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【ポケカ/エクストラ】机上論者がホルビーエヴォを組んでみた件。

〇はじめに

閲覧して頂きあがとうございます。普段はエクストラレギュレーションで遊んでいる、どらん(@DoranN_pcg)と申します。

本記事では、エクストラレギュレーションにおけるホルビー(通称:ホルビーエヴォドラパ)のデッキについて書いていきます。


〇そもそもホルビーエヴォとは?

CL愛知2024にて大躍進!!

特性"おまつりおんど"にはできない芸当

"ホルビーエヴォ"とは、"ホルビー"(XY5)が古代能力:Ω連打により"わざマシン エヴォリューション"を2回連続で使えることを利用した簡単コンボデッキとなっています。
(人によってはコントロールデッキと認識することも…)

事前メタゲームにいた組み合わせ

特に強い2進化ポケモンとしては、"ラフレシア"(XY7)や"エルレイド"(S9a)などが挙げられます。

その他の2進化ポケモン候補
ジバコイル(ダブルブレイン):サポート権が2回に増えます。ポケカのルールを壊しているバグカードです。
ヨノワール(ゴーストブリーチ):特殊エネルギーが無色1つ分の”特殊エネルギー”に変わります。ドラゴに対して”アカマツ”を要求することができます。

何度も載せている神リスト

特にCL愛知2024にて、"ピジョットex"を採用されました。的確にメタカードでコントロールし、見事TOP4に入賞されました。

〇従来のホルビーエヴォの対策方法とは?

このデッキにおけるコンボの始動はワザ"エヴォリューション"を撃てるかどうかだと思います。
特性ロックだけでは、ポケモンのどうぐ"隠密フード"で躱されることもあり有効な対策とは言えません。

地味に再録がないやつ…

一番刺さりそうなメタカードとしては、"ツールジャマー"が挙げられると思います。"バトルポケモンに付けるだけ"と手軽に対策できて良いと思います。

〇対策を乗り越えるには…

前のポケモンを引っ込ませよう!!

XY BREAKのCMに出てたような、出てなかったような…

今回検討するカードは"ルチャブル"(XY11)です。特性"でたとこサイクロン"は手札からベンチに出すと、相手のバトルポケモンをベンチに引っ込ませることができます。

フィオネ(ひきよせのうず)との差別点

リミックスバウト収録です(再録なし)

ずっとエクストラをしている人は"フィオネ"(ひきよせのうず)をご存じかと思います。
ここで、"ルチャブル"と"フィオネ"の差別点を書いてみましょう。

ルチャブル
利点:ファンコールから持ってくることができる。
欠点:最初に出ると効果が発動しない。
フィオネ
利点:"なかよしポフィン"で持ってこれる呼び出し札。
欠点:ポケモンのサーチ手段を1枠潰してしまう。

正直どっちもどっちですが、個人的にはサーチ手段が1枠も潰さずに展開できる"ルチャブル"を推しています。
("スピンロトム"がサイドに落ちると泣き案件です…)

以下、デッキリストです

〇デッキリスト

【デッキコード】4xx84x-maYAAq-8cxYY4

すぐに試したい方はどうぞ

〇採用枚数・理由について

ポケモン(計27枚)

ホルビー(3)
古代能力:Ω連打により様々なプランを実行することができます。すぐに2進化が立つのはもちろんのこと、リソース回復や相手の山削りもできます。
ちなみ、個人的な次期禁止カード代表です。

ドラパルトex - ドロンチ - ドラメシヤ(2-2-2)
本来は3-3-2で枠を取りたいのですが、渋々2-2-2となりました。
今回は"ドラパルトex"で殴り切る構築のため、エネは破壊手段は少なめになっています。
中間進化の"ドロンチ"が、特性"ていさつしれい"によりリソースを稼いでくれるのが偉いです。

