同棲・結婚・シェアハウスなどの共同生活のノウハウ - 超具体的なTIPS編
同棲を始める友人から、同棲生活のノウハウや注意事項などを聞かれたことが今までに3回ほどありました。そこで紹介してきたことをまとめます。
ノウハウは、心構えと超具体的なTIPSの2種類で、本記事ではTIPSを紹介します。
心構え編はこちら
前提
以降で紹介するTIPSは、かなり具体的ゆえに人によっては使えない可能性もあるので、前提として僕とパートナーの関係や簡単な情報をまず記載します。
僕は、当時は彼女で現在は妻のパートナーと2020年3月下旬から同じ家で生活しています。執筆時点(2023年5月)で合計3年と少しというところです。
仕事
私:フルタイム勤務、フルリモートかつ残業が少ない(月に10-30時間)
パートナー:フルタイム勤務、フル出社かつ残業が多い(僕の倍は余裕でいっています)
お金
基本は別だが、後述する共有口座に定期的にお金を入れて、光熱費などはそこから払う
よって、金銭的な負担は同じ
家事分担
私8割、妻2割というところ
それでは紹介していきます。一覧は冒頭の目次をご覧ください。
お金周り
二人が使うものはすべて割り勘をする
細かい不満や申し訳なさが減る
どちらかが細かくてどちらかがルーズだと、絶対に細かいほうのストレスが溜まります
二人が使うものは、例えば家賃や光熱費や光回線などのインフラ、日用品、家具家電、車など
そのために後述の共有の口座を作り、基本は共有のクレカですべて支払う
どちらかが現金や個人利用のクレカや〇〇ペイの残高払いをしたら、〇〇ペイやKyashといったサービスで割り勘をする
簡単に1円単位で割り勘できる
というか現金で割り勘は平成までだと個人的に思っている
「アプリはめんどうだから現金がいいじゃん」と思う方は、ぜひ一度冷静に考えてみてほしい
計算してお札やら小銭を渡すほうが絶対に時間がかかる。最初にインストールとそのアプリで相手のIDを登録すりゃいいだけ。
(手数料0円ならだが)ネットバンキングに相手の口座を登録しといて銀行振込をするほうがまだ現金より早い
僕は使ったことがないですが、シェアハウスなどで友達同士だから共有口座と共有クレカはいまいちなら、Kyashの共有口座やB/43といったサービスを使うのがよさそう。
共有の銀行口座を作る
後述の共有のクレカや賃貸などの割り勘引き落とし用
xxx万円を下回ったらお互い50万円ずつ振り込む、などルール化して、常に一定残高を保持しておく
以下を複数満たす銀行がよい
高金利(0.1%以上)
クレカの口座振替が設定できる、しやすい
マイナーだったり新しい銀行だと、設定できなかったりネットで設定できないことがある
他行への無料振込回数がある程度(5回以上)ある
スマホATM対応(キャッシュカードレスで入出金できる)
各々が使っているメインバンクと異なる
名義につき一口座しか作れない銀行が多い
上記をすべて満たすのはauじぶん銀行くらい(2024年1月4日時点)
そこそこ満たすのはGMOあおぞらネット銀行、ui銀行、楽天銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行あたり
ただし、基本的に証券口座と紐付けたり口座残高がある程度ないと満たせない
我が家は楽天銀行を共有口座にしてる2024年1月にGMOあおぞらネット銀行2024年4月にSBI新生銀行にした楽天銀行は300万円を超えた分の金利が0.04%と高くないため
GMOあおぞらネット銀行は、証券コネクト口座に移さないと金利が低いままっぽく、さらに外貨預金残高かデビットカードの利用料金がある程度いかないと、他行への無料振込回数が少ない。ついでに、クレカのネットでの口座振替設定やそもそも口座振替に設定できない場合がある
SBI新生銀行はSBI証券と繋げば高金利(2024年4月時点で0.15%)かつ無料振込回数が多い。スマホATMがないのは残念なので、いずれ対応してくれることに期待する
共有のクレカを作る
割り勘支払い用
還元率1%以上がよい
車持ちなら(できれば条件付きでもいいので無料で)ETCカードを追加できるものがよい
クレカで貯まるポイントは、使い所に悩まないために引き落とし額から勝手に相殺されたり、ポイント交換先が引き落とし額の相殺に使えるものがよい
参考までに、我が家はジャックスカード(旧REXカードライト?)を使ってる
(後述のApple Payなどでなくても大丈夫なケースが多いが)家族カードを作る ※結婚しないと多分無理
そうすると、例えば妻がクレカ契約者でサービスAの契約者が夫だとして、サービスAの支払いカードの名義人が契約者と同じじゃないとNGのとき、家族カードの名義は夫だからサービスAを共有のクレカで支払うことができる
「クレカで貯まるポイントは、使い所に悩まないために引き落とし額から勝手に相殺されたり、ポイント交換先が引き落とし額の相殺に使えるものがよい」で、それっぽいワードでググって出てきた記事を載せときます。
日常的に共有のクレカで支払えるようにする方法
Apple PayやGoogle Payに共有のクレカを登録する
スマホさえあれば共有クレカのタッチ決済やQUICPayやiDで支払える
PayPayや楽天ペイなどの〇〇ペイで共有のクレカを登録する
端末さえあれば〇〇ペイで共有クレカで支払える
〇〇ペイは、支払い方法に残高払いとクレカ払いがあることが一般的
ただし、少なくともPayPayは同一カードは一つのアカウントにしか登録できない(家族カードはたしかいけた)し、2023年の8月からはそもそもPayPayカードしか登録できなくなる
