GW 秋田県に行ってきました
1.旅の計画
ここ数年、コロナ感染症もありGW時期の遠出は敬遠していました。漸く、今年は晴れて旅行を計画できるようになりました。おそらく、日本全国で同じ考えで出かける方々も多かったと思います。
私自身、定年退職し新潟で新たな仕事にチェレンジしている毎日を過ごしています。そろそろ仕事も慣れてきたし、何と言っても今までに行ったことなない「県」に行きたくて「2泊3日で秋田旅行」を計画してみました。
今回の旅行は「夫婦2人の節約旅行」として「往復の道中は高速を使わない」さらに「一泊は自動車内の車中泊」として「旅費・宿泊費」を節約しつつ楽しい旅にできるように工夫を行う!
こんな考えで旅行を計画してゆきました。
2.秋田県での出会い
旅行では思いがけない出会いがあると思います。名所・旧跡での出会いや、思いがけず出会った人・場所も加わってくると思います。
(1)男鹿駅
男鹿駅は、「男鹿線の始発駅であり終着駅」です。つまり「男鹿駅の先」はなく、すべて「秋田方面行き」となります。
「道の駅天王グリーンランド」で車中泊し、男鹿半島に向かい、たまたま「男鹿駅」を見つけたの早朝立ち寄ってみました。
小生「撮り鉄」ではないのですが、記念に一枚写真に収めました。この直後です。5月5日(日)朝7:02発の電車に乗るために「男子高校生」が飛び乗って行きました。
この「男鹿駅」、「終着の駅」とも言えます。でも早朝の電車に飛び乗る高校生の姿は「男鹿駅は始発駅」であることを確信する出来事でした。
この高校生の姿が、将来の幸せに向かって走ってゆく瞬間に自分夫婦が立ち会えたと感慨深い思いでした。
(2)海を見る「お父さん」、畑を見る「お母さん」
新潟から秋田までの北上道中は「海岸線」をひた走ってゆきます。その海岸線沿いには、小さな漁村と小さな畑が、無数に点在しています。
いろんか漁村を通過してゆくと、「お父さん」が一人で海を見ている風景に出会います。そして、その近くの小さな畑では「お母さん」が畑を見ているんです。
この「お父さん・お母さん」(実年齢は不詳)が、「絵になる・かっこいい」。長年ずっと仕事をしてきた漁場を眺めてか?植えたばかりの野菜の状況が気になってなのか?その姿は、都会のサラリーマンでは醸し出すことが出来ない「何か」があるんです。
翻って自分は?と自問すると、お恥ずかしながら「あのカッコよさ」を出すことが出来るか?自信なしです。
(3)払田の柵(ホッタノサク)
この「払田の柵」は、「大仙市」にある平安初期の「柵」らしいです。
たまたま「二泊目」した「史跡の里交流プラザ柵の湯」に近いこともあり新潟に帰る途中、「まぁ~ちょっと寄って行こうか」程度の軽い気持ちで訪れた場所でした。そのため、予備知識「ゼロ」
行って驚きました。その「規模の大きさ」と文献が残っていない「謎の柵」であることです。
各施設跡に説明文があり読んでみたところ「蝦夷(えみし)との宴会場」とか、一番高台に「行政・神事」を行う施設などなど。
この高台に上ると盆地一帯が見渡せます。緯度的には「奥州藤原氏の平泉」よりも「北」に位置しているので「平安初期の技術では稲作は極めて困難な地域」であると勝手に想像すると、中央政権の出先機関が、なぜ「ここに?」っと、当時の行政官は「ここで何を考えていたのか?」ロマンを感じます。
何と言っても「日本書紀・古事記・続日本紀」などの文献に記載がないので、自分勝手にあれこれと古代史を想像できることが嬉しいです。
(4)番外:アイスクリーム売りの「おばあちゃん」
番外として「アイスクリーム売りのおばあちゃん」が、何と言っも「かわいい」
道の駅や各イベント会場は、もちろんいますし、道端にも「ビーチパラソル」の下に「ちょこんと」座って「アイス」を売っています。
その姿は、なんとも「平和」で「かわいらしい」んです。人生の先輩に向かって失礼ですが、「おばあちゃん」の姿に秋田県の「おおらかさ」を感じることが出来ます。
まとめ
今回の「秋田旅行」は、思いがけず「未来に向かう高校生の姿」「人生の苦楽を思わせる父母」そして「かわいいおばあちゃん」に、それぞれ出会えた素晴らしい旅行でした。
もちろん「なまはげ館・武家屋敷・払田の柵・各道の駅」と名所・旧跡も素晴らしいです。
更に今回の旅行は、「一期一会」=「一瞬の出会い」を満喫できた旅行でした。