ラフレシア - クサイハナ - ナゾノクサ(2-2-2)
これもドラパルトラインと同様に3-3-2の方が偉いです。
このデッキは、グッズロックを強く使えるかが明暗を分けます。サイド落ち確認の優先度は高めです。
下敷きについて書きますと、ナゾノクサは”しびれごな”(SM10)、クサイハナは"たまらんかおり"(SM10)がオススメです。

スピンロトム(1)
最強カード、"ホルビー"から1枠奪い取ったつよつよカードです。
特に"ナゾノクサ"でスタートすると、以下のルートを取れます。

①サポート"グズマ&ハラ"を使う
ポケモンのどうぐ:ワザマシン エヴォリューション
スタジアム:ボウルタウン
特殊エネルギー:ジェットエネルギー
②スタジアム"ボウルタウン"で"スピンロトム"をベンチに出す。
③特性"ファンコール"で"ポッポ"、"ホルビー"、"進化先でなければ可"を手札に加える。
⇒ すぐに"ラフレシア"と"ピジョットex"が立つ!

マナフィ(1)
エレキレイン対策で入れています。
書いていて思いましたが、最近は役割が薄くなった気がします。別のメタカードに枠を割いても良いと思います。

やべーやつ①:ドラゴダスト
特性"ダストオキシン"+ワザ"トライフロスト"で複数取りがある。
やべーやつ②:ボムドラゴ
特性"カースドボムやワザ"タイムレスGX""で"マナフィ"を処理されると、そのままワザ"トライフロスト"で壊滅する可能性がある。

ジラーチ(1)
ワザ"スターダスト"は相手のバトルポケモンの特殊エネルギーを割りながら、次の相手の番に無敵状態になります。
主な役割対象はドラゴ・ルギアで、時間を稼ぎつつ、後ろで"ドラパルトex"を育てましょう。

キリンリキ(1)
ワザ"ロストおくり"により、"レジドラゴVstar"のワザマシンしかり、相手の"グズマ"や"ルザミーネ"などの重要カードをロストゾーンへ飛ばすことができます。
進化先に"リキキリンex"がいますが、進化先と基本超エネルギーの枠が捻出できず不採用に…

イキリンコex(1)
事故回避用のカードです。このカードのおかげで、初動に"バトルVIPパス"も含まれるため、より安定して展開できるようになりました。

グッズ(計8枚)

タッグコール(4)
このカードのおかげで、サポート"グズマ&ハラ"の枚数を実質8枚まで増やすことができます。このカードパワーは、エクストラの水準でも非常に高いです。ただ後攻1ターン目にグッズロックを成立させるため、余った"グズマ&ハラ"のコストになることが多いです。

バトルVIPパス(4)
Eレギュにおける最強の初動展開カードです。初動"イキリンコex"で走ることを重要視するため、"なかよしポフィン"は不採用になりました。

(個人的にホルビーエヴォドラパの始祖はこちらのnoteかと…)

ポケモンのどうぐ(計5枚)

ワザマシン エヴォリューション(2)
このデッキにおけるキーパーツです。ワザでベンチポケモンを最大で2体まで進化できます。普通に強いです。
主なサーチ手段は、サポート"グズマ&ハラ"になります。ただ、手札に①現物"エヴォ"があったり、②現物"かるいし"があると以下のルートを取れます。

〇バトル場が"ホルビー"じゃないときの展開方法

①サポート"グズマ&ハラ"を使用
ポケモンのどうぐ:どちらか持ってない方
スタジアム:ボウルタウン
エネルギー:キャプチャーエネルギー
②”ボウルタウン”と”キャプチャーエネルギー”でベンチポケモンを展開する。
③"かるいし”をバトルポケモンにつけ、"ホルビー"を出す。
④ワザ”エヴォリューション”で”ラフレシア”と"ピジョットex"に進化する。

隠密フード(2)
これを付けているポケモンは、相手の特性の影響を受けません。ドラゴダストを重めに見て、枚数を2枚にしています。
主に取れる対象をまとめておきます。

