渋滞する耳
先日、電車の中で少し気になる光景を目にしました。
その人はピアスで飾られた耳にイヤホンをさし、マスクをしていました。
こう書くと大したことはないのですが、その時の私は耳に負荷がかかりすぎていると思いました。
イヤホンとピアス、イヤホンとマスク、ピアスとマスクであれば何も思わないかもしれませんが、三重の用途はあまりにもゴテゴテして見えました。
あるいは、ピアスが少しごつかったせいもあるかもしれません。
私の耳にピアスなあなが空いていないせいかもしれません。
ともあれ、私は渋滞している耳がきになってしまったのです。
その感情はなんだったのか、今でも言葉にできていません。
驚き?関心?呆れ?
どれも違うし、でもどこか合っているような。
言葉にできない感情は、いまもここに燻っています。