テストまでのカウントダウン、頭の中
じぶんのあしであるく って難しいね
だからこの人生、1人で歩けなくていいから手を引いて欲しいって思える人を探せたらって、思わせてくれた人
引いてもらってばかりで、ただごめんねしか出てこない
愛しい人に両手も振れず
塞がるピアスホール
をいつまで経っても繰り返しているのは、
ただ自分の左耳の埋まってしまったピアスに重ねてるわけじゃなくて
知らず知らずのうちにあの人に持ってもらっていたものが突然降りかかってきて塞がってしまったから振れなかった両手のこととか、
治りかけのじんわり疼くような痛さとか、
もうつけられなくなったピアスが落っこちてる洗面台で、取りこぼしたあの人の寂しさを思い出してしまうこととか、
全部を詰め込んでその上で目に見えることしか語らないところが、その一文に面食らっている間にどんどん進んでいくメロディが、
歩いていく中で小さくて確実な記憶から忘れ去られていくのに、それすら気付けず無かったことになっていって、
いつの日か振り返っても見える大きくて鮮やかな思い出の、遠くからも見える外見の部分だけをあの日々だって振り返り続ける人生を歌っているように見えるから