![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146407805/rectangle_large_type_2_f57c07c184b54e9742873927dd01f6db.jpeg?width=1200)
ビジネスパーソンは勉強しないのか?
「人材資本やリスキニング」っと言った言葉が横行しています。
その一方で、最近見たYouTubeでは「ビジネスパーソンは勉強しない」と言った話も出ています。
皆さん、ご自身や周りの上司・同僚・部下を見ていてどうのように感じていますでしょうか?
1.勉強していますか?
小生すでに「60歳還暦オーバー」の年代です。今更「リスキニングだ!」「学びなおしだ!」と言った話題には縁遠い年代になっています。
では、自分に問いまして「勉強していますか?」
回答は、「半分手を挙げてYES」と答えたいです。
何を?→英字新聞と毎日格闘し2週間で読み上げる+毎日「ABC/NBC」や「BBC/DW」など海外NEWSを見て日本以外の情報を収集しています。
「それって勉強ではなく趣味」っと突っ込まれそうですが。
奥様は?ただいま「新しい仕事」で職場でのOJTを学びながら「手話」も勉強中っと言った、スーパーレディーぶりを発揮中です。
それでは「会社の皆様は?」
雰囲気は、残業も多くて勉強どころではない雰囲気を醸し出しています。
ただOJTとして、ビジネス上の案件をいろんなテキストを調べ・専門家のコメントを確認しながら営業活動を行っている姿は、やっぱり勉強を行いながら営業活用・業務を推進していると思います。
でも何故か、「勉強していますか?」の問いかけには「はい、やってます」と素直に答える雰囲気は何となく無い様に感じます。
2.勉強って?
以前「東京」で会社勤めを行っていた際、朝8時前に会社近くの喫茶店で「ファイナンシャルプランナーや社労士」の勉強なんかを行っていました。
同じように、朝早くの喫茶店は「英会話の勉強」「宅建を目指す人」「難しい経理・会計の本を紐解く人」などが、ひしめいていました。
リスキニングなんて言葉が流行る前ですから、やる人は朝活をしっかりやっていたんです。
こうなると「会社外で自習する=勉強」っと言いたくなります。
でも上記の「OJT」も「勉強」ですよね。業務に直結するので最も効率よく学べることになると思います。
また会社も「人材育成プラン」と銘打っていろんな講座を設けて従業員の能力向上や受講満了で成績評価の加点項目にするなんて活動もやっています。この会社の講座は、会社がある程度受講料を負担してもらえるのでお得感もあります。結構、積極的に取り組んでいる社員もいると思います。
勉強は、「やった人」と「やらなかった人」で当然差がついてきます。当たり前と言えば、当たり前ですが・・・・・。
では問題です。「勉強をやった人」と「やらなかった人」でどちらが「仕事ができるでしょうか?」
難しい問です。「勉強をやった人」と答えたいですが、「?」です。
では「やらなかった人」ですか?こちらも「?」です。
3.仕事と勉強
小生もサラリーマンを30年以上もやってきてので「仕事ができる人」「頭はいいけど仕事はねぇ~」たくさん見てきました。
「勉強してなさそうだけど仕事ができる人」は、たいてい入社から数年間、みっちり「OJT」で「数字の見方・考え方」を仕込まれて理論立てて説明できるように教育されてきています。それに加えて若い時に「労組」に入らされて「労務制度」も覚えさせられます。
つまり、基礎勉強を「OJTの形」で数年間仕込まれた結果、仕事で「ある事象」が発生した時、「理論構成」ができるので「判断」を行うことが出来る。また、「ある事象」と「類似の事象」を関連付けて解決策を導き出せる。こんな事象を多々見てきました。
では今の会社の若手社員は?
この「基礎部分のOJT」が中々できていません。会社の常務内容が全く異なるので一概に言えませんが、「会社生活上の基礎的な部分」が手薄な感じを受けます。
AIやDXなどシステム化が急速に進展してゆく中で、最新の技術・情報を取り込んで事業・営業に落とし込んでゆかないと競合に競り負けてしまう時代になっていると思います。
そうなると「OJTや勉強」も即効性のある「技術・テクニック」に走るのでは?また走った方が「最先端ポイ」のでカッコいいと感じるのでは?
還暦ジジィの考えは「やっぱり基礎勉強でしょう」と言いたいです。
よくプロジェクト案件で「そもそも論」と言う言葉を聞いたことがないでしょうか?
小生もPJを任された際には、この「そもそも論」のお世話になりました。
PJが白熱してくると、だんだん当初目的から離れて別の事象の取り組みが優先させるような事態に陥ります。ことあるごとに「そもそも、このPJは」と言っていると方向性にブレが生じません。
AIやDXなどの技術革新は重要だし、追いついてゆかないといけません。でも「そもそも、何で当社・当事業でAIやDXが必要なのか?」
この「そもそも何で」を理解していないと「勉強しても勉強しただけ」に陥ると思います。
まとめですが
人的資本・リスキニングで「勉強」は時代の要求ですので食らいついてゆく必要があります。
でも「そもそも自分が、何で?」を冷静に問いただし、自分自身で「理解」したうえで、「では、どの勉強が基礎として有意義か?」を見定めてからスタートしてもよいのではないでしょうか?
小生の時代は、有無を言わず「この数字を○○までにまとめろ!」とか、「何でこんな数字になるんだ!説明しろ!」って言われ続けていました。
まぁ~今の時代はないでしょうねぇ~
でも、基礎的なところは、そうそう変化はないと思います。ビジネスパーソン諸氏、いったん立ち止まって「そもそも、なぜ」っと一呼吸置く余裕をもって臨んではいかがでしょうか?