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第1回JBCF綾川町ロードレース

お久しぶりです。
愛媛大学サイクリング部部長のサカシタです。

長らく投稿をご無沙汰していましたが、上げよう上げようと思って全然あげていませんでした。

たまに上げますのでたまに覗いてください。

以下は私が所属する愛媛県の実業団チーム、Team luppiのインスタ投稿用に書いたレースレポートです。
本当に再開する気があるのか。


第1回JBCF綾川町ロードレース
7.9キロコース5週 39.5km

E3 坂下勁慈 18位/56人
E3ポイントランキング 7位→5位

【レースレポート】
・レース数か月前、コースプロフィールを見ると我々が普段練習に使う登りに似ているなという印象。通称、五明。今回のコースは、前半は淡々と登り、後半は下りといくつかのコーナーを含んだ平坦という感じ。この登りの距離と獲得標高が五明と同じであった。私はこの五明が苦手で嫌いなので、専らそこで往復練習を行う。けれど苦手は苦手、嫌いは嫌い。
 レース三週間前、5ステージ鈴鹿に出場。そこで集団で生き残る感覚を養った。後半ステージは集団ゴール狙いだったので尚更、脚を使わない走り方を意識した。流れるコースでは、集団の中の流動に乗って位置を前後させる走り方が効率的である。なるほど。
 レース一週間前、石鎚山ヒルクライム。前日まで他県でのインターンシップに一週間ほど参加していた。もちろん自転車は持っていけないので、ランニングや自重の筋トレで体力を保つこともできたがその土地の豊潤な食材の魅力に負けて、食欲のままに生きた。鉄板の上でバリバリと焼けるハンバーグ、黒光りするおでん、のどを集団でダウンヒルするビールが私のヒルクライムを不首尾なものにした。許すまじ。石鎚山を終え、もちろん調子は良くないが、あと一週間でレースを走ることができる身体に戻さなくてはならない。しかし、石鎚山ヒルクライムが少し刺激になって上手くピーキングできそうだ。そして、今になって高校の時に作ったノートを見返すと我ながら金言揃いだ。クランクの10時当たりから足を水平にし、上死点をえぐるようなコンパクトなペダリング。反作用で骨盤が立つ。腰が曲がって、腹筋と背筋が使える。お腹の前に空間ができるので足を上げやすくなる。調子が良かった時の乗り方に寄ってきて、自転車に乗るのが楽しくなった。
 レース前日、よく練習に使った登坂を一本。調子は悪くなさそうだ。

レース当日、アサイチの試走に出る。竹熊キャプテンと確認しながら具体的な走り方を考える。登りは思ったより緩やかだった。あくまでも思ったよりなだけ。登り中盤にさらに緩やかになる。ここで前を引くのは避けたい。登りが終わると15秒ほど急な下りがあり、直角に曲がって短い登り。集団後方だとかなり足を使うので、是が非でも前に居たいところ。そして長い下りを終えるとまた直角コーナー&短い登り。そして、スピードが乗る平坦といくつかのコーナー、最後は500ⅿ程続く、二段階の登りでゴール。短気になって早や掛けすると刺されて終わるのが目に見えるぜ。

スタート直前、位置取りは二列目。悪くない。スタートで前に位置取ると、リアルスタート後のペースアップに付き合わなくても集団に残れるのでオヌヌメ。松山学院の井上選手がかなり強いのでマークするようにと監督からの指示があった。それとVCヴェローチェとミネルヴァアサヒが筋骨隆々マッチョマンだったので注目。あと、CR3Wの望月選手が登坂能力では到底かなわないので注意しなければならない。
作戦は、とにかく落車しないこと。前で走ること。大きい逃げは潰すか乗ること。つまりいつも通り。現在、E3のランキングで7位ということもあり、このまま10位以内に残れば年末にE2に昇格できる。ので、今回のレース順位で昇格できなくても少しでも多くのポイントはもらおう。

・レーススタート。
 一周目からギリギリ残れるスピードで登っていく。井上選手が早々にアタック。目掛けで追う。例のペダリングが覿面に効いて楽に走れる。下りに入るとペースが落ち着く。何とか生きながらえた。ここで上がるとついていける自信がない。しかし、ここでアタックするとしてもコーナーで減速するので美味しいところがない。ああよかった。下りは湿っているがコーナーは乾いていて心配するところはない。と思っていたら結構なスピードで直角コーナーへ。ガシャッという音。落車。一週目は起きやすいので気を付けないと。二週目へ入る前に井上選手を捕まえる。U17でギア比制限があり、トップギアは確か49×14。50キロを超えると回りきるだろうし、体重もないように思えるので一人で逃げ切るという脅威は無さそうだ。
 二周目でもほとんど同じような展開だった。わらわらと後続が少なくなっていく。けれどもまだ30人以上いる。些細なペースの機微には付き合わない。何度か前も引いたし。井上選手を捕まえる動きもした。
 三周目、きつすぎる。顔が歪む。ポーカーフェイスとかできん。あと普通の眼鏡かけて走っているのでなおのこと。この週も同じように消費していく。井上選手のアタックには取り合わないという共通意識のもと集団も平穏だった。
 四周目、ダメだ、人が残りすぎている。足を削って残るつもりでも10位以内には入れない。登りでさらにペースアップ。もう少しはついていける。これで少しは選手が減りまほし。
 五週目、最終周回。すぐにペースアップ。集団が二つに分かれる。私は二つ目より少し遅れる。斜度が緩まるところで追いついたが10位以内に入るには一つ目の集団に入る必要がある。本格的に登りに入るとズルズルと遅れ始める。もう、10位以内は無理なのでなるべくペースを守ってこれ以上順位を落とさないように走る。目掛けで見える前二人に追い付きたかったがそのまま18位でゴール。


 24人しか完走できないレースだった。ポイントランキングも5位になった。私は南魚沼には出ないが、大きいポイントが設定されているのでそこで捲られないか心配。

 当初は雨が予報された本大会でしたが、良くも悪くも晴れて蒸し暑い一日になりました。選手の皆さま、お疲れ様です。大会関係者、ご協力くださった近隣住民の方々、ありがとうございました。

 

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