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時折最高:056 Doctors of Madnes - Waiting (1976)

多分90年代前半くらいの頃に、中古レコードでジャケ買いしたもの。
グループ名とジャケットの怪しさ、なぜかバイオリン奏者がいること、最後の曲が15分もあることなどなど、もしかしたらプログレっぽいとか、とにかく普通のロックバンドじゃないだろう、と。

「Waiting」はアルバムオープニングの曲で、パンクを先取りしたような疾走感溢れるロックに唸りを上げるバイオリン。うん、この曲最高!

じゃあアルバム全体がこんな感じかというと、逆にこれほどアップテンポ&ハイテンションに突っ走ったこの曲の方が特別でした。他はもっとじっくり聴かせる曲が多いです。

1976年 1st

1976年 2nd

2ndアルバムは中古でたまたま見つけて、おお!、2ndも出してたんだ|~、と。こちらも充実していますが、「Waiting」のように突っ走る曲はありませんでした。

1992年に日本でもCD再発されたのですが、その時初めて3rdアルバムの存在を知りました。

1978年 3rd

現在の評価としては、「デビット・ボウイとセックス・ピストルズの間のミッシング・リンク」などとも称されているようです。

The Doctors of Madness are “the missing link between David Bowie and The Sex Pistols” (The Guardian).

その後ラストライブが日本でCD化されたり、初期のライブをメンバーが自主制作でリリースしたりもしていたようです。
そして2019年にはなんとニューアルバムが!

いや~、現在に至るまで音楽活動を続けていたようです。

乱暴にまとめるならパンクなプログレとも言える独特な音楽性のグループ。
この記事を書き起こしたのをきっかけに、自分でもアルバムを聴き直してみています。いやあ、「Waiting」ばっかり聴いてたけど、この曲は例外的な存在でしたね。そう分かって他の曲を改めて味わい直しているところです。

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