特性ロック系
ソーナンス(XY4)、ダストダス(BW5)、ダストダス(XY9)、テツノイバラex(SV5a)
その他
”カースドボム”ヨノワール(SV6a)、"ゴーストブリーチ"ヨノワール(S4)、"にがにがかふん"ラフレシア(SM3H)

かるいし(1)
このデッキにおける、貴重な逃げる軽減要因です。
"ホルビー"が地味に逃げエネ2のポケモンのため、できれば温存して"ホルビー"に貼ってあげたいところ…

サポート(計10枚)

グズマ&ハラ(4)
このデッキにおける最強の初動です。このカード1枚で盤面が完成することが、このデッキの強みであるため4枚採用。
他にもタッグチームのサポートを採用したかったのですが、なくなく不採用に…

ナンジャモ(1)
このデッキは"グズマ&ハラ”により手札コストを切るため、常に手札は少ない状況が多いです。そのため、手札補充のために"ナンジャモ"を採用しています。
一応、"N"ではない理由は①デッキカットの時間がないと②手元の"N"が足りなくなったからです。
(BW/XYレギュのデッキを作ると、"N"は本当に足りなくなる…)

ザオボー(1)
現代エクストラにおいて、ほぼ必須カードとなっていると思います。相手の"ダブルドラゴンエネルギー"や"ダブル無色エネルギー"などを割ってコントロールしましょう。

カリン(1)
レジドラゴ対策として採用したカードになります。グッズロックと絡めて使うと、レジドラゴ側はわざマシンを落とす難易度が上がり、そのままコントロールすることができます。

グズマ(1)
エクストラ御用達の強化版"ボスの指令"です。
今回は殴れるデッキのため1枚採用しています。

グラジオ(1)
このデッキにおける不安定要因はサイド落ちです。進化ラインが全て2-2-2のため、サイドに落ちた進化先があったら確定で拾ってあげましょう。

フレア団のしたっぱ(1)
ホルビーエヴォドラパにおける真の敵は特殊エネルギーロックだと考えています。

特にレジドラゴ側はワザ"ラウドソニック"や"ドミネートエコー"で特殊エネルギーないしスタジアムまでロックしてきます。
現在Tier0のドラゴに対して、ワンチャン作るため、1枚で妨害できる”フレア団のしたっぱ”を採用しています。

別プランとしては、ポケモンのどうぐ"カウンターゲイン"を採用し、0エネ"ロストおくり"も候補にありました。

スタジアム(計3枚)

ボウルタウン(2)
サポート"グズマ&ハラ"から繋がる貴重なポケモンサーチ手段です。

偉大な大樹(1)
今回のACE SPEC枠です。このカードのおかげで、最速後攻2ターン目に2進化ポケモンを3体展開することが可能になりました。
最悪、ポケモンのどうぐ "ツールジャマー"で妨害されても、1体分は2進化ポケモンを出すことができます。

エネルギー(計7枚)

ダブルドラゴンエネルギー(3)
ドラゴンタイプのポケモンについていると、全てのタイプ2個分として働くインチキエネルギーです。
グッズロック前提のデッキのため、相手の"バトルサーチャー"を考慮する必要がありません。現物の"ザオボー"にも限りがあるため、今回は3枚採用になっています。

キャプチャーエネルギー(2)
このデッキにおける、貴重なポケモンサーチ手段です。サイドに落ちないことを祈りましょう。

ジェットエネルギー(2)
グッズ"ポケモンいれかえ"の効果を付与された特殊エネルギーです。"バトルVIPパス"と"グズマ&ハラ"現物をそれぞれ持っているときは、"ホルビー"に張り付けて"かるいし"を節約しましょう。

〇プレイングについて

全体を通して言えること

このデッキは早めにワザ"エヴォリューション"を言いたいため、後攻を取ります。
じゃんけんで先行をとった場合は、たね切れをしないようにポケモンを展開しておきましょう。
(ドラゴ側がワザ"トライフロスト"や"ファントムダイブ"で全滅ルート取れるのヤバい)

