何でそれ撮るの?逃げないの?って思ってしまう。
今朝のニュースで見た映像に、なんとも言えない気持ちになってしまった。
それは、昨日夕方まだまだ人が多く行きかう街中にある高級時計店に覆面の強盗が入り高級時計が盗まれた、というもの。
結構衝撃的な映像だった。
3人組で、黒い服に白いお面。よくドラマで見るような犯人像。
強盗ってあんなに人目についていいんやっけ…?
ガンガンやってるけど、お店の人は?え、捕まる前提なのか?
そのガンガンやってるのも衝撃だったけど、もっと私が衝撃を受けたのは、通行していく方々が結構近い距離で立ち止まり、撮影をしていること。
複数そういう人がいて、それがすごいびっくりした。
いや、正直言うと「まぁそうなるやろうな」って気持ちかも。
先日、和歌山で岸田総理に向かって爆発物が投げ込まれたという事件があったけど、その時も同じ衝撃があった。
周りにいた漁師さんによって犯人が取り押さえられていたところを報道の
方を含めたくさんの人が撮影したり、ジロジロとみていた。
もちろん何が起こっているか分からない人もいたと思うけど、あまりにものんびりしているなと思ってしまった。
「爆発するぞ、逃げろ!!」って誰かが叫んだら逃げるんかな。
今回は大きな被害はなかったけど、どうなっていたっておかしくなかったと思う。
大きな被害が出ていたら、逃げることについても注目があつまるのかな。
話は戻って、ショーケースを破壊するくらいヤバイものもってガンガンやっている人がいるのに、バールって一撃やと思うのに、すごい近いところで撮影している。
よっぽど強いのかな。護身術とかやっているとか?氣でやっつけられるとか?もしかして、もっとやばい武器もっているとか??
そうとしか思えない。
だって、動物園で檻の中にいるサルに餌をやって、それを撮影している感じだから。
なんともなく、犯行の一部始終を撮影しただけの映像が色々な番組に提供され、流れているってことになったから、結局よかったんだけど。
視聴者からの提供があってこそ、事件の状況がわかるのだけど。
それは分かるけど、やっぱり危ない。
白昼堂々あんな犯行する人達。
自分の感覚では理解できないことをする人は、危ない。
何するか分からない。
もしかしたら、撮影していることに激高してバールで一撃くらってしまうかもしれない。
そしたら、その映像はもう使えない。
だから、私は自分の理解できないことが起こったら、危険と感じたら、逃げる。
『逃げるが勝ち』の時があるから。
命あってこそだから。
動画を撮っても、アップするところも、イイネをもらうところもないから。
いや、そういうことは関係ない…はず。
私は自分でも危機管理能力が高いというか、高すぎると思っている。
仕事においてもそうで、感じた危機を共有してみても、「??」って顔されたり「まぁ大丈夫やろ」っていわれたりする。
最終的には、最悪の状態にはならずに過ぎることがほっとんどだから、オオカミ少年みたいになっているのかなって思ったりすることもある。
でも、毎回最悪の事態になっていたら生活なんてままならない。
何万回に1回起こるか起こらないかのことかもしれないけど、それが今起こるかもしれない。
起こらなかったらラッキー。
そう思いながら生活している。
別に武器を持ち歩いたり、出かけないとかそんなことではない。
そういう意識を持っているというだけのこと。
決して窮屈ではない。
だから、今回の映像は本当に衝撃だった。
なんともなくて、本当に良かった。
朝から色々と考えさせられた。
では、また。