いれいすオリ曲考察「ジダンダーナイト」
初めまして、渡羽です!
ここではいれいすのオリ曲の考察を書いていきます。
第一弾は「ジダンダーナイト」です。
モチーフは?
この噂は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。「ジダンダーナイト」は人狼ゲームがモチーフでは、と言う話です。
結論から言うと、私もそう思います。「月明かり喰らって 夜ガ来ル」や「夜二狂ウ」など人狼を連想させる言葉が多いからです。
しかし私はこの説に違和感を持っていました。
何故なら、「全員が狂っている」感じがしたからです。
人狼ゲームをしたことがある人、見たことがある人はわかると思いますが人狼ゲームは人狼であることを隠し、狂人も狂人であることを隠します。自分があたかも普通の市民であるかのように振る舞います。
ですがジダンダーナイトでは全員が「夜ガ来ル」と笑顔で言っています。まるで夜が来ることが嬉しいことかのように。市民陣営であれば夜が来るのは恐ろしいことであるはずなのに。それに市民らしくあろうという感じもありませんでした。
だから私は最初、これは人狼ゲームがモチーフではないのでは、と考えました。人狼ゲームならあまりにも全員の動きがおかしいからです。
ですがこの状況が納得出来る役職配分が人狼ゲームには存在します。
役職配分
その納得出来る役職配分と言うのが、
騎士 1
占い師 1
人狼 1
狂人 3
と言う配分です。所謂「狂人村」というものです。
狂人村では市民側は人狼側かのように振る舞います。多数派は人狼側であり、敵だから。もし市民側だとバレればすぐ吊られてしまうからです。
そして人狼が絶対的な存在となります。人狼が死ねば狂人は負ける。勿論夜の襲撃もあります。
「リアル人狼ゲーム」と言った場合は人狼が王様の様な態度をとっても狂人はどうしようもありません。殺されますからね。人狼が独裁者で、全員の命を好きに出来ます。逆に人狼を好きに出来る人はいません。
この狂人村なら私が持っていた疑問は消えます。狂っているように見える理由はほとんどが人狼陣営だからでしょう。市民も、人狼陣営かのように動かねばならないからでしょう。
そして夜が楽しみそうな理由も「狂人」と言う役職を表しているのではないでしょうか。
狂った人間
自分が死ぬかもしれないのに夜を楽しみにしている描写はぴったりです。
大まかな役職
まずは歌詞以外から読み取れる役職について書いていきます。
この曲、一人で歌っているパートに高い声と低い声、二つの声が重なっている箇所が多くあります。
例えばいむくんの
には明らかに全然違ういむくんの声が二つ重なっています。
その一つ前の初兎くんの
にはいむくんほど明らかな違う声の重なりがありません。
いむくんの後の
と言うあにきのパートには明らかに違う声の重なりがあります。
ラップパート後のりうらくんの
も声の重なりがありますし、次のないくんの
にも重なりがあります。
そして、いふくんにはこのような重なりが見受けられませんでした。
ここでの私の考えは
声が重なっている人は狂人、または狂人を演じているのでは
と言うことです。
二つの全く違う声を重ねるのは狂人っぽさを出すには丁度良いのではと思いました。
では重なっていない二人、しょまろは一体なんなのか。
それは、人狼または人狼を騙る占い師です。
人狼であると考える理由は声が重なっていないのは狂ってるどうこうじゃなく「最初からそういう生き物」と言うことを表しているのでは、と思ったからです。
あと騙っているのが占い師の理由ですが、市民陣営にいるのは騎士と占い師の二人。なのでまず、どちらかが人狼を騙らねば市民の負けはほぼ確実です。どう頑張っても人狼を吊れないので、せめて片方は確実に吊られない位置をとった方が良いです。本物の人狼を吊ってしまえば狂人は負けるので吊られる心配はほとんどありません。人狼には市民側であることがバレますが占い師なら騎士に守ってもらうことが可能です。もし騎士が騙れば人狼に夜襲撃されて一発アウトなので騙るなら占い師なんです。
詳しい理屈はややこしいですし上手くいかない可能性も高い動きですが、ここではしょまろは人狼か占い師と言う解釈になる、と言うことだけ伝われば良いです。
今までの解釈をまとめると
りうらくん、いむくん、ないくん、あにきが狂人、または狂人を演じている騎士。
初兎くん、いふくんが人狼、または人狼を演じている占い師
と言った感じです。
歌詞から見る役職
それでは歌詞からわかる役職を見て行きましょう。
一番最初のないくんのパートです。
早速ですが、ないくんは騎士だろうと考えます。
