厳しいことは人前では言わない方がよいよね。と思ったこと
よく息子との散歩で立ち寄るカフェがある。
こじんまりしたカフェで、すずらんのような可憐さと柔らかさ、そしてどことなく強さが感じられる素敵なお姉さんが一人でやってらっしゃる。
初めて行ったとき、テイクアウトした。
初めて行く店ってちょっと緊張する。
すずらん姉さんは、その緊張をいい感じでほぐしてくれ、私がこれからも店に通いやすくなるようにしてくれた。
だから私はその店がとても気に入っている。
今日は夫が飲み会だったため、夕飯は昨日仕込んだキーマカレー。
準備の必要がないので、ちょっとのんびりとお茶したいなーと思った。
そのカフェに行くか…でもいつもはテイクアウトでいってるけど、お客さんいっぱいいるし、ほかの広いカフェにしようかな…
色々と考えながら、一旦のぞいてみると空いていたので「ラッキー」ってことで店内へ。
息子は子ども用椅子に座れるようになったため、両手をあけてお茶をすることができて、それもまたまた「ラッキー」だった。
すずらん姉さんは、店内に置いてある子ども用のお菓子を持ってきてくれた。6か月から食べられるアレルギー成分不使用のお菓子!最高!さらに気に入っちゃった!
カフェって幼子連れて行くのためらわれるけど、welcomeですよーて言ってもらえてるようで、嬉しかった。
そんなラッキーハッピーな気分で過ごしていた。
そうしていると、誰か知らんが、男性が入ってきて、すずらん姉さんと難しい話をしている。
その時には私たちしか客がいなかったため、会話はよく聞こえた。なんてったって、私たちは2人のうち1人はまだ喋れない。
理解することはできなかったが、途中からなんだか不穏な空気になってきた。
多分、本当に多分だけど、お店の一部をリノベして貸す?みたいな感じかな。まぁなんにせよ、男の人は難しい言葉だったけど要は「ちゃんと考えてるのか、考えてるならいいけど、中途半端に考えてないだろうな」みたいなことを結構なボリュームで言ってた。
すずらん姉さんは、ボリュームを絞っていたし、「ちゃんと話ししたいからまたあとにして」とか言いながら、なんだかイライラしているようだった。
しばらく私は何も話せない息子と、一生懸命何かを話ししながらその嫌な空気感を感じないように努めた。息子がまだ理解できなくてよかったと思った。
他のお客さんが入ってきたことで、話が中断された。
理解できなくてよかったてその時は思った。思ったけどそのあとで言葉分からなくても、きっとなんだか雰囲気がよくないことは分かるんじゃないかと思った。
不穏な空気の時、息子はすずらん姉さんを見なかった。
他のお客さんが来てすずらん姉さんにいつもの雰囲気が戻ったら、息子はすずらん姉さんを見た。
そして、もらったお菓子をくわえてシャクシャクしながら、「大丈夫?心配してお菓子も喉を通らなかったよ」と言いたそうな顔で姉さんを見た。
そしたら姉さんは「ごめんね、心配かけて。」って言いたそうな顔で息子に笑いかけてくれた。
今日の出来事から私は2つ学んだ。
①大事な話、特に相手とっては厳しい話ほど人前で言わない方が話はしやすい。
今日の話の内容は分からないけど、男の人の言っていることはきつい感じがした。人前で(まぁ正確にいうと客前な!客のいないときにしてほしい、これ正直な気持ち)言われると、言われた方も、冷静さを失う。そうなるとだんだん建設的な話し合いにならなくなる。
仕事でも、ちょっと嫌な話をするときは少し場所を変えて言うように心がけている。人がいないところで言うと、パワハラと言われるかもってちょっとビビりながら…
②どんなに幼くても、雰囲気を察知できる。
今日息子が本当に察知したかは分からないけど、楽しい感じじゃないことくらいは分かったんじゃないかと思う。
これは家での我々の雰囲気も察知しているということだ。
夫が穏やかな方なので、息子の前で険悪な空気になったことはないけど、ちょっと私だけがピリつくことがあるので気を付けよう。
いや、ま、いいか。人間だもの。
そんな感じで今日は美味しいカフェラテとシフォンケーキと、2つの教訓をいただきました。
明日は雨。
春は3日晴れなし。その通り。
秦基博さん聴こっと。
ありがとう。
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