です。53年生まれのマイクですから、この時20歳ですよ!
映画「エクソシスト」のテーマとして使われたこともあってか、世界的にヒットしました。一人でスタジオに籠もり、大部分を自分で演奏した多重録音で作り上げたこのアルバムは、現在まで売れ続けています。
そんなマイクの音楽業界デビューは1968年。姉のSally Oldfieldとの姉弟フォークデュオ、The Sallyangieでした。
その後に、Soft Machineを抜けてソロ活動を始めたKevin Ayersのバンド、The Whole Worldでベースを担当します。下のサムネイルで右側にいるのがマイク。まだ18か19歳ですよ。恐ろしくメロディックなベースを奏でています。
時折小曲をシングル出しつつも、アルバムは大作続きだったマイクですが、80年代以降やや方向転換します。それまでのトラディショナルな雰囲気は生かしつつも、短めでポップス要素の強い曲を増やし始めました。
1983年のアルバム"Crisis"でもA面は20分の大曲、B面は4分以下の歌ものという構成で、ここに"Moonlight Shadodw"が収録されています。
発表から40年経とうという今でも、YouTubeを検索してみれば、多くのアマチュアがこの曲をカバーしているのが見つかります。もちろんプロミュージシャンのカバーも数多くあります。
それほど複雑な曲ではないのですが、ボーカルを担当したMaggie Reilleyの美しい歌声と軽妙な節回し、そして神秘めいた歌詞、イントロやソロで見せるギターフレーズの巧みさ、など、繰り返し聞くほどに味わい深い、いい曲だなあと思います。
カバーもオリジナルに近いもの、器楽演奏にしてみたもの、アマチュアが出来る範囲で挑戦しているものと様々です。ある程度の技術があれば取り組めるのがいいところですね。
曲の選択基準はおおよそ以下の通りでした。大体冒頭の30秒で決めています。
イントロの処理を疎かにしていない
歌声の質が、心地良い
歌詞のフレージングに気を遣っている
この基準に適ったものをストックし、あとは曲順を調整しました。
オリジナルのビデオクリップから始めて、バラエティーに富んだパターンなるように並べてみました。
楽しんで戴けたら幸いです。