「サンシャイン」つまり太陽の光です。
この場合光が何を例えているかと考えると市民陣営かな、となりました。
「目くらまし」は相手の目を欺くこと、らしいです。
市民陣営であると言う考察と組み合わせると狂人を演じている騎士にはぴったりではないでしょうか。
ちなみにないくんが騎士と決まったので自ずとりうらくん、いむくん、あにきは狂人となります。
初兎くんのラップパートの最後の箇所です。
おそらく初兎くんが人狼でしょう。そしてこれは襲撃の時を描いているのでしょう。
「初兎くんが人狼」と言う解釈に関してはほぼ周知の事実だと勝手に思ってます。
そして初兎くんが人狼ならばいふくんは占い師となります。
これは最初の方のまろにきパートのいふくんの歌詞です。もし初兎くんが人狼と言う確固たる証拠がなくともいふくんの「居場所ない」から少数派の市民陣営であることはわかるので占い師はほぼ確定でしょう。
歌詞から見る動き
役職がわかったのでここからはゲームの動きを考えていこうと思います。
このないむパート。初日の処刑の会議の場面を表しているのかな…と思いました。
おそらく吊りの選択肢がなんらかの要因でないむのどちらかになったのでしょう。
リンゴは心臓の例えで、「毒々」は心臓の「ドクドク」と掛けられているのではないでしょうか。どちらかが処刑されるから緊張している、と言う歌詞に見えます。
いむくんのパートです。処刑に選ばれたのはいむくん、と言うことでしょう。SOSを出しても決まってしまったからなにも変わらない。「もういいよ」は諦め、死を受け入れているように思えます。
ここから夜のターンです。
サビに関しては解釈が難しすぎるので飛ばします。重要なのはラップパートです。
初兎くんとりうらくんによるラップパート。夜です。
これはりうらくんが初兎くんに襲撃されているシーンだと思います。
理由はいくつかありますが初兎くんが「SOSなんて絶望 Death」と言っているところから襲撃しているところであろうことは想像できます。「巡り巡った感覚のメーデー」メーデーとは「助けに来て」と言うことでもあります。それをりうらくんが言っているところからも状況が予測できます。「全員が目を覚ます 引き金をカチッ」で初兎くんは夜明け一歩前でりうらくんを殺したのでしょう。
なによりこのラップパート、初兎くんは笑ってる時があるんですがりうらくんは一切笑ってないんですよね…
そして、昼のターンへ行きます。
ないくん、処刑されましたね。「もういいよ」は処刑されたってことだと思ってます。
「君にレス」、そしてMVのモールス信号は「応答せよ」と言う意味だと聞いたことがある気がするので…ないくんはなんらかの方法で唯一の市民陣営の仲間、占い師であるいふくんを見つけたのでしょう。ですがいふくんはないくんが本当に騎士か確信を持てなかった。だから信じてもらえなかった。これが「全然届かない」と言うことだと思われます。
最後のいふくんのパートです。基本的に「夜ガ来ル」を歌っているMV中のメンバーは笑顔ですがここのいふくんはそうではありません。正確に言うと「ヒトばかり嫌って 夜ガ来ル」のいふくんとそのすぐあとの「夜ガ来ル」のあにきとラストの「夜ガ来ル」のいふくんが笑っていません。
これは恐れなのかなと思います。市民のいふくんはもちろん、狂人であるあにきでも今までメンバーが死んできて、ラスト生き残れるかと言うところで少し恐れているところが現れているのではないでしょうか。
それに対して人狼の初兎くんはとても余裕そうですが…
そしてラストの「夜ガ来ル」がいふくんなこと、MVのラストで笑っているのが白黒組なことからこの夜にはいふくんが襲われたのでしょう。勝者は人狼陣営、白黒組です。
最後に
以上が私の考察となります。
無理矢理なところもありますが私としては納得しています。
異論は認めます!
なんならこの考察にはまだわからないところもありますからね。例えばラスト、実は笑っているのは白黒組だけではありません。ないくんも笑っています。ですがないくんは市民陣営。初兎くんが勝ってないくんも勝つと言う結末はあり得ません。それにどうして最初にないむが疑われたのか、どうしてないくんはいふくんが占い師であると見抜いたのか。この辺りもわかっていません。
ですがこの辺りは人狼ゲームなのでどうとでもなる気はしています。
さて、こんなに長い文章を読んでくださりありがとうございます。
これからも曲考察をしていこうと思っているのでよろしくお願いします。
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