特定のカードに限定されていたとして、お互いがそのクレカを個人利用していなければ作ればいいだけ
クレカの入会申し込みは5-10分あれば終わります
Apple PayとGoogle Payについては前に紹介したことがあるので、詳細なメリットや登録方法はこちらをどうぞ。
契約系
賃貸や口座などの契約者は、どちらかに固定する
契約者のほうが、関係がこじれたときに有利なので、賃貸や口座の契約者はお互いに要相談
もろもろの契約者は、結婚したら名字を残すほうにしておく
僕は名前に執着がまったくなくて奥さんの姓に変えたので、我が家は基本奥さんの名義でもろもろ契約しています
家事
担当はある程度明確に決めておく
決めておかないと、相手がやらないことに対して不満を抱くもとになる
かかる時間、好き嫌い、リモートかどうかなどを考慮するとよい
家事の種類だけで明確に役割分担せず、いろいろな切り口で最適解を見つける
他の切り口として、主に時間軸(曜日、時間、月など)やお金周り(年収や消費)などいろいろある
片方だけリモートワークで多くはリモートワーク側がやっているなら、休みの日にたくさんやってもらうなど
いろいろな切り口を、お互いが最も不満が少ないようにうまく使って割り振る
参考までに我が家の場合
フルリモートの僕が大体のことはやっており、契約系なども僕がほとんどやってる
その代わりに、土日の料理と食洗機で洗えないものの洗い物は奥さんにやってもらってる
あと、奥さんが早く帰ってきたときは、平日でも結構料理をやってもらっている
なにかの契約や旅行のホテルの予約なども、担当を決めておく
スムーズかつ不毛なストレスが減る
ドラム式洗濯機や食洗機やロボット掃除機などの時短家事を積極的に買う
不毛な時間とお互いのストレスが減る
二人の時間が増える
投資をケチらない
二人で買えば、一人あたり半分の価格で二人ともメリットを享受できるので、実質4分の1の価格で買えることになるか??
こちらの記事も合わせてご覧ください。
アカウント
共有のGoogleアカウントを作り、共有するものはすべてそのアカウントをベースに運用する
共有の銀行口座だったり光回線だったり電気だったりのアカウントは、すべて共有アカウントのメールアドレスで作成する
共有のメモ(Google keep)やスプレッドシート、Googleドライブ(入れるファイル)は共有のアカウントで運用する
別にそれぞれのアカウントで適宜相手のアカウントにファイルなりを共有するでもいいが、それはめんどうである
Gmailアプリなどのメーラーにどちらも該当アドレスを登録して、メールを片方が既読にしてもう片方が気づかない問題への対処方法
IMAPではなくPOPで設定する(僕はやってないので使い勝手は知らない)
共有アドレスをメーラーに登録するのは片方だけにして、そのアカウントの設定でもう片方の個人利用アカウントへメールを転送する
こうすると、受信アドレスを分けられるので、未読既読もそれぞれのアカウントで分けられる
(お互いが許容できるなら)個人アカウントのGoogleカレンダーを相手のGoogleアカウントと共有する&2人の予定は共有アカウントに作成する
「xxxっていつだったっけ?」みたいなことを、聞く/聞かれる回数が減る
やり方の参考記事
詳細は知らないが、↑にも書いてあるファミリーカレンダーなるものもいいかもしれない
2人の予定は、共有のGoogleアカウントのGoogleカレンダーにお互いの個人アカウントへ予定編集権限を付与して、個人アカウント経由で共有アカウントに予定を作成する
この設定で、個人アカウントから共有アカウントの予定を作ることができる
共有アカウントでいちいち予定を作るのがめんどうなので、個人アカウントの操作で共有アカウントの予定を作りたいのです
個人アカウントの予定にパートナーを招待する方式だと、カレンダーに自分とパートナーの予定で合計2つ表示されてしまい邪魔
ネックなのが、設定方法がちょっと難しいし、多分調べてもあまり出てこない
【共有したGoogleカレンダーの共有の実例】
パープルとグレーと青が僕の予定やタスクで、濃いピンクが妻の予定、オレンジが共有アカウントに作った2人の予定です。
予定を共有したい場合の他の選択肢
紙のカレンダーに書く
共有のGoogleアカウントでGoogleカレンダーに予定を作る
共有のGoogleアカウントのGoogleカレンダーにお互いの個人アカウントを共有して、共有アカウントを通して個人の予定を共有する(できないかも)
(めんどいが)共有したい予定は毎回相手のGoogleアカウントに共有する
TimeTreeやカップルアプリを使う
使い勝手は不明
ならGoogleアカウントの共有アカウントでよくない?という思いはある
関係する写真はすべてGoogleフォトで共有する
Googleフォトは楽かつUIがめちゃくちゃ使いやすい
iPhoneのFor You的な機能があり、二人が撮った写真/動画のどちらもそこに出るのがグッド
写真はさすがに全部共有するものじゃない、といかしたくないから共有アカウントは使っていない
我が家は、食べ物などの共有アルバムをいくつか作るのと、旅行などのイベントごとに共有アルバムを作っている
Googleフォトの共有アルバムの例
Googleマップで飲食店や旅行先の候補などのリストを作って共有する
共有すればお互いがいつでも見られるかつ編集できる
お互いが充実させていく
Googleフォトの共有アルバムの例
黒塗りは住んでいる場所の地名です。
おわりに
おわり
心構え編はこちら。より大切なのは心構えだと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?