Plan.1 グズマ&ハラを持っているとき

後攻1ターン目、1ドロー後

この場合は、サポート"グズマ&ハラ"を使用し、そのまま展開します。

①サポート"グズマ&ハラ"使用
⇒ "タッグコール"と"グズマ"あたりをトラッシュすると良い

ポケモンのどうぐ:わざマシン エヴォリューション
スタジアム:ボウルタウン
特殊エネルギー:キャプチャーエネルギー

②ポケモンを展開する
キャプチャーエネルギー ⇒ ナゾノクサ
ボウルタウン ⇒ ドラメシヤ

Plan.2 グズマ&ハラが手札にない場合

後攻1ターン目、1ドロー後

この場合は、"バトルVIPパス"から"イキリンコ"exをベンチに出し"グズマ&ハラ"を探しに行きます。

ワザ"エヴォリューション"を打てた後は…

スタジアム"偉大な大樹"から"ドラパルトex"を立てて、最速後攻2ターン目からワザ"ファントムダイブ"を打ちたいです。
相手視点、以下のような混沌状況になると思います。的確に妨害札を持ってきてそのまま殴り切りましょう。

相手の視点
・毎ターンバトル場へ200ダメージ、ベンチに60ダメージ乗せるヤツがいる(ドラパルトex)
・グッズが使えない("ラフレシア")
・手札干渉が効果的でない("ピジョットex")
・エネルギーを破壊してくる("ザオボー"ないし"フレア団のしたっぱ"etc)

〇コラム メタカードはどこまで見るべきか…

ホルビーエヴォの本質的対策とは…

今回のコラムでは、下敷きの話はしません。
(そもそもホルビーエヴォを組む人は下敷きに妥協がないので…)

今回のように、"ツールジャマー"持ちをベンチに下げることはエクストラ勢の間ではアイディアにありました。
それに対して、対策の対策も練られていました。

ちなみに、先行1ターン目(ゼイユなし)です…

〇簡単な盤面説明
バトル場
:バトル場の"ミュウ"に"ツールジャマー"が付いているため、ワザ"エヴォリューション"が使えない
ベンチ:"イベルタル"の特性"フライトナイト"により、ワザ"エヴォリューション"が使えない

⇒ 結論として、ワザ"エヴォリューション"が使えない!!

"ポケモンのどうぐ"封じへの更なる対策とは…

結局、ホルビーエヴォに対してはワザ"エヴォリューション"を撃たせないことが主な対策方法のように思います。
先ほどの"イベルタル"込みの2段構えに対して、以下のカードが刺さります。

自分で調べていて、ワンチャンあるか考えました

"コラッタ"(CP6)はバトルポケモンについている"ツールジャマー"を剥がすことはできるため、ホルビーエヴォ側の理想プランを通すことができます。
また、進化先のラッタ(CP6)は確定でエネルギーを割れるため出した後も腐りにくいです。

その他の妨害策について

少しホルビーエヴォのデッキを触ってみたのですが、ポケモンを展開する手段が"グズマ&ハラ"に寄っているように感じました。"グズマ&ハラ"からは①"キャプチャーエネルギー"と"ボウルタウン"の2種類でポケモンを持ってくることが多いです。
ならば、スタジアムの方から妨害してみましょう。

SM後期はパワーカード多すぎ

スタジアム”混沌のうねり”は、相手のスタジアム権を1回分無駄にすることができます。これにより、ホルビーエヴォ側は十分な展開をすることができません。

"サイレントラボ"だけは割れません…

ただ、エクストラには"マーシャドー"(SM9a)が存在します。
特性"リセットホール"はポケモンの特性の効果のため、"混沌のうねり"による妨害効果は発動しません。

結局どこまで対策すべきなのか…

正直すべて対策すると、デッキ本来のパワーが下がるためおススメしません。ただ、"ツールジャマー”の採用は予想しやすいため、ベンチ引っ張り札はあった方が良いかと考えています。

〇さいごに

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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