ネタバレに配慮できる人えらすぎ
ネタバレに配慮するの難しいよ~~ってお話です。
目の前に特定の人がいて、その人がどこまで作品を読んだり見たりしているかで調整するのはできるんですけど
ネット上で見ず知らずの人に配慮するの無理じゃね?って思います。常々。
例えば週刊漫画雑誌。
私はジャンプリアルタイムリーダーを自称するくらい爆速でジャンプを読みます。
月曜0時は使命の時間です。たまに土曜日になります。
ジャンプに掲載されている漫画を読んですごい展開があると、Twitterに書くことがあります。
「アオのハコはいいぞ!」と。
本当はいろいろ詳細に書きたいのですが、0時も過ぎたタイミングでタイムラインを汚くしたくないのもあって展開までは書かないようにしています。
このときのネタバレ判定が難しい。
Twitterにはハッシュタグをつけていればネタバレ全開のツイートをしてもいいという風潮があります。
これはミュートワードを設定してない方が悪いという一種の棲み分けなのですが、そもそもそのハッシュタグの存在を知っているのは結構熱心なファンくらいで、普通の人は見たこともないかもしれません。
じゃあゾーニング失敗しとるやんけ、と言われたらそれまでです…。
そもそもそのハッシュタグも公式で大々的に宣言しているわけではないと思うので、ささやかな自己防衛にしかなっていないんですよね。
また、棲み分けの一環と言っていいのか微妙ですが「月曜日の正午を過ぎたらツイートしてもよい」と言われることもあります。
これについても根拠となるものが見当たらなかったのですが、まあわからんでもないです。
今週のジャンプ面白かったよね!的なクチコミは発行元としても宣伝効果があるのでありがたいはずですし、それを火曜日や水曜日まで引き延ばしていたらほかの雑誌の発売日に埋もれてしまうので出来れば当日中がいいだろうなと。
こういうアレコレを経て、ネタバレはいつになったら解禁していいか問題は意外と大きな論点になりそうに思います。
配慮すべきはコミックス派かアニメ派か、というのが大きいところ。
ジャンプ本誌の話はコミックス派に配慮して単行本が発売したらしゃべってもいい。とすると、アニメでしか見ない人たちはネタバレを食らう可能性があります。
じゃあアニメになったらいいのか、というとそこもまたいろいろ問題がありまして。
特に私はアニメは見ないことのほうが多いので、現行のアニメでどこまで話が進んでいるか常に把握しているわけじゃないんですよね。
なんとなく進度を把握していてもアニオリが挟まると計算がずれることもありますし。
となるとアニメを見ないとネタバレにも配慮できないんです。
ネタバレへの配慮を考えるとコミックスの収録話を確認したり、アニメを毎週チェックしたりと意外に負担が大きい。
ジャンプ本誌で読んでいる人が後進にも配慮を、というのはわかるんですが完全に受け身になられると一方的に下調べをさせられることになるのでちょっと困ります。
私個人の意見を言わせてもらうと、別にジャンプ買って読めばいいのに、と思うばかりです。
週に300円くらい、月額の電子版なら月900円です。
努力しろとまでは言いませんが、これくらいのリソースを割けないのにネタバレするなと他人に要求するのは随分と育ちがよろしいのではないでしょうか。
最近は漫画以外に動画でもいろいろな事象を見かけることがあります。
例えば、Youtubeのコメント欄でのネタバレ。
悪意があって書くのはまた別ですが、動画の中身に触れずにコメントを書くことができないとなると誰も得してないんじゃないでしょうか。
私はそもそもネタバレそんなに疎んでいない民なのでどうでもいいですし、動画のコメント欄は動画のあとに見るようにしているのでネタバレされることへの憤りもそんなにですが、動画を見ながらコメント欄を徘徊する人からするとなかなか難しい問題だと思います。
全員が「ネタバレあります」と書いて改行をたくさん入れてくれるわけでもないし、そんなことになったらコメント欄が見にくくてしゃーないのであの場所はフリーダムでいい。
それに、Youtubeの動画の感想をTwitterに流す人がいるかどうか知りませんが、もしいたとして「まだ見てないんですけど!ネタバレやめてください!」って言われたら???ってなりそうな気がします。
それぞれ事情はあるでしょうけど、基本的に公開されたときから感想はオープンなはずなので。
それに動画投稿者としても公開されてあまり間もないタイミングで話題にしてもらったほうが絶対にいいので、感想のツイートを抑制するのはあんまり好ましくないように思います。
動画コンテンツは瞬間最大風速が大きいので、雑誌とかの比じゃないんですよね。
私はネタバレ配慮はほどほどに諦めはじめたところです。
みなさんは配慮や自衛をがんばってください。